( 2013/01/08 追記) なんかとっても長くなっちゃったので目次を作る。
とある事情で 2012 年 10 月中旬から気分的にまったくといっていいくらい何もノらなくなった。 原因はわかっているし時間が解決するだろうこともわかっていた。 一応、当方は給与をもらって生活しているので、会社に行かないとか辞めちゃうとか、そういうのはマズくて、社会生活を何とかこなしたかった。 しかし、マイナス思考に陥っていても、そこはなんとか自分で踏みとどまろうと、考えた。 会社の休みの日でも、何もする気が起こらないヒドい状態だったと、振り返れば思うわけだ。 というか、あんまり記憶がないので、意識もトびがちだったかも。
そんな中で、マクロスプラスの DVD が目に入った。 マクロスプラスは当時の 10 年くらい前に古い SF マガジンのレビューで最高峰の映像が楽しめるというようなモノだった気がして、 2005 年ごろに購入したものだったと思う。 「そうだ、他のマクロスを観てみよう」 ……そんなキモチになった。
ということで、順番は若干不正確だが…マクロスプラスをかわぎりに、 F → Zero → 7 → 初代テレビ版→ II → 愛おぼえていますか→ F イツワリノウタヒメ→ F サヨナラノツバサ→ Flash Back 2012 → 娘クリと当方得意の集中的に資源(時間とか金とか手間とか)を投入する、まるで submersion (日本で言うイマージョン、没入法とかいう言語習得方法)かっつうほど、約三週間ほどマクロス関係ばっかり観まくった。 当方にとって、ガンダムはストーリーは面白いし、人間模様としてはガンダムがピカイチだと思うけど個別のいろんなキャラクターにはピンとこなかった。 が、マクロスではキャラクターに魅力を感じた。 観て、自分の中で、カッコいいオサーンがいっぱいいたり、かわいい少年がいたり、あのようになりたいというキャラクターがいたり、とても魅力的だった。 ガンダムは特にザクにホれたね(笑)世界が変わったと思った。 ま、ザクはおいといて、歌は文化だったんだなと。
ということで、当方が「勝手に妄想を繰り広げて、タワゴトを述べる」のだ。 しかも、脱線しまくりだ。 当方は基本的に映像とネットにある情報しかしらない。 だから、制作者のインタビューも知らなければ、設定資料なども知らない。 つまりは作品だけを観てのタワゴトだから、聞き違い、誤解などもあるだろうからあんまり期待しないように。 また、万が一気に入った文面などがあったら、勝手に切り取って改変・改良・引用でも盗用でも窃用でも煮るなり焼くなり好きに使ってくれ。 改善して当方が書いた文よりずっとよくなったら、素材は当方かもしらんが、持っていった貴方のセンスだし、できたものなら貴方の文だと言ってくれていい。 もし、こういう風に使ったよというお知らせをくれれば見に行けるかはわからんが、うれしいと感じると思う。
当方は絵師ではないので、画像はネットから拾ってきたものだ。 場合によってトリミング等している。 状況等をかんがみて、削除したり増やしたりするかもしれない。 ここって、こういうことでしょ?という絵師が描いてくれるような寄付も歓迎だ(笑)
■ 目次に戻るマクロスはストーリーで観れば初代テレビ版が圧倒的に面白い。 マクロスの全シリーズを通して観て思うのは、初代マクロスには酷い絵の回が多かったなぁと思ったら、なんと作画崩壊ということで有名ではないの! まぁ、それはおいといて、時々登場人物が全体的にかわいらしい絵になるときがあって、どうやら作画監督に平野俊弘という人が入るときのようだ。 ややつり目気味のミリアもタレ目になるし、未沙もかわいいぞ。 当方が発見したのは、ビッグエスケープの回の未沙、カンフーダンディ・メッセンジャー・サタンドールの回のミリアがかわいいので気づいた。 そーいや、サタンドールの回のオペ子三人組もかわいい感じになっていた。 ただ、クローディアは美樹本晴彦という人が作画監督をしているときがカッコイイと思うな。
アレコレをネットで調べてみようという気になった。 当方がギモンに思っているものと遠かったり、近かったり。 豊富に情報があるものもあれば、全然情報が存在しないものもあった。 さらには設定として制作者が述べていたりするものもある。 しかしながら、当方は映像作品しか見てないし、あとは Wikipedia に代表されるようにネット上の情報(横着モノだからあんまり調べてないけどね)だけだ。 マンガや CD などの別の媒体で公表されている情報もあるようだった。 でも、なんせ当方のようなちゃんと観始めて一ヶ月や二ヶ月のニワカなファンにはそういうところは追えないし、作品として出ているものはともかく書籍やコミックなど外部に存在する設定は今のところあまり見る気になっていない。 しかしながら、制作者が「本当のことは別にある」ということで、矛盾も容認されているのだ。 TV シリーズだと死んでしまう人も映画版では活躍するなど、ヘタにパラレルワールドとか言うよりもわかりやすいともいえる。 ってなもんだから、当方がガタガタいろいろ述べても全体の中に内包されてしまうかもしれないわけだ。 そういう意味ではサイドストーリーも作りやすい、すなわち二次創作もしやすいものと思う。
それはともかく当方にとって、とても魅力的だったのは、ミリア・ファリーナだ。 完全に存在が戦闘マシンで自信家で一本気で、天才に撃墜されかかるといったん退却するもリベンジに向かって結局合計三度負けて、でも天才のココロを撃墜して結婚にいたってしまう。 こんなスゴいキャラクター、ほかにどこにいる?って感じだ。
■ 目次に戻るミリアがどういうキャラクターであるかは DVD を買うとか借りるとかして、本編を見ること以外にはリンク先の Wikipedia を参照してもらうほかない。
簡単に当方風の要約をすると、テレビ版ではエースのミリアとして鳴らしていたが、天才マクシミリアン・ジーナス(通称マックス)に撃墜されそうになって一度逃げ帰るものの、悔しさのあまりマイクローン化してマクロスに潜入しプロゲーマーとして生活をしつつ自分を負かしたヤツを探していてゲームでマックスに負け、ついには体術ということでナイフによる格闘戦を挑んだがコレにも敗れ、全敗となった。 しかし、負けて実を取るつもりはなかっただろうが、天才のハートを射止めており結婚に至った。 戦闘以外の一切を知らなかったため、お湯も沸かせないなど、ドジっ娘どころではない奇矯さはスゴいモノがあった。 多分、笑顔も作るのにだいぶん時間がかかっただろうと思う。 笑顔をつくるために眠っている筋肉を呼び覚ますには時間がかかるだろうからね。 あ、笑顔を作る練習をして顔が筋肉痛になったりしなかったろうか? それとも、「フン、こいつらは私の敵ではないな」という、あざけりの表情の応用で作れたりしたかな? そんな状況であっても二年後には娘の出産をして、娘を連れて戦闘に出るなど、こと戦いに関して対マックス以外には依然としてエースの腕前は圧倒的であったと思われる。
当方がマックスとミリアについて考えるきっかけになったサイトの情報によれば設定では「妖精のような繊細さをもつ可憐な美少女」らしい。 というのを、本日発見した。 こんなことを書いてはアレだが、あの声で美少女はちょっと…と思う。 ミスキャストではないか? 個人的には女も男も声は低いほうがカッコイイと思うし、ミリアの役の声は非常に魅力的だし好みだが、「妖精のような繊細さをもつ可憐な美少女」といわれると違和感を感じざるを得ない。 っつうか、可憐で繊細ならマックスに撃墜されそうになったときには描かれ方としては痛々しくなるんじゃないの?なーんて思ったわ。 繊細な美少女の言葉遣いもむずかしいなぁ。 まぁ、マクロスセブンにでてくる花束の少女の見た目で、ミリアの声と言葉遣いだとギャップにビビるかもしらん(笑) (この段落 2013/01/06 追記)
でもって、映画版マクロスでは「ミリア 639 」という名前になる。 ミリア 639 という名前はともかく、テレビ版でも強かったが、映画版でも圧倒的に強く、それは対戦する兵士たちを恐怖のドン底に陥れるに十分だったろう。 で~もぉ~、やっぱり天才はもっとスゴかった。 彼は敵の母艦(多分ミリアの艦)にまで追っていって狭い中での格闘戦かと思うような銃撃戦、そしてソレを制して見えた自分の五倍も六倍もの身体の大きさの彼女を見て「美しい」と言っちゃう度量の大きさを見せた天才マックスはやっぱりスゴかった。
っていうかさ、話はズレるけどマックスってどっかナンかおかしいよ(笑)。 自分の命を奪おうとしていた敵でさ、さっきまで攻撃しあっていたんでしょ、自分の何倍も大きい女が、いくら自分が仕留めたとはいえ機体からゴロンと出てきて、しかも出血していて、それを見て美しいって言うか? 男同士だと強敵って書いてトモとか読んじゃうわけ? 女なら妻にしちゃうわけ? それって釣った魚を飼っちゃうみたいなもん? そーいや、マクロスセブンでミリアが風邪引いて弱ってるときにも美しいとか言っていたな、ヤツは強い女が弱ってるところを見ると美しく見えちゃうのか? 初代テレビ版でも指摘されるまで自分が天才的って知らんかったしな。 ソのズレ加減が天才の天才たるゆえんなのかもしれんがの。
マクロスはお話はわりと荒唐無稽だけど出てくる人はわりと常識人ばかりで、マックスを除けばミンメイが少々ジコチューだったかなーと思う程度だ。 しかしミンメイは単なる周りの人の感情に鈍感なだけで、周りにもいそうで、単なるかわいい女の子だ。 でも、マックスはソコでそういう方向か?と当方の想像のアサッテの斜め左上あたりをいくエキセントリックさがシリーズの中でピカイチかなぁと。 行動は奇矯に見えたバサラはわかりにくいが彼なりのポリシーがあっての行動だったしね。 当方は凡人なのでマックスの行動は全然理解できない。 アホじゃないのは、輝の入院時に持ってきた花の主を言い当てたり、かなり初期から未沙や輝のココロの動きを察知していたところからもわかる。 まぁ、話を戻すとマックスにとっては、やっぱりミリアほどでないと妻にできないだろうし、ミリアからすればマックスじゃないと夫にできないだろうと思うことから、まさにお似合いのカップルだと思われる。 描かれ方としては、両方ともキョーレツな個性を持っていて、多分視聴者の誰もがたとえばミリアに、あるいはマックスに、自分を置き換える気にならないようなキャラクターで、でも二人とも素敵なもんだから、あこがれるというか祝福されるカップルなのではないかなぁと思ったわ。
