発端は不明だが遠道の庭がまだタグナットという名前のころ拝読を始めたような気がする。 当時は第一話の最終更新だったような気がする。 強烈に引き込まれたのは 5 ページ目の「ではここで聞いてくださいっ」「私の部下の言い分を」→「は?」→「眠くない?」の部分だ。 言霊(ことだま)とでもいうのだろうか、当方には「面白い?」「面白ければ」「続けて読みゃいいんだ」とささやかれたに等しい。
個人的にはキリタイロの雰囲気が大変好みではあるが、たぶん息抜きに書いているのだろうから、今後に期待することにしよう。
さて、たまに読みに訪問するくらいの不真面目な読者であるので、 Q&A ログがあることに最近気づいた。 そこに気になる問答を発見した。
Q. 領地クアントの看板に414と数字が書かれていますが、領地にはそれぞれ番号が割り振られているのでしょうか?
A. 実はアレを描いた当時は「領地に番号割り振ろうかな」と思って適当に描いたのですが、結局何もしないまま今日に至ります。 しかもクアントに414をこじつけるいい方法が思い浮かびません・・・
あぁ、コジツケか、考えるのは楽しいよな。 いっちょ、やってみるかと思った。 しっくりくるかはともかく、条件にあう方法が得られた。 書き散らしとして、置いておくか、作者にご案内するかは別途検討だが、自分の備忘録として記述しておく。
条件としては 414 という看板が Quant にあるということ。 第五話 8 ページ目 5 コマ目、メイナードさんのおうちから帰るときにアンドが「る」攻めに遭っているときに道端に「 414 Quant 」という看板がある。
他に条件はないかと考えたら、他にもどっかに看板あったなーと思い出した。 あった。 第一話 3 ページ目、自転車に乗ってノーニーに一時間自転車をこいで到着したところに「 181 norny 」という看板がある。
414 Quant と 181 Norny を満たす法則をコジツケで考えてみる。 他にも数字のある看板があったらハタンするとみられるが、この二つで考えてみる。
数字が表す三桁について、それぞれ XYZ としたときに、 XY が Savepray からの特定の規則による道のりを経た場所を表し、 Z が方向という場合のパターン。
8x8 のマスでは普通に考えると 64 以上の値は出てこないので、三桁の XYZ を分解するには X-YZ は Norny が 81 となりこのパターンは排除だ。
進数が小さいことを考えたが 8 という数字が Norny にあるので 8 進数はなし。 9 進数を考えたが世界が 8x8 で 9 進数はいかにも不自然。 よって 10 進数と考えることが自然。
三桁の XYZ をもし、 XY-Z にすればどうか? Quant では 41 、 Norny で 18 ならムリクリつくれるかもしれない→このセンで考えてみよう。
Quant で 41 、 Norny で 18 を満たすパターンを考えてみた。 マス目で数えたときに四隅のどこから埋めるように数えても Quant と Norny は近すぎる。
「 Norny の数字が小さく、 Quant が大きくなるようなパターンは?」というと端から埋めていくのではなく、ほかの考え方が必要だ。 ふと螺旋(らせん)を思いついた。 これなら外周から入って行って、内周に行くにしたがって数字は大きくなる。 Savepray から数えると Norny は 17 になる。 Quant は数字が大きくなる。 ということで、螺旋パターンありそうだ。
ただ、このパターンだと Quant は 60 になって大きすぎる。 数字を小さくする方法を考える。
コマ数で数えていたが、そもそも看板は Quant の中の 414 だったり、 Norny の中の 181 じゃないか? と考えたときに看板は地域全体を表すわけではないことに気づいた。 看板はその地点付近を表しているに過ぎない。 したがって、 Quant の中には 414 前後の数字のある看板がある可能性が出てきた。
そこで、コマで考えるのではなく、辺で考えてみたらどうか? Quant が 41 前後になる方法がある。 ただし、辺が使われるのは理由も必要だ。
この方法なら、すべての領地に対して番号を振ることもできるようになり、 47 までとなるが、いけるかもしれない。 作図の都合で、元の WorldView の図を左に 45 度回転した形でないと描けないので、そのように作成している。
たとえば、 Savepray からの人の移動はどうか。 カムバックホームは黒魔法だから、白魔導士は例外を除いて(笑)、短時間で移動できる方法がないことになる。 しかし、たとえば白魔法で、あるいは白魔法でも黒魔法でもない方法で辺を飛ばして移動できる方法があったらどうか?
