今年も目指せ SR (SuperRandonneur) ! そして、「燃やせ、情熱とハラの肉」を合言葉に減量も誓った。 一週間前の BRM106 逗子 200km でも「坂をラクになるには痩せるしかない」と指摘されて、その通りだと思った。
だからと言って、一週間ですぐに軽くなったわけでもなく、脚が強くなったわけでもない。 しかしながら、 BRM106 逗子 200kmはダメージもさほど大きくなく完走できた。 まぁ、結果としては悪くないとも評価できる。 弱いなら弱いなりに作戦を立てて、その中で最善の努力をするようにしたい。 その作戦を立て、実行できるだけの経験と機器はある。 あとは、作戦を実施して、出たとこ勝負って感じか。
当方にとって大事なことなので、繰り返す。 今年も目指せ SR (SuperRandonneur) ! 燃やせ、情熱とハラの肉!
ブルべそのものに対してはあまり効果はないが、測定と Garmin connect 用の情報収集のために Edge 520 を取り付けてみた。
主力前照灯は「ジェントス GENTOS LED ライト ネクセラ 909D NEX-909D 」である。 補助灯は「ジェントス GENTOS LED ライト ネクセラ 909D NEX-909D 」と同じシリーズの単三を二本で運用できる「ジェントス GENTOS LED ライト ネクセラ 903D NEX-903D 」(公称:実用点灯時間 10 時間)だ。
メガネは貼り付ける老眼鏡を使った。 境目ナシが有用であることは間違いないが、貼り付けるタイプも再確認ということで、また使ってみる。
ハンドル周りは下の写真を見てくれ。 真ん中のでっかいのが Colorado300 という GPS 端末だ。 その左上に見えるのが Joule1.0 というパワータップのロガー(記録装置)で、基本的にはこれにでている数値をもとに、出力を変えたり、食べるモノを考えたりする。 Colorado300 の左側が速度計だが、速度というよりも道のり測定でキューシートを確認するために必須の装備だ。 個人的な趣味で有線式を使用している。
Colorado300 の右手前は Edge520 だ。 Edge 520 は本当はキューシートの下に隠れていたが、写真のために見えるようにした。 他に取り付けられる場所がなかったから、ココに設置したのだが、立ち漕ぎをした時に膝が当たって、何度か記録停止が発生した。 ハンドル前方に拡張したバーに設置しようとしたら、細すぎて設置できなかったのだ。 次回以降、要検討だ。
今回初めて前方から撮影してみた。 主力ライトが向かって左側、予備灯が右側だ。 主力ライトのすぐ右上にはベル(チーンと鳴るアレ)が見える。 重くなければ右側にもジェントス GENTOS LED ライト ネクセラ 909D NEX-909D とつけたいくらいだが、さすがに 500g 近いライトは一本で十分だ。
なお、ブレーキが写っていて、これはカンチブレーキだ。 普通のロードバイクはブレーキはアーチブレーキだが、当方はシクロクロス用の自転車( CX900 本体重量 13kg だ!)で参加しているので、あんまり強力でないが、必要十分に使えているのだ。
全体としては、前回と変わらず、水ボトルを一本、輪行袋をボトルケージに設置だ。
コースは鎌倉から相模湾を左側にしてずっと進み、伊豆半島の先端まで行って、折り返し後はほぼ同じルートを帰ってきて逗子でゴールというシンプルなルートだ。 走り始めから伊豆半島に入るまではほぼ平地、伊豆半島ではアップダウンがあり、折り返しも小田原のちょっと手前まではアップダウンがあって、小田原からはほぼ平地という感じのコースだ。 スタートから、だいたい 50q が平地で、 200q ほどアップダウン、その後また 50q 平地って感じ?
今回は当方にとって初めての経験の、スタートとゴールの場所が違うブルべだ。 鎌倉スタートで、逗子ゴール。 逗子でゴールは一週間前の BRM106 逗子 200km でもあったので、慣れているといえよう。 どうするかね?