そんなミリアも 30 年後には市長になって、過干渉な教育ママになるなどすばらしい適応力が見られる。 相当に適応力が高く、頭がいいと思われる。 そのへんなどについては後述。
■ 目次に戻るさて、ミリアについて書こうと思ったきっかけだが… 当初はマクロス関係のサイトを探そうとはさして思わなかったのだが偶然 Deep Sky Blue and Forest Green というブログで興味深いお題を発見した。 結婚してから、最初の子供が生まれるまで 15 ヶ月かかっているというナゾについて、いろんな説が飛び交っていたわけだ。 ミリアの生殖能力と月経について、あるいは避妊していたのかという点だ。 有力な説としては、避妊していてコンドームの在庫がなくなってから妊娠したのではないかとね。 さらには『脳に女性ゼントランには「内外生殖器が成熟しても月経が来ないようにする」プログラムが書き込まれている』と。 ソコに記述されている説は非常に説得力のある説だと思った。 しかし、同時に当方には違和感があった。 もっと当方っぽいヘリクツが考えられないかとね。
で、まぁ当方はいくつかの事実を挙げて、それらを根拠を推理を広げていくタイプなので、いくつか考えてみた。
マズ、最初のマックスがクリスチャン(カトリック)である可能性とどういうことになるかという話だが、そもそも避妊していなかったのではないかと想像する。 理由はテレビ版でマクロスの全方位バリヤが暴走して柿崎が死亡したときにマックスはカトリック式の十字を切っている。 典型的ヨーロッパ出身の名前(当方の偏見ではヨーロッパにはカトリックの人が多いと思っている)なので、カトリックのキリスト教徒と想像しても自然だと思う。 もしカトリックのキリスト教徒であるとするなら避妊はしない。 教義としても避妊は基本的にアウトだが、オギノ式は 1958 年にローマ法王に容認されたということから避妊をしていないと想像した。 また、婚姻前の性交も認められておらず、マックスはバージン(童貞は男でも英語で virgin )であろうと想像、またミリアもゼントラーディで見た目が非常に若い( Wikipedia によれば地球年齢換算 15 才)のと、戦闘人種なのだし、テレビ版ではラプラミズの部隊は多分全員女だし、メルトランディもも全員女だから周囲は全員女であるから処女(英語で virgin )であることをマックスが予想したことは想像に難くない。 そういう状態では、性病予防としてのコンドームを使用する必要性もない。 先にあげた宗教上の理由で、もらっても使わないと予想される。
もうひとつ、マクロスのグローバル艦長の発案だと思われるが、銀河人類播種計画が発動するちょっと前であり、産めよ殖やせよとまでは言われないにしても避妊はあまり歓迎されなかったと考えていいだろう。 どちらかというと子供は非常に望まれていたハズだと考えられる。 それこそゼントラーディ人も一緒になって人類として共存していかないと絶滅するという危機感があったハズだ。
そうすると、クダンのブログで述べられている疑問であることは当然である。 結婚してから、子供が生まれるまで時間かかりすぎじゃね?というところには疑問が大きく湧き上がるのも正しいといえるわけだ。 挙げられているのは、マックスはサカっている年頃♪だからヤりまくりじゃないかと(笑) ミリアは性的に成熟しているように見える。 子供がなかなかできないのは作っていなかったと結論づけるコンドーム使っていた説は説得力がある。 しかし、当方はここで、マックス=カトリック系キリスト教徒説=避妊してない説を掲げて、ブログで挙げられていた「そもそも月経が戦闘にはジャマじゃないか」という話と絡ませて考えてみたわけだ。
で、思い出したのはピルだ。 遺伝的にはプロトカルチャーが作り出したゼントラーディ人は地球人とほぼ同じであるということになっている。 すなわち、制御しない状態では男女ともに地球人と同じ程度に性欲は存在するだろうし、構造も同じと考えてよいと思う。 では、毎日戦闘や訓練だけをこなすだけなど考えると、性欲を抑制するための仕組みを考えないといけないわけだ。 ゼントラーディ人は食品製造も彼らが行っているわけでなく製造工場が自動的に行っている(兵站についてはまだ考えていない)と思われる。 余計な話だが、工場製の食事はうまいモノではなさそうだ。 三人組がスパイから帰任してキャンディーを持ち込んで他のゼントラーディ人兵士に食べさせて「うまい」と感じさせるというところから甘みもないと思われる。 こういうところから、味覚は存在するが、食べ物はおいしくないだろう。
話をもどにもどすと、性欲抑制のためのクスリや月経を停止させるようなクスリがゼントラーディの食べ物の中に入っていると考えると自然だろう。 うつ病のクスリを飲んでいる人(男)に聞いたところ、どれかのクスリはソの気になっても勃たないらしい。 似たような効能をもつところの戦闘力を落とさないで、性的不能、すなわち排卵しないとか精子をつくらないとか、さらにはソの気にならないようなクスリが配合されていると考えたわけだ。 でないと、女性のみの艦では百合な話が進み、男性のみの艦では薔薇な話がすすんじゃって、ブリタイxカムジンとか、エキセドル総受とか、とんでもない話が生まれないとも限らない(笑)
薬品によって、女性の月経を抑制し、男性の性欲を抑えたり、あるいはクスリを飲んでいる間だけ可逆的に性的不能にすることはプロトカルチャーの技術とかオーバーテクノロジーとか言わなくても、現代の地球人のクスリでもある程度はできるのだから、もうちょっと技術があればできてもおかしくはない。 で、まぁミリアが自分を負かした相手を追ってマクロスに潜入すれば、その薬品入りの食べ物を食べることはなくなり、効果は薄れるとかんがえてもおかしくはないだろう。 イキナリ効果がなくなるのか、効果が徐々に薄れるかはわからない。 イキナリ効果がなくなっても、長いこと抑制していた場合には身体はすぐには反応しなくて排卵も起こらないかもしれない。 あるいは、徐々に効果が薄れて、あるとき彼女にとっての初めての月経(あるいは初潮と呼んでもいいかもしれない)が訪れたのかもしれない。 そして、やっと妊娠できる状態になったんじゃないかな~。 いずれにせよ、こう考えたほうが自然ではないかと。
ダメ押しにクダンのブログの方が、戦闘人だったミリアには最初はマックスがオサワリしてもくすぐったいとかそういうことでちっとも進まないのではないかという話も書かれていた。 なーんてことを考えると、子供は望まれているし、主義として避妊はしてないけど、ミリアが最初のころはソの気にならなかったんじゃないか、クスリの効果が持続していてできにくかったんじゃないかなどの悪条件も重なって最初の子供であるコミリアが生まれるまでに時間がかかったのではないかと想像するのだった。
というようなことを、読後感想とあわせて送ろうとしたら、余りに文字数が多くてダメだったのだ。 まぁ、当方のような粘着質の者がそういうことをイキナリ長文送っても普通の人はヒくわな♪ だから、引かない程度に思いっきり削ってエッセンスだけを送ったら、ちょっと受けたみたいだった。
(この段落 2012/01/21 追記) 上の段落は「ピルで月経を停止できると思い込んでいた」のでそのように書いたが、クダンのブログの方によれば用量にもよるだろうが、「ピルを飲んでいると排卵はなくとも月経はある」とのこと。 すなわち、月経に関して、一般に知られているように若干ずらすことは可能でも、今回教えてもらった事実として停止はできないということだ。 ピルでは、排卵しない・着床しない状態を作って、妊娠しないことを目的にするのであって、月経を停止するものではないということだ。 よって、やはりオーバーテクノロジーで無月経状態を作り出し、かつ卵巣や子宮などを含む生殖器の成長をも止めないことができないとイカンっつうことだ。 なお、男に関しては、性犯罪者に対し投与によって不能状態が作れ、それは可逆的らしいが、生殖器の成長については調べることはできなかった。 ■ 目次に戻る当方にとって深く考えるきっかけとなった「マックスとミリアの二次創作イラスト・マンガ・小話サイト」にまたしても非常に興味深い話があった。 マックスの想いが描かれている。 当方のような心の動きに疎いものとしては、雷に打たれたようだった。 マックスは頭の回転が非常に速い。 人の心の動きについて、戦闘時も日常時も周りのものがどう動くかなどの予測も相当にスルドい!…はっ、ニュータイプなのかっ!?(違っ) まぁ、それはおいといて、その思考の流れについての記述、結婚にいたる記述、あまりに自然で「なるほどー!」と打つ手が雷のようになってひざを砕きそうだったので、そこは感嘆するにとどめてその後のマックスの苦労について考えてみたわけだ。
こういう、戦闘人をヨメにもらって、その後のアレコレにオモイをはせると、それは無知シチュと呼ばれるそうだ。 当方はぜんぜん知らんかったが、無知シチュの説明を読めば感心するほどわかりやすい説明だった。 確かにミリアは一人の戦闘人だ。 戦闘人から戦闘をとれば成熟した一人の女性である。 が、成熟した一人の女性というのは物理的にそうなのであって、精神的にそういうワケじゃない。 これは育成ゲームとか、お父さんが娘を理想の女性に育てることとなんら違わない。 それは、時代を超えたマックスによる「光源氏計画」に他ならない。
実はマックスの計画(笑)には、少女を育てることとの違いがある。 というのも、前述のようにミリアは物理的には成熟した女性である。 当方の下のタワゴトの中の可能性を考えると実は体細胞的には年上の可能性だってある。 ま、とりあえず性成熟した女性であるので、すでに反抗期は過ぎてるだろう? さらに、一本気で「殺せ」とまで言った性格を丸ごと引き受けちゃったら、そりゃー反抗なんぞすることなく何でも言うこと聞くさ。 無知をいいことに、素直な自分だけの女を、何でも自分の好きなように教えられるマックス! そりゃ、興奮もマックスだろうよ(笑)