一歩で辺を一つ飛ばすような、 Virtual Magic Tunnel のような仕組み。 辺を飛ばして、各領地の隅っこに移動する方法。 下の図の★マークのところに出現することを考える。 こうなると辺を飛ばして出てきたら、四隅にでるわけだから、どの方向がどの領地であることを示す必要があり、看板の意義もある。
方向に関しては、方角を採用(絶対方向)するか、今までの移動からの方向を採用(相対方向)するかは一考の余地がある。 今回の考察では下方向からのアプローチなのでどちらも同じ結果になる。
看板の先頭二桁は場所を示し、残りの一桁は方向で行きたい領地を示すものとしてみる。
Majolike の人が世界に黒魔法(カムバックホーム)を使って移動しているように、 Savepray の人が白魔法か、黒魔法でない方法で移動するための仕組みとして使い、その仕組みを使って移動した先で必要な看板についている数字がくだんの 414 Quant と 181 Norny と考えた。 出口は各領地の角、下図中の●で示したところだ。 つまりは Norny 近辺には出口が二か所あって、第一話 3 ページ目、自転車に乗ってノーニーに自転車をこいで行った先で見えた看板は出口 18 のそばを通過したと考えられる。 Quant も同様 41 出口と 42 出口があって、 41 出口の第 4 方向が Quant であることをその看板の近くの通過者に知らせるモノであると考えられる。 たぶん近くに 413,412,411 の看板もあるのではないかと。 むろん 42 出口のほうが近そうなら、 42 出口から出て、 421 の看板を探して、そちらに行くという方法もあろう。
数字が表す三桁について、それぞれ XYZ としたときに、 X が方角風象限、 Y が中心からどれだけ離れているかの点、 Z が何らかのエリアという場合のパターン。 ただし、 Y が二桁の場合がでるので、 Z は必ず一桁とする。 コジツケパターン1で発生したパラダイムシフトによって、エリアだけではなく、点にも数値を割り振れることを認識したので、それを応用する。
下の図のように中心から左 16 の領地を 1 、下 16 の領地を 2 、右 16 の領地を 3 、 上 16 の領地を 4 とする。
詳しい作図は、パターン1と同じく左へ 45 度回転させた状態で行う。 よって、 X が 4 の象限に含まれる領地は Majolike, Hardcart, Fikeny, Iveny, Quant が該当する。
X が 1 の象限に含まれる領地は Bandvanger, Norny, Decuter, Warf, Sover が該当する。
中心 0 とし、その次の数字 Y で中心からどれくらい離れているかを示す。 Y は二桁になることもあり、全体が四桁になるが、間が二桁であることが確定するので、特に問題ない。
看板の先頭一桁は象限を示し、右から一桁の Z はそのエリアのどこかを示し、間にある一桁ないし二桁で中心からどれくらい離れた場所であるかを示す。 もし、右から一桁はそのエリアの中の象限を示すとすると、下のように場所をそれなりに細かくエリア分けできるともいえる。 4 つに区分けしたが、 0-9 が使えれば 10 分割できるし、 0-F までの 16 進数を使えば 16 分割できるし、 0-Z の数字 10 個とアルファベット 26 個を足した 36 個なら 36 分割もできる。 平方数を使うなら 4,9,16,25 あたりになるだろうか。
あまり増やしてもアレなので 4 分割で考えてみる。 仮に 181 Norny を例にとれば、第一象限の 8 近辺の Norny の中の 1/16 の範囲を示すといえる。 第一象限の 8 近辺の 181 は Bandvanger や Decuter やまだ名前のわからない領地にもあるが、 Norny と規定することで下図中の黄緑色のエリアのみとなる。 仮に最後の桁がわからないときでも 18 Norny であっても黄緑と水色の範囲となり、 Norny の四分の一のエリアと規定できる。
また、 191 Norny や、 1131 Norny や 1141 Norny なども考えられる。
上記の例にならえば、 414 Quant は下図の黄緑色エリアとなる。
自分なりのヘリクツを考えてみた。
公開予定ナシ。
公開するつもりは特になかったが、作者の縁先様よりリンクが張られていたので、一般公開することにする。 ( 2015/05/25 記)
思いついたうちの 2 パターンがそれなりに何とかなりそうだが、ほかにも数字が出ていたらアウトだ。 パターン1のほうはややアメリカン中西部から西部方面なストリートと住居番号の指定の仕方に近く、パターン2のほうはブロックエリア表示に近いように思う。 贈り物などの物流を考えればパターン2のほうが日本の郵便で使われるエリア住所風で便利だし、移動する人の考えなら出た場所とそこからの向きを探すという点でパターン1のほうが便利だろうと思う。
作者の縁先様にお知らせするかどうかは 2,3 日考えてからとする。
……と書いて、僭越にもお知らせしてしまった……結構後悔している。
( 2015/05/08 記)
返信不要の項目にチェックを入れ忘れたクサい。 手間をかけさせて大変申し訳なく思った。 パターン2が好みらしい。 パターン2なら他の象限に同じ名前の領地があっても良いってことに気づいた。 象限はネットワークでいうコリジョンドメインだな。 しかも、返信いただいていたことに気づかず、放置プレイをかましていたことに気づいて、返信を書き始めた。 記憶に残っていないが他のことも書いたらしいので、大急ぎで情報を洗って計算してみた。 結論が大きく違わないことにホっとした。 健忘症かと思うくらい覚えてないので、メモを残しておかないといけないので、ココに残しておく。 ( 2015/05/13 記)
ふと思ったが、自身がネットワークに深くかかわっているので、 VPN ( Virutal Private Network ) にヒントを受けて、 Virtual Magic Tunnel だとか考えたが、鉄道があるようなので、各領地の四隅に駅があって、 18 駅という駅かもしれない。 Norny で、 18 駅はあっちだよという看板なのかもしれない。 でも、螺旋状に移動する鉄道はちょっとアレかな。 いや、ひょっとすると Virutal Magic Tunnel の出口の近所に駅ができていたりして、直接は関係ないけど看板はそれなりに機能しているかもしれない。 (この段落 2015/05/07 追記)
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