方法としては、四通り、 0) 鎌倉駅まで輪行する、 1) 鎌倉まで自宅から自走(約 15km )していって、逗子から自走(約 20q)で帰ってくる、 2) 鎌倉まで自動車で行って、ゴールの後、鎌倉に停めた車まで約 5km 走って、車で帰ってくる、 3) 逗子まで車で行って、スタート地点での鎌倉まで約 5q 走ってスタートし、ゴール後は逗子から車で帰ってくる、という選択肢が考えられる。 輪行は、自転車を展開して組んだり、たたんだりというのが当方にとって大変なので、それだったら、 1 の往復自走のほうがいい。 当方のような軟弱者は車で往復したいので、可能なら、 2,3 のいずれかを選択したい。 スタート前に体力を使わないでゴール後ちょっとガンバるか、スタート前に走ってゴール後ラクをするかの二択だろうなぁ。 そう、ゴールすると心がもう走りたくなくなっているのを思い出した。 それにスタート前に鎌倉駅まで 5km 程度なら、寒いこの時期、ウォームアップになるのではないか? 鎌倉駅周辺に駐車場の存在を調べるのが面倒になって、観光地だから駐車場はあるだろうけど高そうというイメージと、逗子での慣れから、逗子でのいつもの駐車場に停めることにした。
当日の予想天気図を見ると等圧線はあまり混んでないが、高気圧が北西にあるからやや北西風か。 となると、折り返した後のアップダウンで、日が傾いてから、寒い向かい風が吹きそうだ。 やっぱり、一週間前の BRM106 逗子 200km と同じく 150W くらいを目標として走行しよう。
水ボトルを一本だけとするが、一週間前の BRM106 逗子 200km ではオシッコ行きまくりだったので、事前の重点水分補給はせずに普通にしておくことにする。 気温は低そうだが、一週間前の BRM106 逗子 200km と同じジャージ、手袋等の服装とする。
ロガーは前回の轍を踏まないように、電池交換は前回同様に前の晩に交換し、スタート直前まで背中のポケットに入れて温めておいた。 そのせいで、気温がやや高い 10 ℃から始まっているが、 10q も走ったあたりで氷点下までに冷えた。 その後、最低温度は -2 ℃を下回り、そりゃー、手も凍るようだよなと、まとめている今わかる。 往路のの小田原付近で Low Battery 表示がでたが、出力のワット表示はでているので、そのまま走行した。 そして、日も暮れた 200q 過ぎからはずっと 6 ℃に満たない中を走ったわけで、走る分以外に、体温を維持するためにも体力を使ったと思う。 ゴールのマクドナルド前に停めた頃は 3 ℃と、自動車に戻るまでも寒かったわけだ。
前日の夕方まで、スタート時刻は 07:00 だと思っていた。 目覚ましをセットするために、確認に見たら、なんとスタート時刻は 06:00 だ! ということで、ビックリしながら、翌朝の起床や風呂などを一時間早めた。
起きたら、寒いよ。 あー、先週と同じかーと思いつつ、自動車に自転車と着替えや工具などを積んで出発した。 逗子の時間貸しの駐車場で準備していたら、同じ駐車場に入ってきた車が自転車を下ろしていた。 同じこと考える人いるんだなーと。 この人、当方がゴール後に駐車場に戻ってきたときには車がなかったので、おそらく当方より先にゴールしたハズ。 知ってか知らずかわからんが、海岸とは反対方向に走って行ったので、鎌倉へは山越えで行ったハズだ。
当方は多少遠回りでも、傾斜が緩いほうを選び、また低いとは言っても気温は多少山の中よりは海岸沿いのほうが気温が高いだろうと期待した。 準備ができたら、海岸線に出て、片瀬海岸から内陸に入り鎌倉駅に向かった。 いや〜、指が痛かったよ。 5km ちょっとしかないから、ゆっくり走っても 30 分はかからないんだよね。 手のゲートが開かず、手が痛いまま鎌倉駅西口に到着した。
今回の目標は完走。 先週の BRM106 逗子 200km では 10 時間を切れたので、 15 時間を切れるといいなとちょっと思った。 翌日も普通に勤務だから、早く帰宅して、早く寝て、 06:00 に起床したいと思ったからでもある。 翌日がお休みだったら、 20 時間ギリギリでも完走できればいいともいえるが、睡眠時間を確保したいなら早くゴールしないとならん。 それに対し、 14 時間 30 分と、ナンチャッテ目標の 15 時間を切れた。
ダイジェストとしては下のように心拍や出力が推移した。 写真で、だらだらと当方の感想をグラフの下に流してみよう。
今回はパワーメーターというかロガーの表示をよく見て、パワーは 150W 前後の抑えめにしようと思ったが、 150W 前後だと 20km/h (完走 15 時間の速度) を維持できないことがわかって、 150W 〜 180W を目標に走った。 ザックリ、パワーは後半タレた。 それでも、走行時間に大変影響のあるアップダウンがたくさんある区間は 150W 以上を維持できていたと思う。 また、やる気が出なくなる信号の多い、小田原〜逗子であるが、夜だったせいか、あまり引っかからず、巡航速度が結構上がって、 240q くらいを走った PC5 を出たときの予想では、間に合うか、ギリギリ間に合わない感じだったが、平地+信号に引っかからないということで、大幅に速かった。 ざっと計算したけど、それまで何とか 20km/h だけど最後の 60km は 24km/h だから二割も早かったもんね。 心拍も、そこそこには上がったけど、おおむね余裕がある状態だった。