引き受けちゃったのは大変だったかもしれないが、大当たりだったと思うな。 二人のことを考えるなら、マックスとミリアの二次創作イラスト・マンガ・小話サイト「 Deep Sky Blue and Forest Green 」行って読んで来い。 現時点( 2013/01/12 )ではまだコンテンツは少ないが、非常に面白いぞ。
(この段落 2012/01/21 追記) っつうかだね、マックスを天才の呼び声をつかって、ワケワカラン人の代表みたいに書いたが、マックスとミリアの二次創作イラスト・マンガ・小話サイト「 Deep Sky Blue and Forest Green 」の TEXT コンテンツの中に「人間だという証明」という Short Story が一本ある。 ソイツを読めば「美しい」と言い放っちゃう価値観はともかく(笑)、マックスがミリアのすべてを引き受ける決心は当方のボンクラなノーミソでも理解できた。 マックスのココロの動きを理解するには最適だと思う、オススメだ。 アレを読んで当方はマックスにホれそうだと作者に感想を送ったが、本当はホれたんだよね。 いや掘りたいわけじゃなく、掘られたいわけでもない(笑) 惚れたのだよ! 男気に惚れたってヤツかな。 決してアッチの世界じゃないからな。
■ 目次に戻るまぁ、ミリアのナゾというか、ミリアを例にゼントラーディ(メルトランディも含む)のナゾと言ったほうがいいかもしれない。 いずれにせよ、この辺について考察していたり、考えて何かをまとめているところは、当方のナンチャッテ検索には引っかからなかった。 まぁ、引っかからないからといって、存在しないわけじゃないだろうし、過去に存在したかもしれないし、当方が見逃しているだけかもしれない。 あるいはコレを読んだ貴方がもっとすばらしい説、面白い説を思いついて、当方のところで説を並べてほしいとか。 そんなときは、コッソリ当方に教えてオクレ。
■ 目次に戻るをー、ノッケからイキナリ難しい話だ。 ミリアは当方の見た中では三つの作品にでている。 初代テレビ版マクロスでは、最初はミリア・ファリーナ、後にミリア・ファリーナ・ジーナスだ。 映画版マクロスでは、ミリア 639 という名前だ。 そして、テレビ版マクロス 7ではミリア・ファリーナ・ジーナスということで、初代テレビ版マクロスを踏襲している。 一応全部同一人物とされている。 とりあえず、パット見の特徴では Forest green (こんな色→■)の髪と三白眼とグロスを引いたかのようなツヤツヤした唇を持った顔、そして天才オッパイマイスターことマクシミリアン・ジーナスによると着やせするタイプで 85 ( 70C なのか 65E なのかとかは不明だし、パットが入っていないという保証はないが、後で実物を拝んで確認してるな、笑) はあろうかという話だ。
この系統の話については見たことがないが、ゼントラーディ人はどこかで製造されているらしい。 で、この製造について疑問がある。 つまりだ、「ミリア・ファリーナ」あるいはソレ相当は何体いるんだ?というギモン。 製造側の都合でいえば均質な兵士のほうが大量生産しやすい。 コントロールもしやすいのではないか? どう製造されて、どう供給されるのか? この辺は兵站とあわせて考えてみたいところのひとつだ。
反対に BC 兵器などを考えたときには均質だと全滅しやすいとも考えられる。 そうすると、均質であることよりは、多少非効率でも多様性を考えて揺らぎ、あるいはランダムな要素を加えている可能性もある。 その辺は、プロトカルチャーな人たちの開発班と指令部門の考え方を聞かないことにはわからないし、 50 万周期も前にわからんようになってしまったようだから、想像するか、あきらめるかだ。
じゃぁ、ここで想像してみよう。 作品中での、出た人の想像を基にしたセリフが正しいとして、あるいはその当人のセリフが正しいとしよう。
少なくとも彼らは、赤ちゃんを見たことはないから、マズ間違いなく現代の地球人の生殖方法とは違う方法で製造されていると思って間違いないだろう。 そして、上記に挙げたブリタイのセリフに見られるように、一般兵士と、上級士官では作りが違うとのことだ。 では、どう違うかを考えてみよう。 ボドルザーとラプラミズは映画版では敵対しているが、その大きさは 100m はあろうかと思われる大きさで、テレビ版でもボドルザーはブリタイよりもさらに大きい。 やはり、どこかの工場製で個体によって作りが違うというのは事実と考えてよいだろう。
名前の点とあわせて考えを進めてみると、映画版ボドルザーとラプラミズには番号がついていない。 ボドルザーはすでに製造から 12 万周期を経ているとのこと。 ボドル基幹艦隊の番号 425 (テレビ版だと 118 だったかな?いずれにせよ 3 桁だ)が仮に戦争状態開始のころからのシリアル番号だとすると 38 万周期までの間に 425 しか作られていないともいえる。 割り算すればザックリ 900 年だ。 あるいはこのボドルザーの番号なのかもしれない。 すなわち、ボドル 425 なのかも。 ここでボドルザーが過去にボドル 425 だったと仮定して考えてみる。
一般兵士の代表であるワレラロリコンダの三人はみな 5 桁番号である。 いわゆる大量生産品だ。 大量生産品だからといっても、テレビ版で作戦成功の暁には部下をつけてもらえるという話もあるくらいだから、多少は昇格の可能性があるってことだろう。
ブリタイとエキセドルは 4 桁番号である。 作りの違う上級士官だから番号がすくないのではないかと想像。 あるいは、 5 桁から昇格するのかもしれないがいずれにせよ、エラいほうが数字の桁が少ない。
そこでミリアだ。 ミリアは映画版では 639 と三桁なのだ。 しかもテレビ版ではラプラミズに近い。 ミリアの戦闘の強さは実は作りがいいからではないか?とも想像できる。 すなわち、若かりしころのボドル 425 もエースだったのではないかとね。 ラプラミズの艦隊が増強されて強くなるとき、あるいは分蜂(ぶんぽう)とよばれる現象に近いことがおこる時のラプラミズあるいはボドルザーのような中枢候補ではないかと。 それならば、エースとして非常に戦いにたけているということに不自然さはないように思う。 名前から思いつく結論はミリアの能力は昇格してきて 639 になったのか、将来の中枢ユニット候補だから最初から 639 で当然能力が高いのかはわからないが、いずれにせよ三桁番号で能力が非常に高そうであるということは想像に難くなく、カムジンやブリタイを凌駕するだろうと思われる。
では複数のミリアがいないのか?という点についてはまったくわからない。 仮に 50 万周期のなかでの 639 番目のミリアタイプだとすると、マレにしか製造されない珍しいレアキャラともいえる。 しかし、あれだけ高性能なのだからたくさん作ればいいじゃないかとも思える。 でも、エースのミリアは映画版のほうは不明だが、テレビ版でいえば 500 万隻のボドル艦隊の中にはほかにいなさそうだ。 あんだけ強いのだからできれば 100 人くらいミリアがそろった部隊を作ると無敵じゃないか、あるいはブリタイクラスの艦隊に一人配置しておくといいんじゃないかと思う。 でも、そうなっていない。 作れないのか、作っていないのか、なにか不自然だ。
では、ミリアタイプの組み合わせ 639 というのはどうだろう? クレオ(という以前のライバルがマクロス 7 で出てきたことがある、作品が違うので番号はない)もエースとして鳴らしていたらしい。 ということは、それなりに高性能な戦闘員は時々は輩出されるとはいえるが、どうも作りが違うという程度で同じタイプはいないようだ。 よって、プロトカルチャーは当方の想像では多様性を持ったいろんな種類の戦闘員を製造するようにと考え、そういう工場を作ったと考えられる。 何らかの方法で名前と、場合によって番号がつくともいえたろう。 だから、マックスはとてもラッキーで、すばらしい妻を見つけたと言っていいだろう。 12 万周期後には身長 57m で体重 550t になっているかもしれないがな♪
■ 目次に戻るミリアは記憶に特化したエキセドルほど記憶がいいかはわからないが、適応力は間違いなくかなり高いといえる。 自分を負かした相手にリベンジするためにマクロスに潜入したときは「青い風」の三人組と同じような格好をしていたが、
お湯も沸かせないほどの 箱入り 娘だが、物事の仕組みを観察して理解がドンドン進むタイプだろう。
多分、戦闘艦にいたころは自動的に食事が出てきたはずだ。
ゼントラーディ人が栄養補給に、錠剤や点滴などのようなモノでなく食事をしたハズだ。
食事をするハズという根拠は、マックスがブリタイ艦で隠れたところはトイレだったから、排泄をするわけで、排泄をするなら食事もしているということだ。
で、まぁ食事を入手するには飯屋で通貨と交換しなくてはならない。
通貨を得るにはときっと町をぶらぶらしていたら、ゲーセンでコインが出てくるのをみて、「これだ!」と思ったに違いない(笑)
同じ方法で、服も化粧品も得たといえよう。
しかし、負け知らずで、一定時間をソコで作業(ゲームでの戦闘行為)すれば通貨を手に入れられる場所で、賭けをして負けたのはアの天才相手だったからで、生活基盤を奪われたに等しい。
アのときマックスが手をつかまないでいたら、その後の彼女はドコで稼ぐようになったのだろうか?
まぁ、非常に短期間でゲーマーとはいえ、プロとして稼ぐ事を知ったり、違和感のない服装ができたりと知能が低いハズはない。 そして、適応能力を高めると政治家までこなせるようになるという、それはソレは能力の高さを見せつけ、さらに進化してバサラからオバサン呼ばわりされるまでになる(笑)
■ 目次に戻るミリアは地球換算 15 才というのは怪しい(笑)どう 15 才なんだよ? …とノッケから書いてみる。 理由は、ミリアのモノローグに 「幾百、幾千にもわたる監察軍との戦いに、いちどとして負けたことのないわたしが、たかがマイクローンごときに負けた」 というのがある。 少なくとも幾千とあれば二千回は出撃していると考えていいだろう。 そうすると毎日一回戦闘があっても 5.4 年だ。 えー、ミリアは 9 才のときから戦闘ですか~? 戦闘回数を少なめにして、高頻度にしてコレだから、どう考えても 15 才はサバ読んでないか?
ここで出てくる疑問は、ミリアの過去だ。 すなわち
ここに矛盾ができる。 まぁ、フィクションなお話の矛盾を指摘するのは無粋だから、別の方向から考えてみよう。 たとえば、 15 才というのは大人として製造後 15 年というのはどうだろう。 そうすれば、製造時に仮に 14 才相当だとしたら、 29 才となる。 それなら、幾千もの戦いもこなしていそうだ。 そうするとマックスは、知っていることはとても幼い(でも好戦的で、一本気で、一般常識まったくナシ)で、ココロの幼い、身体年齢だけ年上の姉さん女房をもらったと考えるほうが自然ではないか? なんてことを思いついた。
ミリアを含めてゼントラーディ人は製造後すぐに戦闘できるのだろうか? 訓練は誰が施した? ナイフによる格闘戦、クアドランローの操縦は教官がいたのか? みんな脳内焼きこみ? それって映画マトリックスみたいな感じ?(アレはデータロードっつう感じだったけど) などなどねー。
そして、当方にとっての最大のナゾは「誰が化粧を教えた?」ということだ。 自然に赤い爪のヤツはいない。 巨体のころにマニキュアを使っていたかは確認できない。 ゲーセンでマックスと対戦するころにはマニキュアはつかわれていた。 マクロスに忍び込んで、観察してから使うようになったのかもしれない。 ラプラミズはスッピンっぽいぞ、それとも薄化粧か? あの頬杖ついたところがカッコいいがな。
しかし、登場かなり初期のころから口紅を使っていたのは間違いない。 ファンデーションとかアイラインを使っているかはわからないが、少なくとも口紅はつかっている。 というのもマクロス 7 で風邪を引いた時にスッピンのミリアが登場する。 初登場時から薄いピンクのツヤツヤでグロスをつかってるんじゃないかと思うような印象的なくちびるをしている。 だから、マクロスに潜入してから学んだわけじゃないことはわかる。
妄想を暴走させると、実は記憶を失っていて過去 2 年分しかないとか! 本当は豊富な経験があるが、製造から数年であるかのように記憶を入れ替えられているとか。 そんなことを考えるとコブラかトータル・リコールか?となるし、本当は子供だったことがあってソレを忘れさせられたなら、「地球へ…」の成人検査か? まあ、それはおいといて、本人は回数と生存年数による矛盾には気づかなくて戦闘カウンターだけが事実を告げていて、仮に二年でも 2 年では数百程度だろうに、実際はマックスよりもとっても年上で何千回もの戦闘をこなしたのかもしれない。 修理の技術は、テレビ版第一話だったかでエキセドルがマクロスをみて「修復」という彼らにとっての失われた技術の存在をしっていたけど失われていることがわかるから機器類の修理はしてないようだが、体に関して修理(治療)は行ってそうだ。 根拠はブリタイの鉄仮面とか、映画版の大量出血なミリアが、後でマックスと出撃するシーンがあるということは治療はしているだろう。 で、過去に何かで大怪我したとかでミリアの記憶が失われたとか、封印されたとか… まさにハルペル(本当の名はジ・インタシティだった)のような状態とかね(何の話だ、笑)
■ 目次に戻る地球人の寿命はおおむねわかっているが、ミリアを含むゼントラーディ人の寿命ってドレくらいだろうか? 遺伝的には地球人とほとんど同じということはテロメアの問題も同様にあるだろと想像される。 反対にテロメアの問題が解消されているなら同じ技術で地球人の寿命も飛躍的に伸ばすことが可能であろう。 ってナところを考えると
一般に寿命はテロメアの長さが短くならないようにすることができれば、あるいはテロメアが短くなっても延長できる方法があれば寿命は延ばせるわけだ。 ボドルザーが 12 万周期も活動しているらしいが、テロメアはどうなっているんだろう?と思った。 普通は延長できるよりは、短くならないと考えるほうが自然だろう。 理由はわざわざ伸ばすとかの変化を与えるよりは前と同じという状態を維持するほうがたやすいと思うからだ。 どんな方法があるかなぁとちょっと考えた。
さて、テロメア以外の考え方で寿命について考えると、基本的に地球の生物は大きいものほど長生きをする。 ザックリ心拍が二億回叩くくらいが寿命とか。 人間は例外らしい。 それはともかく、大きいものほど長生きをするなら、劇場版マクロスのボドルザーは 100m はあろうかというサイズでとても大きかった。 そういうことから実は先に述べたブリタイの「作りが違う」発言より、大きい者は寿命も長いかもしれない。 エキセドルのような背の低いものがどうなのかはわからない。
次にマイクローン化装置装置を考えてみよう。 この装置は言い換えれば巨大化装置でもある。 劇場版マクロスでは巨大化したマックスが一瞬写る。 これは地球人もマイクローン化装置で巨大化できるということだ。 すなわち、ゼントラーディ人と地球人の身体は遺伝子レベルまでおおむね互換性があると考えていいだろう。
さて、マイクローン化装置を使用するに当たってギモンがでてくる。 ……それは、古い体はどうなる? すなわち、巨人状態からオーソドックスな地球人サイズになるときに、古いからだはドコへいって、どうなるのだ?というギモンだ。 たとえば身体が 1/6 になるなら、単純計算で 6 の三乗分の一の大きさになるからして、体積がおよそ 200 分の 1 になるのだ。 そうすると、それぞれの、骨とか筋肉とか、脳とか臓物とかどうなるんだろうね? もっと考えると胃の内容物は前のままでしょ?でも身体は小さくなるわけさ。 反対に身体を大きくするときは、内容物は相対的に 1/200 だからたいした問題はおきないだろうが、こんどは筋肉とか骨とかどこからでてくるのだ? そういうギモンが湧き上がる。
で、まぁオーバーテクノロジーにすべてを任せて、ソコは気にしないことにしよう(笑) でも、この技術があれば、複製がつくれるんだよな。 ミリアを現状のまま二人目、三人目が作れるんじゃないかと。 もっともガフの部屋が空っぽのままで人にならないかもしれないけどね♪ とりあえず、クローン技術に近いところでこうやって身体の大きさを変えるという感じになるんじゃないかと思われた。
現状のまま身体をコピーできたりすれば…そう!テロメアの長さをコントロールするなんぞヨユーだろう。 という風に兵士を製造することを考えればマイクローン化装置は似たような技術で作れると思われる。 で、まぁここでテロメアに戻るわけだけど、劇場版マクロスではボドルザーは液体の中に入っていた。 アレってマイクローン化装置に似たようなものではないか?と考えたのだ。 そうすれば、巨体をマイクローン化しないでも、自動的に遺伝子や細胞レベルで修復することが、学習をする能力を維持したまま長いこと生きられるのではないかと考えたのだ。
という考え方を敷衍(ふえん)してみると、劇場版マクロスでマックスがミリアと同じ大きさになったことがあった。 アレのせいで老けなくなったのではないかと。 マクロス 7 でミリア市長がとても若く全く年相応でなく、マックスもミョーに若い。 マックスの解釈では「老けるのは凡人の発想」ということみたいだが、実は巨人化したことがあってそのときから老けなくなっちゃったのではないかと。 テロメアが短くならなくなっちゃったのではないか? そんな解釈はできないだろうか。 ってナことを考えると、ミリアの寿命はマイクローン化したり巨大化したりという時の身体への負荷がどうなのかはわからないが、マックスとともに伸びちゃったりしてるんじゃないかなぁーと、見た目が若いのもそういうことかなーと。
他にもアレをつかって拡張できそうなことがある。 劇場版マクロスでマックスはミリアを仕留めた。 あの時、ミリアは瀕死だったのではないか。 しかし、マイクローン化装置に入れば身体は再構成することができるだろう。 すなわち、巨体のままマイクローン化装置に入って、いったんマイクローンになって、再び巨大化するという方法を取れば傷は治るじゃなかろうか? あるいはマイクローン体を経ずに、イキナリ身体を再構成すれば治っちゃう? なーんてことを妄想した。
そうすると別のギモンが湧き上がる。 他のどのゼントラーディ人とも違うブリタイだ。 あの特徴的な鉄仮面というか、頭部右側にある金属で構成されている部分だ。 大怪我か何かしたのか? 治したやつはヤブだったのか? そもそも医者いるのか? なんてあーなった? アクセサリってことにするか♪
■ 目次に戻るゼントラーディ人に文化がまったくないかというとそうでもないことがわかる。 というか、なかったのは男女交流に関する文化がまったくなかったのだろう。 それ以外の文化がいくつか垣間見えるので、メモしておく。
コレをお読みの貴女・貴兄には小学校高学年から中学生くらいのころを思い出してほしい。 上記のような条件が当てはまるような文化の中にいなかったか?…そういうことだ。 つまり、誰かと誰かが好きだの嫌いだの、もし目の前でキスする人がいれば大変狼狽することだろう。 そういうことだ(笑) 歌についても、好きだとか愛しているとかそういう系統の歌を多く聴くようになると思う。 そういう意味では、マクロス F の前半のオープニング曲の「キミは誰とキスをする…」に始まる歌詞はマクロスを象徴する歌なのだろう。
さて、ゼントラーディ人に文化があると当方は考えているわけだが、下のようなところが見えた。
まず、酒を飲む文化だが… 第 32 話で、ミンメイとカイフンを人質にとっているときに、オイグルとラプラミズと酒を酌み交わすカムジンが見られる。 スパイ三人組(ワレラロリコンダ)もマクロスが地球に着水してお祭りになったときに酒飲んでよっぱらっていた。 こういうところから彼らには酒を飲む文化があることがわかる。 ただ、スパイ三人組の言動から地球産の酒のほうがウマいようだ。
次に賭け事をする文化があるといえよう。 マックスはミリアを見て、声をかけるきっかけとしてゲームで挑戦したと思われる。 ミリアはマックスには興味はなかったようだが持っていたコインのハコを見て、挑戦を受ける。 じゅうぶんに文化的だ。 賭け事で身を持ち崩すゼントラーディ人はいなかったろうか? いや、通貨という考えがないから、そういうところまではいかなくて、一般の人が昼飯をおごるとかそういういわゆる賭博罪にまでは当たらない程度の賭け事をする文化なのだろうと思われる。 お?ここで気づいたが、賭けをするならということでマックスに微笑みかけているぞ。 いや、ひょっとして山のようなコインのハコを見て、「こりゃ儲けた」とカモネギと思って笑いが止まらない状態なのか?
え?酒も賭け事も地球人の文化に精神汚染されたからだと? いやいや、実はですな、カムジンが初登場のときにブリタイの艦隊のところへデフォールドしてきたのはおぼえているかな? カムジンがブリタイと話しているところに脇からオイグルが「ぶつかったのは四隻だ。 賭けは俺の勝ちだぜ酒の割り当てはこっちのもんだ」というセリフがある。 つまりは、カムジンたちは「酒を飲む」文化を有していて、「賭け事をする」文化も有していたのだ。 よって、どれほどうまいかどうかはわからないが、少なくとも酒を飲む文化があって、酒をより多く飲みたいキモチがあるようだ。 しかも賭け事をするくらいの文化があったのだ。
つまり、カムジンはゼントラーディ人の中でも、とても文化的な生活をしていたのだった(笑) それだけじゃない! カムジンは独断専行が多かったが、もうね、戦いたくてしょうがない感じ。 そう、情に厚くて、熱い血がそのハートにはたぎっていたのだ。
最後に、暴走族のようなカムジン一家の「ミンメイ・カイフン人質作戦」直前の状態を挙げておこう。 カムジンは「ついてきているか?」と問うと、ラプラミズの「もっとスピード上げていいよ」というセリフもあって、それは楽しそうだ。 きっとカムジンには、そういう役割をあげれば活躍したのだろうと思う。 そう、お祭りで大騒ぎさせるとか、戦い方面ならそれこそ工場衛星を奪取するときに先陣を切らせれば、獅子奮迅の活躍をして本人も満足するだろうにとか思っちゃったのよ。
■ 目次に戻るゼントラーディ人にまつわる話とミリア関連のナゾは、まぁ上のようなところだが、他にもいくつかナゾがある。 そもそもプロトカルチャーはドコから来たのか、ドコへ行ってしまったのかなどだ。 思いついたら、書き加えることにする。
初代テレビ版マクロスのころには五十万年前には隆盛を極めていたっぽいプロトカルチャーは既に滅んだことになっている。 ではいつごろまで生存していたのだろうか? どうも二万年くらい前に地球に避難して来ていたらしいが行方知れずだ。 それが劇場版マクロスにでてきた海のソコから浮上した都市のようだ。 そのころは既にほとんどいなかったようだがね。 というか、地球に来たのもプロトカルチャーだったかどうかもわからん。
『プロトカルチャーのいる星には手を出すな』という言い伝えがあるということになっていた。 しかし、現実にプロトカルチャーは滅んだ。 これはゼントラーディだけの言い伝えだったのだろうか? それとも、初代テレビ版マクロスに名前がマレにでてきて、その実体がまったく出てこなかった監察軍の巨人たちにはそういう言い伝えはなかったのだろうか? そんなギモンが湧き上がる。
まぁ、ちょっと考えると禁忌の言葉としての「プロトカルチャーのいる星には手を出すな」は巨人たちを作った側からすれば当然の縛りだったのだけど、結局は全然守られなかったのだと思う。 要はボドルザーの行動を見ればわかる。 強力な戦力を有して、自己の艦隊を維持し、攻撃してきたり、いかな理由たとえば文化で部下を離反させるなどで艦隊の体制を維持できなくなる危険性のすべてを敵認定し攻撃をするようにプログラムされていたハズの巨人たちは、彼らがプロトカルチャー認定した地球人の住む星を結局は攻撃したのだ。 一瞬にして数十億の人の命を奪うことのできる攻撃力はそのように使われた。 プロトカルチャーは巨人族を作り、自動製造衛星を作ったときから、自らを滅びの道へ進ませたということなのだと思う。 進化の果ては死なのか、別のお話が脳裏に浮かぶ。
(この項ここから 2012/01/08 追記) 魅力的なキャラクター達について、紹介を書いていたのだが、統合軍側について書いていたら思いついちゃった。 以下、統合軍側の紹介をもとに記述する。
まず、マクロスは監察軍のブービートラップだったことになっている。 しかし、ブービートラップにしちゃお粗末ではないか? たった一隻のマクロスで何ができる? トラップで、長距離砲だからといっても辺境の艦隊の船を二隻か三隻を沈められる程度だ。 基幹艦隊なら数百万隻を擁しているわけで、二隻や三隻ものの数ではない。 で、何でさしたる効果のないマクロスになる船を落としていったか。 マクロスを地球に落としたワケを考えてみた。
まず争っているのを考えると、そもそもはプロトカルチャーの監察軍とゼントラーディ軍があり、それぞれ戦力を増強するために巨人を作った。 一般的にゼントラーディ軍や監察軍というと巨人をさすが、プロトカルチャーのそれぞれに所属する軍だったハズだ。 戦闘期間が何万年かして、ある程度…ひょっとすると何千年、何百年程度でもわかったかも?になってくるとボドル基幹艦隊のような動き、すなわちプロトカルチャーの住む星を巨人たちが攻撃することが見られるようになる。 すなわち、「プロトカルチャーのいる星には手を出すな」とプログラムしたにもかかわらず、少なくとも巨人のゼントラーディ軍の基幹艦隊司令は監察軍側だろうがゼントラーディ軍側だろうがプロトカルチャーがいる星を攻撃する指令を出す。 なぜかって?…文化(ここでは歌や男女関係という狭い文化)に触れると基幹艦隊は崩壊するからだ。 だから、反応として基幹艦隊を維持するためにその原因たるプロトカルチャーの住む星を攻撃した。 そうやって滅ぼされた星がいくつもでてきたハズだ。 もともと監察軍の巨人たちをたたくための、あるいは監察軍のプロトカルチャーをたたくためのゼントラーディ軍の巨人だったハズだ。
ここで、論理の飛躍を入れる。 何でさしたる効果のないマクロスになる船を落としていったか。 それは、監察軍は地球人をゼントラーディ側のプロトカルチャーだと思った、または自動認定する仕組みがあったに違いない。 地球にゼントラーディ軍の攻撃を仕向けさせるためにブービートラップを落としておけば、基幹艦隊が見つけてくれて、前述の論理で最終的には攻撃して滅ぼしてくれる。 これこそが監察軍側の期待だったハズだ。 監察軍はあちこちに、見つけてもらうためのブービートラップを仕込んでおく、すなわち長距離砲を使える状態のまま、近所にゼントラーディ軍がやってきたら自動的にぶっ放す花火をあげられるように仕込んでその星におとしておく。 監察軍は少ない戦力でしかもゼントラーディ軍の巨人たちの力を借りてゼントラーディ軍のプロトカルチャーにダメージをあたえる、あるいは殲滅することができるわけだ。 それが結果的に監察軍側のプロトカルチャーがゼントラーディ軍側のプロトカルチャーに勝利できるわけだね。 まぁ、結局は両方ともいなくなっちゃうことになったわけだけどね。 どうやって、ゼントラーディ軍の巨人たちは監察軍のプロトカルチャーを見分けるのだろう。 まだ、ちょっとナゾは残るがプロトカルチャーは滅んだか、巨人から身を隠していると考えられる。
ゼントラーディ軍の巨人兵士と地球人に遺伝的差がほとんどないというのは、そういうゼントラーディ軍側のプロトカルチャーが巨人と地球人の祖先を作ったからだと結論づけられる。 監察軍のプロトカルチャーとゼントラーディ軍のプロトカルチャーの遺伝的な差がわからないので、なんともいえない。 しかし、上記のように考えてみると、ゼントラーディの巨人と地球人が遺伝的にほぼ同じってのはそういうことだろう。 まさに、「神は自分に似せてアダムを作った」わけだね♪
ま、そんなわけで、地球人とゼントラーディ人が和解して一緒に暮らしていることがわかったら、隠れているプロトカルチャーはどこからかでてくるじゃないかなー。 あるいは隠遁してないで、本当に絶滅しちゃったかも?
■ 目次に戻る当方は、あまりマクロス関連のサイトに行かない、というか面倒で探していない。 しかし、偶然発見してそれ以来時々訪問し、拝読しているサイト(名前を「白い薔薇によせて」という)があって、そこは未沙と輝の二人を主に取り上げている。 ミリアのナゾについて取り上げた上記のモロモロは実はこのサイトから、またまた偶然にたどり着いた先のサイトということで、「白い薔薇によせて」というサイトはとても当方の心に残るサイトである。 (実はこの二つのサイトしか見に行っていないともいう♪ オススメサイトがあったら教えてチョ) でまぁ、このサイトは記事数が多く読み応えがあり、かつ読むと幸せなキモチになれる。 時々、当方の自己満足で読んだ感想を送りつけていたら、「未沙の髪について物理的な説明はどうか」みたいな宿題を出してくださったので、ちょっとマヂになって考えてみた。 といっても、当方は思いっきり文科系の人間で数学は中学校レベルだし、あとは SF とか読んで得た知識程度なのでどこかで馬脚を現すとは思うがソコはコッソリ指摘してオクレ(-人-)。
ここでいう未沙とは、初代のテレビ版マクロスのヒロインだ。 地球統合軍の早瀬提督の一人娘で、士官学校主席卒業という才女だ。 性格は、仕事に対して生真面目で厳格で妥協も少なそうだが、ホれたら一心に尽くすという当方の解釈ではスポ根系の性格に思える。 さて、初代テレビ版の未沙はその外見上の特徴は髪の毛にある。 でんでんヘアーというらしい。 デニッシュみたいという話もあるらしいが、確かにそう見える。 これがどうなっているか?というお題をもらったので考えてみるのだ。
確かにコレはどうなってんねん?というキモチになる髪だ。 ただ、当方は女の子だったことはないし、今後もなることはないので、パーマとは縁があまりなさそうだからして、あくまでも取材して想像するだけなのだった。 上に横から見たでんでんヘアーと、同じくブリッジに勤務しているシャミーを見てみよう。 わかることは明らかに未沙の髪は多いってことだ。 丸めてシャミーと同じくらいの胸くらいまでになっているのでかなり長いことがわかる。 だから、髪をおろせば長いハズだ
ということで、右がブリタイ艦から逃げる途中で冷却水かなにかの水溜まりに落ちて髪が濡れて伸びてしまった状態だ。 要は、コレだけの髪の毛が丸められているわけだ。 では、この髪の毛をどうやって丸めているか?どうやってキープしているか?が宿題の要旨だろう。
気になるのは髪の毛の量だ。 シャミーと比べるとかなり髪の毛の量が多い。 前は胸より長く、後ろは腰よりもお尻にかかるくらいだ。 量が多い上に長いと来ている。 見覚えがないので不明だが、彼女だって髪をブラッシングすることくらいあるだろう。 けっこう大変じゃないかなぁ。 まぁ、それは置いといて、この大量の髪について、シャミーのように空(す)いて髪を減らすことをしていないからこんなことになっているのだろうと想像した。 どうしてか? ここで、妄想を膨らませるのだ。 条件は、彼女が早瀬姓であること、 100 年以上続く軍人の家系であること、あたりがヒントになるだろうか。
で、妄想の結果を考えると、早瀬という姓は日本の出身であろうと思われる。 また、 100 年を超える長く軍人の家系であるわけなので、古い家柄だろうと。 すなわち、未沙のお母さんも古い感覚の人の可能性がある。 Wikipedia によれば、未沙は 1990 年生まれということだから、彼女のお母さんは 1950-1970 年くらいの生まれだろう。 軍国主義の祖母や影響を受けた母親に染まった可能性は否定できない。 とりあえず、古い感覚がありそうと仮定すると、髪の毛をなるべく切らない主義かもしれない。 古来、日本では髪は女性の命というような言い方があったり、あるいは呪術的な考えもあったりする。 だからまったく切らないのではないか?と思った。 が、女性の髪の毛の寿命は 4-7 年だそうだ。 また、伸びる速さは Wikipedia によれば、年間 11cm だから、切らないと右の図のような長さになりそうだ。
ところが、こんだけ長いと、ジャマになることになる。 髪の毛が長いことで有名な平安時代の女性のように、牛車に乗ってどこかに行くような生活は多分許されないので、何らかの方法で髪を動きやすいようにまとめる必要があったと思われる。 そこで、何らかの方法でまとめる必要性があったのだろうと想像する。 なお、初恋の人ライバーと会ったときには既にこのでんでんヘアーな髪型だったので、幼いころからこんな髪型だったのではないかと想像する。 もし、こういう文化の家系だったとすると、伝統でお母様もお婆様も同じ髪型だったのではないだろうか? 未沙パパが、だんだんお母さんに似てきたような発言をしていたが、ヘアスタイルが同じで顔がドンドン似てきたら、そりゃー男親としての心も、男心もドキドキモンではないかと。
この髪型はどうやって実現できるのかというのがナゾなわけだ。 当方はパーマはかけたことがないし、予定もない。 だが、会社にいる受付の女性の何人かにヒアリングしてみた結果を受けて考えてみたヘリクツが下の話だ。
可能性1として考えてみたのがカーラーを使う方法。 画面上で見る限り、カーラーを使うと、多分カーラーは 20cm(=200mm) くらいになりそうだ。 しかし、現実的には見つかった範囲では 48mm のカーラーが最大だ。 しかも意図もよくわからん。 特注のカーラーを使っていいことあるか? ちょっと思いつかない。 ただ、大きなカーラーを使うと巻く回数が少なくて済むと思われるのでソレが最大のメリットだと思われる。
ここまで読んで正しい説に感じた人はだまされやすいのぅ。 でんでんヘアには 20cm の穴はない。 つまり、一番内側の直径は小さいのだ。 だから 48mm カーラーでもたくさん巻くと外径はドンドン大きくなるので、そんな風になっているんじゃないかと思われるので、カーラーは大きい必要はない。 求められることはカーラーの長さだな。 半径は小さくても長くないと、アの量の髪の毛だからはみ出ちゃう。 とすると長いカーラーだが 120mm までしか見つからないなぁ。 それでも普通の二倍くらいかな?
二番目の可能性を考えてみよう。 この髪型はライバーとであった中学生くらいの年齢の時分から変化がなさそうで、実は自分自身でコテを使って縦ロールの髪型をしようとして、縦ロールよりもコンパクトになったのでライバーにウケたし、それ以来この髪型にしているという説。 本当はグルグルっとまいて前に垂れれば縦ロールになるハズが前に垂れずにその場にとどまった、と考えてみた。 実はミンメイのモミアゲ縦ロールは引っ込めるとでんでんヘアになるんでないかな?とも思っている。 すなわち、根元のほうが直径が大きく、先のほうの回転直径が小さいわけで、円錐形に近い。 だから、ソレを持ち上げて収納してあげると、ほら! コレをお読みの貴方の頭の中に黒髪のでんでんヘアが!
第三の可能性はコテで曲率を大きく取れるような方法を編み出してそれを実行した。 あるいは、実は小学生くらいの年齢のころまではおかっぱなどで、もうすぐ大人になるんだから、あるいは何かのきっかけで、そろそろ髪の毛は切らないようにとか言われ、最初はコテをつかって内向きカーブにしていたが、長くなってきたらソレがグルっと一周しちゃって、年齢を重ねたら何周もするようになり、デニッシュのようなでんでんヘアができたという説はどうだろうか? 切らないでいたら、もりもりとでんでんヘアのでんでん部(笑)が大きくなったと。 うーむありそうだ♪
で、まぁ現実的なセンを考えてみよう。 ちょうど発見した写真を使うと、ちょっと髪の毛が少ないが、アのでんでんヘアが崩れると左のようになるんじゃないかと思った次第。 コレはコレでアリな髪型だし、こっちのほうがいいが、作画的にはでんでんヘアのほうがラクだわな。 オレンジというか明るい栗毛で、正面から見て胸よりやや上あたりがぐるぐるっとなった女性なら、画面上小さくても「早瀬未沙」と認識できるから、絵柄的には成功だな。 だから、アニメという枠を考えればラクをするために、あのような作画になったのだ。 …なんて無粋なことは言わない(笑)
ということで、理由は不明だが、未沙は髪の毛を空くという作業はしていないと思われる。 意外と横着者なのか、美容院とか嫌いなのかな? その好みは置いといて、空いてないと、必然的に髪の毛の量は多くなる。 で、多量の髪の毛をまとめておくには丸めておけばよくて、でんでんヘアの中心は結構半径が小さく、多量(豊かともいう)の髪の毛をグルグル巻くと外側は直径が大きくなる。 カーラーかそれに似たような何かに髪の毛を巻いて作ることであのでんでんヘアになるだろう。 問題になるのは直径ではなく、長さだ。 つまり、単なる棒かもしれない。 直径は問題ではなくて、細いところからまき始めると豊かで多量の髪の毛は雪だるまのようにドンドン大きさをますのだ。 結果、大きなぐるぐるができるってワケだ。
あの形をどうやってキープしているかって? 簡単さ、フォッカーや輝も使っているスーパーハードなムースかジェルを使えばガッチリ地球の重力下にいても形は崩れない。 1980 年代には既に、髪の毛を固める方法は、スプレー式の洗濯のりを使うなどの方法があったので、当時はスーパーハードな整髪料がなくても固める技術はあった。 もっと古くはポマードとかの方法はあるし、女性には鬢付け油とかいろんな方法があった。 よって、形をキープするほうはいかようにもなるので、詳しく考える必要はないといえるだろう。
だから、普通の人がコスプレしても髪の毛の量が足りなくて、でんでんヘアにはならないと考えられる。 でんでんヘアは多量の髪の毛をまとめるための技術であって、普通の女の人は髪の毛を空いているから髪の毛の量足りないともいえる。 無論、例に挙げた女の人もでんでんヘアを作るほど多くはないのではないかな。 できても密度の薄いでんでんヘアになるのではないかと。
最後に説を二つ挙げておこう。
最初のほうでマクロスではキャラクター達に魅力を感じたと書いた。 そう、一部の当方から見ると行動がぜんぜん予想も理解できない頭のおかしい人、天才ともいう(笑)スゴい人はいるけどやっぱりみんな常識人で、でもヒトクセもフタクセもある人たちはとても面白く魅力を感じた。
最初に候補を挙げてみたら、ブリタイ、グローバル艦長、早瀬提督、技師長…とヲサーンばかりになってしまった♪ このままでは当方が変態認定されてしまう(笑)ので、ちょっと範囲を広げたら、やっと若い人とか女性とか出てきた。 魅力を感じる人物については、どうしてこんなことになるのかと、ちょっとばかり自分の胸に問い直したい。
なお、 変態 天才なマックスとミリアについてはさんざっぱら書いたのでここでは省略する。
やっぱりゼントラーディが魅力だった。 女性ゼントラーディ(メルトランディ)の活躍がもっとあったら、もっと面白かったかもしれないが、 2 クールという時間制約ではダメだったんだろうなぁ。 そのせいでゼントラーディは全体的に男クサいイメージがある(笑)
■ 目次に戻るやっぱりブリタイ司令が当方の中では光っている。 いや、光っているのは金属部分とかそういうことでなく、その決断と行動だ。 確かに、「お前たちとは作りが違う」発言から強靭な肉体にスポットが当たっていることが多いが、実際には司令としての能力の高さ等が挙げられる。 人類が絶滅しなかったのも、ひとえに彼が地球人と接触したからだ。 映画でも「不思議だ……この歌…ずっと昔に聴いたような気がする……なぜだ」ときて、何があったんだと思うくらい決断は早い。 さっそく、「ジンゼム・インバン・アドクラス艦隊より、マクロスへ。 これより貴艦を援護する」と決心したら、もうやることはひとつ。 ここ一番の場面で、ぐわぁ~っと回って「リン・ミンメイの歌を聴くすべての者に告げる。 われらの敵はただひとつ、ゴルグ・ボドルザーを倒し、ふたたび文化をとりもどすのだ…!」とカマしてくれる。 主役は地球人だったかもしれないが、ブリタイ司令サイコーな当方だった。
捕まえて、観察し、どう行動するかを決めるという慎重さもスゴい。 でも慎重なのに機を見るのも非常に有能だったと思う。 つまり、窮鼠な状態だったかもしれないが、自分の部隊がこのままでは文化に汚染されて崩壊するかもしれないが、見方につければ心強いことを見抜いて、しかもボドルザーに勝る力を持っていることを見抜いた。 その決断力たるや、たとえば盗賊などではどのリーダーについていくかで生存率が大きく変わることを考えれば、ブリタイがリーダーの部隊に参加すれば、それこそ無駄死をしないで有効に戦えるだろうし生存率も高いだろう。 まさに繊細かつ大胆ってなところを地で行くお方だった。 たぶん、そういうところをみてのカムジンのオヤジ呼ばわりだったのだろうと思う。 決断のもとは、たぶん懐深く、物理的には金属で硬いが柔軟な頭で、じっくり検討したのだろう。 自分もマイクローンになってみたいとかいうセリフがあったが、アレは結構ホンキだったんじゃないだろうか? 頭の金属が邪魔でマイクローン化の障害になっていたと思う。 でもって、わりと包容力もあるんじゃないかと思う、というのも捕らえていたミンメイに冗談を教わるくらいだからね。 フツー捕虜というか観察対象に司令官が物事を教わるか? そういう柔軟さが彼の魅力だと思う。 あのまま一万周期くらい経っていたらブリタイ基幹艦隊ができていたかもしれない。
エキセドルは数少ない、初代テレビ版マクロス・愛おぼえていますか・マクロス 7 の三作に出演しているキャラクターだ。 しかも、見た目のインパクトもキョーレツ。 どういうふうに?って上の初代エキセドルは、巨人ゼントラーディ軍の中にあって目立つほど大きかったブリタイのそばで、ひときわ小さく見えた。 ブリタイの半分しかない?どうなってんの?ってくらい小さかった。 でもって、和平交渉のためにマクロスに乗り込んできたときには地球人の誰よりも背が低かった。 ミンメイを呼び出すために「きゅ~ん、きゅ~ん」と歌うあたり、ゼントラーディ人としては初めて歌をうたったのではないか? ブリタイの参謀としての頭の柔らかさはピカイチだった。 文化をあるがまま受け入れて分析し、進言するという彼はブリタイとの相性も抜群だったろう。
しかも!初代テレビ版マクロスと、劇場公開された愛おぼえていますかの違い! 下の図の緑色しているのがエキセドル、黒い顔はハカイダー、ガイコツ風なのはマーズアタック。 ま、それはおいといて、どういう風にみたら同一人物といえるんだよというくらい別人になっていた。 上の茶髪のおかっぱと、頭デコボコなブリタイよりもバケモノ度アップしたおっかない顔と、どちらもエキセドルってことになってるんだよな。 で、頭がノーミソみえているみたいに見えた。 それは、ハカイダーなのか、マーズアタックかと! お、そーいえば、マーズアタックも歌で解決していたな(笑)
肉弾戦ドンと来いなブリタイにたいして、記録参謀なので、策士であり、使うのは肉体じゃなくてノーミソという特殊性ゆえ体躯はそれほど要求されないものと思われる。 ま、そんなエキセドルあってのブリタイということで、見事な副官ぶりを発揮していた。 その参謀という立場はマクロス 7 でもマックスの参謀になっているということで変わっていなかった。 が、ブリタイはどこへ行った? 30 年が経過してマックスは艦隊の艦長という立場になっていて、エキセドルは昇進なしですかい? あるいは、参謀という立場が好きで、昇進拒否かな? 年月を経てもマックスとミリアが引き続き若々しいままなのに、下の図のようにエキセドルは老けましたな。 彼は立っているのだろうか?座っているのだろうか?
■ 目次に戻る当方が生粋のゼントラーディ人の中でもっとも文化的生活をしていたと考えるカムジン。 初代テレビ版の悪役具合がいい感じだった。 衝動的で、思い込み激しくて、相変わらず親分肌で…。 彼にはブリタイと一緒に工場衛星奪取作戦を敢行してもらえるよう、突撃隊長をしてもらえば、それはそれはすばらしい働きをするだろうと思ったのにな。
オイグルはカムジンのイケイケどんどんに振り回される、副官という感じでいい味を出していた。 ダメな親分をたしなめるどころか、親分がこうだ!といえばそうしてしまうオチャメなイエスマンだったのかもしれない。
ラプラミズは前半というかミリアの上官だったころの麗しい姿から一転カムジンと一緒になってからの情婦のような姿がまたソソる(笑) くせっ毛なのだろうか、ショートヘアがにあうわけで、色白で半そで姿になっているときの二の腕の内側なんかが色気があった♪ ほかの女性ゼントラーディも引き連れてくればカムジン艦でとても楽しいことが起こりそうだったのにとか想像しちゃうのだった。
■ 目次に戻る初代テレビ版でも、映画愛おぼえていますか版でもラスポスな彼。 行動としては正しいと思う。 「プロトカルチャーのいる星には手を出すな」という言い伝えを守ろうとした。 しかし、ボドル基幹艦隊 500 万隻を正しい方向に導くべく、秩序や体制を維持し、勝利へ導くための行動が、封印の言葉をも破ることになったわけだ。 ほかの艦隊だって同じことをしたハズだ。 だからプロトカルチャーは滅んだのだ。 彼の不運は、ほかの誰でもないブリタイと地球人とが接触しちゃったことだ。 プリタイはマクロスを追撃はしても、観察するためにつぶさず、これからどう行動するかということをエキセドルと話して思案していた。 ボドルザーはブリタイとは視点が違う。 1000 隻の艦隊の司令と 500 万隻の艦隊の司令では当然にちがうわけで、ただ歌を一緒にガンバれば 1000 隻余りでもボドルザーを倒せたのは奇跡に近い。 そういう意味ではボドルザーはツイてなかったといえよう。
■ 目次に戻るマクロスが落ちてこなかったら、監察軍を追っていたブリタイたちに見つかることもなく、安穏と暮らせていたのかもしれない。 銀河の辺境をブリタイ司令なら原始人が住んでいる惑星と見て、放置していったことと思われる。 しかし、ブービートラップだったマクロスを見つけちゃったんだから仕方ないね、話が始まった。
ふとおもったが、ブービートラップにしちゃお粗末でないかい? というのも、たった一隻のマクロスで何ができる? しかも、長距離砲だからといっても辺境の艦隊の船を二隻か三隻を沈められる程度だ。 ここで、思いついちゃったよ。 マクロスを地球に落としたワケってのをさ。
ちっとも出てこない監察軍だけど、当然監察軍側のプロトカルチャーだっていたわけだよな。 ゼントラーディ軍側のプロトカルチャーと監察軍側のプロトカルチャーにわかれていて、どっちも巨人兵士をつかっていたわけだよね。 でもって、マクロスは監察軍側の巨人兵士が使っていたことがわかっている。 じゃぁ、何でさしたる効果のないマクロスになる船を落としていったか。 それは、監察軍は地球人をゼントラーディ側のプロトカルチャーだと思った、または自動認定する仕組みがあったに違いない。 地球にゼントラーディ軍の攻撃を仕向けさせるためにブービートラップを落としておけば、基幹艦隊が見つけてくれて、最終的には攻撃して滅ぼしてくれる。 これこそが監察軍側の期待だったハズだ。 結果的に監察軍側のプロトカルチャーがゼントラーディ軍側のプロトカルチャーに勝利できるわけだね。 まぁ、結局は両方ともいなくなっちゃうことになったわけだけどね。
ゼントラーディ軍の巨人兵士と地球人に遺伝的差がほとんどないというのは、そういうゼントラーディ軍側のプロトカルチャーが巨人と地球人の祖先を作ったからだと結論づけられる。 なんか意外なところにたどり着いちゃったなぁ。 こんなこと考えている人いないだろうな。
■ 目次に戻るおちゃらけ視線で見れば、職権乱用してオペ子で花園というかハーレム作っちゃうヲヤヂだ。 しかし、パイロットなど実際に肉体的に負荷がかかる職場は男がほとんどになる。 理由は簡単だ、ボディビルダーを見ればわかるように、その力は筋肉の断面積に比例するわけで、最大筋力はホルモンの関係で女は男の 80% 程度までにしかならない。 すなわちキョーレツな機動を行うバルキリーに耐えられるのはそういう肉体を持った者だけで、普通は男ばかりになる。 ってことは、口が回ってコミュニケーション能力にたけるものをオペレーションルームに回すことは正しい。 が、全部が女というのもどうかとも思う。 オペ子三人組が姦(かしま)しいというか喧(かまびす)しいのもその能力の高さを考えれば当然かなとも思うがね。 後半でグローバル艦長の代理的な早瀬少佐(未沙)が町崎クンをオペレーションルームに連れてきたのは若いツバメじゃなく SE 的役割を期待していたんじゃないかな。
さて、話がソレたが、グローバル艦長はブリタイ司令とはちゃんと話のできる友人となれたろう。 それぞれ指揮官としての苦労が共有できたりしたのかなーとか。 で、思ったのは副官の不在だ。 図に出したようにクローディアが副官っぽいが、最初のころはそうでもなく、だんだん副官っぽくなっていったように見えた。 グローバル艦長もまた深い洞察力を使い、行動原理を読んで、かけるウラをかくという感じで、副官というか軍師というかそういう参謀がほしかったろうなぁ。 小さいころから見てきた当時の早瀬大尉(未沙)がゼントラ艦から生還したとき、そのとてつもない話を聞いて信用するなどコチラも人間として懐の深さを見せてくれた。 その後の消息が不明だが、生き残った人たちが少ない地球では多忙な日々を過ごしたのだろうと思う。 彼の性格からは、文官とは違うといって政治家にはならなかったんじゃないかなぁ。 でも政治家向きだと思うがね。
■ 目次に戻る名前をみてお分かりのように未沙のパパだ。 未沙のまじめで任務が恋人みたいな状態はパパの性格が遺伝したからだ。 しかし、外見はお母さんに似ているとのこと。 よかったねー、外見もパパに似ていたらどんなだったことか♪ 好きな男はまだいなかったかも知れないけど、気になる男の子(だって年下だもん、笑)はいるんだけどねーと、言ってもらえるほど娘とは近くない普通のやさしいパパだったようだ。 好きな男が「いる」といったら、「認めん」というのか「つれて来い、こんど飯でも」というか予想がつかないなぁ。
さて、彼の行動に関してだが、お話的には彼とその周辺の決断は間違っていたことになる。 しかし、それは 500 万隻の艦隊の一部を見てきた娘の話を受け止められるほどではなかったからだ。 したがって、グランドキャノンを使うことは彼にとっての正義であり、仮にとめたいと思ったとしても証拠がないために説得はやっぱり難しかったろう。 特に、「娘が見てきた」といっても、そりゃ「娘の言うことなら信じるさ、親バカだなぁ」になるわけで、未沙の行動は効果がないことを予想できなかった時点でアウトかもしれない。 じゃぁ、仮に誰が行けばというと、マックスはすでに妻持ちだし、輝はというと口下手でダメだから最善の手ということだったのだろう。
ただ、娘を思うやさしいパパであったのは見ていたほうもちょっとうれしかったことよ。 キビシイ人だったようだけど、グローバル艦長の言う若いときのヤンチャとか聞けば話のわからん人ではないわけで、撮影した証拠が失われたのは非常に痛かったなぁ。 アレって記録媒体はなんだったんだろうね。 まさかフィルムってことはないだろうに。 磁気媒体とかメモリー系、あるいは HDD のようなものでも回収してきて解析すればある程度は見えたろうにとか思ったわ。
■ 目次に戻るスマン! いくら検索しても技師長がいるシーンをキャプチャした画像が見つけられないんだ。 だから、ほかの有名な技師長でイメージ画像ということでユルしてくれ。 ま、それくらいの技師長なら「そんなこともあろうかと…」いろいろ奥の手をだしてくれるんだが、そうもいかない。
でも、彼もまた柔軟な発想で、できない理由を探してやらないのではなく、できない理由を考え、ソレをつぶして、できる方法を探すというすばらしい人なのだ。 新しい発見も防御に使えるんじゃないかとか、いろんな可能性を探るってところもすばらしい。 スゲー地味だけど、ピンポイントバリアやトランスフォーメーションなどの影の立役者だ。 もっと活躍してほしかった。
■ 目次に戻るまさに豪放磊落な先輩のフォッカーとそれにつりあう大人の女クローディア。 フツーの人間大の主人公である輝の理想的なカップル像を示してくれたカッコイイ先輩カップルだった。 そして未沙をメンタリングといっていいかな、助言して気付かせるメンターのような立場になってしまったクローディアはかっこよかった。 アニメのなかでは珍しく人種的特徴を備えている。 高い身長、天然パーマ、クリクリの眼、褐色の肌、そのどれもがまたカッコいいんだ。 ドラえもんののび太の声のひとらしいが、穏やかな話し方というか、声の質がしっとりしてとっても好みだ。 そうそう、マクロス 7 にプロデューサーのアキコさんという人がでてくるが、同じような声の質で個人的にはとても気に入っている。
フォッカーは主人公の輝が、普通の少年で、女性にオクテであることに対して、ガハハーとまったく違う面を持っていて、いい対比だった。 彼は戦闘機のりとしては規格外に大きいがどうなってんのかな?と思ったわ。 かつて航空学生になりたいと資料を取り寄せたことがあったが、身長の下限( 158cm )もそうだが、大きいほうにも 190cm と制限があった。 もっとも日本の規格だから、世界標準のバルキリーはフォッカーくらい大きくても大丈夫なのかな? でも、入院して精神的に落ち込んでいる後輩を励ますために、ミンメイのところに頼みにいくなど、豪快なだけじゃない繊細な一面があったのをクローディアだけには見せていたところもカッコよかった。
■ 目次に戻るたまたま「マクロスFのキャラを初代劇場版の美樹本サンぽく描いてみた」という図を見て理解した。 そうだったのか、マクロス F はなんかわかりやすいなと思ったら、初代を見た後だと人間関係の構造が似ていてわかりやすかったのだと。 ソの図を描いた方はすばらしい洞察力だと思った。
初代「劇場版超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を見た人で、かつマクロス F を見た人なら置き換えができるだろう。 んなもんだから図を見て、感心するとともにちょっと笑ってしまった。 でも、イロイロなところに共通するところがあって、でも違うところもあって、残念に思ったところもあった。 それは図中の右下の二人なんだな。 ゼントラ系のクランクランと地球人系ミハエルブランは、ミリアとマックスのような祝福されるカップルであったが、メガネが割れてしまったわけで、とても残念である。 そーいや、ミハエルって名前がもろヨーロッパ系というかドイツ語読みだよな。 ミシェルはフランス語読みで、英語読みになればマイケルだ。 大天使ミカエルに由来する名前なわけで、当方はマックスはクリスチャン説を信じており、ミハエルブランはキリスト教徒かどうかはわからないが関係する名前を持ち、そしてゼントラーディ人の女性とのカップルというところまで同じだ。 しかもメガネかけてるし! ダテメガネなのか、何らかの視力矯正をしているかは不明だが、スナイパーであり目はいいと言っていたからダテの可能性が高い。 TV 版では成就しなかったのが残念ではあるが、映画版ではそんなことは忘れ去られている(笑)
マクロス F が特異なのは登場人物が初代とカブっていることではない。 オープンニング曲「ライオン」は歌詞の中に「生き残りたい」というフレーズが何度もでてくる。 それは登場するバジュラの攻撃を考えれば非常に印象的だ。 一般の人のキモチはその通りだろう。 こんな歌詞もちょっと変わっているというか、聞いたことのないタイプの歌詞だ。 いうなれば、歌詞の多くは「キミは誰とキスをする」とか「一人きりじゃないとささやいてほしい」とか「 heart 揺らして愛をあげる」とか、人同士のつながりを歌い上げるものが多い。 生きていたいとか生き残りたいという切実な歌詞はお話とはリンクしているが、オープニング曲の歌詞としてはちょっと不思議な感じがした。 そして、当方にはもっと根源的なところ、すなわちお話の流れに今まで見てきたお話のどれとも違う違和感があったのだった。
お話のなかでの敵であるバジュラと人類(ゼントラーディ系を含む)との関係は敵対的に見えて一見普通だ。 しかし、当方が見ると人類の立場が特異である。 多分、他のマクロスシリーズのみならず、多くの物語にと比較して、マクロス F における人類の立場は特異だと思う。
有名な「宇宙戦艦ヤマト」は、そりゃーエポックメーキングだったさ。 番組の最後に「地球滅亡の日まであと 340 日」とか出るわけさ、どきどきするわ。 しかも、それまで出てくる宇宙からの侵略者は火星人に代表されるタコ型かあまり人類には似てないのが普通だった。 しかし、侵略者であるガミラス星人はもうね人類クリソツで、余りに似ているので初登場は肌色だったのが生々しすぎということで肌の色を寒色系にされたくらいだ。 さらには地球人にとっての敵であるガミラスの母星は、地球人に手を差し伸べてくれて放射能除去装置をくれるという星と双子星だという衝撃的事実は、見事に視聴者の期待を裏切ってくれる巣晴らしい演出がテンコ盛りだった。
でもガミラス星人の指揮をしていたデスラー総統には彼の正義があった。 そう、寿命が尽きて、ガミラス星は崩壊しようとしていたわけで、ガミラス星人は移住先を探していたのだった。 そのガミラス星人を滅亡から救うべく地球に侵攻したわけで、地球人から見れば侵略者であることは間違いない。 だからガミラス星人にはヤマトや地球を攻撃する正義が存在し、ヤマトはガミラス星人の軍隊を壊滅することに地球人の正義があり、それを行使しながらガミラス星人の軍を破ってイスカンダルを目指したのだった。
別の例えをだしてみると、ヤマトと並んで有名な「新世紀エヴァンゲリオン」はやはり魅力的なキャラクター達と多数の伏線のような謎がナゾを呼んだ。 しかしながら、ヤマトと同じようにあるいはウルトラマンなどと同じように人類が滅びの危機に際しているように見え、それにいかに抗うか、そういうように見えた。 お話の中ではある目的のために計画は進んでいたが、その目的に対しての障害である使徒が次々と襲来し、かかる火の粉を払うように「生き残りたい」と戦っていた。 すなわち、人類の正義は生き残るために使徒を殲滅することだったわけだ。 人類が生き残るためにはあらゆる手段を講じて、使徒を殲滅せねばならなかった。 よって、使徒を攻撃し、殲滅することは正しかったのだ。
多分日本のアニメでもっとも有名な「機動戦士ガンダムとそのシリーズ」は人間同士の戦いである。 これは、マクロスがすでに地球人同士の争いをなんとかほぼ克服したことにしている話とは対極をなすものであり、相互に人類同士であるので、今回のお話とは事情を異にする。 よって、比較対照とならないため取り上げない。
未沙とミンメイと輝が乗って出発したメガロードに端を発して、マクロス 7 船団も、ギャラクシー船団もフロンティア船団もなぜあんなところにいるかというと、銀河人類播種計画によって植民するからだ。 となると、必然的に発生する話なのだが、要は「人類はバジュラから見れば侵略者」なのだ。 人類が侵略者だったお話について考えてみるとそういう話を思いつかない。 日常的には、たとえば熊の生息域に人間が進出して熊と遭遇することが多くなるという話があって、まさに人間が侵略者な状態は今でもある。 人類にとってのどんな正義であろうとも、バジュラの立場で見れば侵略者に他ならない。
上にはたった二例しか出していないが、基本的に人類が侵略を受けて危機を迎える話は多いが、人類が侵略しに行く話はあまりないと思われる。 少なくとも当方は記述している現時点では思いつかない。 つまり、戦争というか闘争というかそういったお話において、ガンダムに代表される人類同士が争うものは置いといて、人類以外との戦いは基本的に外から侵略されるモノが多い。 有名どころの小説などのたとえば「宇宙の戦士」や「終わりなき戦い」などは攻撃はされているもののイマイチ侵略されているようには見えないが、かといって人類が侵略しているようにも見えない。
そういうわけで、当方からみるとマクロス F は人類が侵略者側であることに驚きを感じつつ絵がキレイだなぁと、初代マクロスのひどい回を思い出したりした。 まあ、初代マクロスの 27 話などは非常にクオリティが高いとは思う。 よく見ればわかるが、影が二段階の明るさになっており、そんなアニメは劇場版のマクロスしか見たことがない。 そういう意味では、マクロス F は平均的品質が非常に向上したテレビシリーズだとは思ったわ。 歌もわんさかでてきて楽しい歌が多かった。
話を元に戻すとミクロというか個人ベースでの状態では、バジュラから身を守り、生き残りたいと思うのは当然でバジュラのほうが優勢に見える。 フロンティア船団はバジュラの母星に向かって進んでおり、バジュラ密度が高くなり、遭遇率も高くなって、遭遇すれば当然戦いになるのだから個別単位で見れば火の粉を払っているように見える。 しかし、フロンティア船団を人間の群体と見ればやっぱりバジュラの母星に住み着くために進んでおり、それを侵略といわずしてなんという? 火の粉を払っているのはバジュラであって、人類ではなかったといえる。 最初から共存の道を歩もうとしていたならともかく、「虫どもを殲滅して移住しよう」としていたわけだ。
というところから、人類が侵略者側であるマクロス F のような話は非常に少ないと思われ、特異な存在だと思った。 こういった人類が侵略者で、侵略者側から描くお話って見たことも聞いたこともない。 ここでいう人類はヒトガタをしているのは人類としている。 結局人類はバジュラとも共存はしないみたいで、バジュラは逃げちゃったのかな、当方には追い出しちゃったみたいに見える。 今のところ、共通の起源を持つゼントラーディの巨人たちとはいっぺん別れた流れが一緒になるように共存できた。 しかし、ヒトガタでないプロトデビルンやバジュラとは共存できていない。 当方は学がないので、読んだり見たりしているものはとても少ないので、有名どころなのに「人類が侵略者側なお話」を見落としている可能性が非常に高い。 もし、思いついたら当方にコッソリ教えてオクレ♪
当方のお気に入りはボビーだ。 マクロスのブリッジは艦長以外は全員女なのがお約束だ。 つまりオペ子しかいないのが普通であとは指揮官のみが男というスタイルだ。 を?例外キャラか?と思ったら、オカマだったので、まぁ従来を踏襲しているともいえるな(笑) ソの彼の定位置である右前方というと、初代でもアフロヘアの背の高い人がいた♪ 残念ながら、彼女よりも活躍が少なかったので魅力が少なく感じるがそれでもやっぱりいい味だしていた。
しかも、ボビーは Wikipedia の情報によれば、ダルメシアンハイスクール出身とのこと。 そう、ダルメシアンハイスクールといえば、マクロスプラスの主人公ら三人の出身校だ。 名門校かなとも思ったが、マクロスプラスの主人公であるイサムは頭悪そう(笑)なので、そうでもなさそうだな。 もっとも、操縦テクニックはマクロスシリーズの中でマックスとともに名前の挙がる天才的腕前らしいので、そういう特技で入学してないとも限らない。 話を戻すと、好きになるのが男で話し言葉がオカマ言葉なだけで、行動も性格も男っぽいなぁと感じた。
■ 目次に戻る初代マクロスのテレビ版が放映されて 30 年以上が経つわけで、その間の動画技術の向上は目を見張るばかりだ。 当時の技術でもキレイな映像の回はかなりキレイだった。 反面デッサンのミョーな回もあってかなり悔しいことになっていたのも事実だ。 それがどうだろう? 2013 年の今の技術だと CG と併用して非常に平均の高い動画にできるようになっている。
そして、下に紹介するのは今の技術でライブを模した動画を作成するとこんなふうに作れるということだそうだ。 たぶんほぼフル CG だろう。 カメラワークは個人的には当方の好みには合わない、というか振動が激しすぎてもう少し安定させてほしいとは思うが、人間の目の特性を考えれば動き続けていればアラが目立ちにくいので正しいとも言える。 日本の地上波放送の HD の伝送は 20Mbps 弱だから、その辺にまで解像度と動きをあわせるとアニメ調の彼女らの顔のディテールをどういう方向へ持っていくかが重要な問題になってくるのかもしれない。 すなわち、俳優の顔に近いものを表現できるようになってきているハズだから、あえていわゆる従来のアニメ調の顔である必要性もなくなってきているので、いわゆるリアルな顔にすることも可能なのだから、どういう方向にするかというのは悩みどころではないだろうかと思うのだ。 多分、ファンというか視聴者の好みの方向になるんだろうなと思った。
思いつくところを書き連ねてみた。 長くてスマン。
なんか思いついたらさらに追加してみたいと思う。 反論・意見・感想・質問も歓迎だ。
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タツノコプロは二次創作禁止らしい。 当方のいろいろ考えた上のアレコレはネットに多く見られる絵や小説というスタイルの二次創作かどうか怪しいが、二次創作といえばそんな気がする。 そんなわけで、ダメなところがあれば改変するつもりで、聞いてみた。
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