なお、今回は Edge520 の電池が公称 15 時間ということで、それもあって目標を 15 時間として、モバイルバッテリーを予備として持っておいた。 が、ゴールへ走り切ったとき、残量 38% となっていたから、もしかすると、気温がもう少し高いと電池のモチもよくなって 20 時間もったりして……。
鎌倉駅西口には時計があって、そこに自転車と人がいっぱいいた。 見ている中でも何人かが改札の奥から大きな荷物を担いで出てきて、自転車を組み立てていた。
2018/01/13-05:19駅ならトイレがあると思ったが、見つけられなかった。 今調べたら、東口にあったモヨウ。 が、西口ロータリーにあるコンビニに行ってトイレを借り、おにぎりを一つ買って出た。 焼肉が具だったか、結構おいしかったなぁ。
ブリーフィングが始まり、説明があった。 およそ 80q 先の「マラソン大会による道路封鎖」の話があった。 当方はだいたい 20km/h 前後で走っているので、本当にギリギリだ。 ちょっとガンバろうと思った。
2018/01/13-05:38東口に抜ける地下道に並んで、車検が始まった。
2018/01/13-05:46鎌倉駅東口からスタートして、稲村ケ崎を越えるとほぼ平らだ。 もっとも、当方のような貧脚だと、小田原までもアップダウンがあって、 150W 前後で走っていて、速度もそれなりに落ちることもある。 というか、いい感じの巡航速度になっても赤信号で止まることになることが多くココロが萎えた。
2018/01/13-06:05急いでも脚が弱いから仕方ないのが、マラソン大会の道路封鎖より前には通過したい。 ということで、 150W くらいで走行を始めた。 いつもよりも特段遅くも早くもないハズだが、いつもと違う感じだった。 それは、たいてい PC1 までの間に結構な数のライダーを見る(抜かれる、抜く)のだけど、 PC1 まで、ほとんどブルべライダーを見なかった。 やっぱりマラソン大会の道路封鎖より前に通過したいから、みんな飛ばしてるんだろうかと思いながら、走行した。 相模川で最も下流である湘南大橋を通過するときの気温表示は -2 ℃だった。
2018/01/13-07:02気温が低いとウィンドブレーカを脱ぐか着るか迷う。 ウィンドブレーカは着ていると、風が当たらないから、最初はあんまり寒くないが、そのうち、汗が冷えるんだな。 ウィンドブレーカを脱ぐと、汗の冷えはないんだが、そもそも寒いよね。 ってことで、迷うのよ。 ……結局大磯駅前の信号(上の写真を撮影した後)でウィンドブレーカを脱ぐことにして、ゴールまで着ないで走った。
また、オシッコしたくなったんだよね。 今回は、 PC1 の前で、一般家族が寄っているトイレを発見して、そこで排尿した。
2018/01/13-08:09スタートからおよそ 47km の PC1 に、およそ 21.5km/h と悪くないペースで到着だ。
2018/01/13-08:11PC1 にはかなりたくさん人がいた。 やっぱりみんなカっ飛んできていたんだなと思った。 交通規制にかかりたくないので、早めに出たいと思って、サラダ巻きを食べた。
2018/01/13-08:14ガンバって急いで走って、交通規制が始まる 10 時のちょっと前にやっとこ到達した。 いやー、間に合わないかもと思って、 150W 〜 180W くらいで走ったから、間に合ってよかった。 下の写真のちょっと先に道の駅があって、前回寄ったのだけど、今回は寄らずにそのまま進行した。
2018/01/13-09:48前回寄った道の駅でトイレに寄らずに、前回発見して、狙っていた汐吹公園でトイレに寄ったのだった。
2018/01/13-10:05スタートからおよそ 100q の PC2 に到着した。 ここを 11 時に出られればトータルとして 20km/h を維持できていると言えよう。
2018/01/13-10:45もうすぐお昼でもあるので、ガッツり目に食べたいと思った。 ちょうど、ごはん大盛なお弁当があったので、コイツで約 1000kcal 補給できた。
2018/01/13-10:5112 時ちょうどごろ、おそらく今回のブルべで一番早いライダーとすれ違った。 ザックリ計算で二時間くらい違うと見られ、暗算で平均 30km/h で走行していると考えられた。 恐ろしい人もいるものだ。 あのペースで走れば 10 時間を切ってゴールするだろうと想像すると、明るいうちに帰れるのかとうらやましかった。
2018/01/13-12:22そして、水を全然飲んでなかったので、のどが渇き、エネルギー補給を兼ねて、 「さらっとしぼったオレンジ」 を飲んだ。
2018/01/13-12:35そして、ヒドい向かい風を乗り越えて、およそ 150q 先の PC3 にたどり着いた。 あの向かい風を越えて、七時間半を切っているから、非常にいいペースであるともいえた。
2018/01/13-13:14そう、そしてここでカフェイン投入だ。 ここは食事をなるべく短時間としたかった。 というのも、ここまで向かい風がひどかったので、早く戻れば追い風で帰れるハズ、そう思ったのだ。 過去には、往路が向かい風で、復路に入って 10 分で凪いで、その後、向かい風になったことがあった。 天気に文句を言っても仕方ないが、可能なら風を味方につけたい。
2018/01/13-13:20ってなことで、復路に入って、たくさんのブルべライダーとすれ違った。 下の写真では信号待ちで向こう側にライダーが一人いるのだった。 で、誰にも抜かれず、誰も抜かずという PC 間だった。
2018/01/13-13:43ヤバいもの入ってんじゃね? と思うくらい、また飲みたくなって、自販機を見つけて、「さらっとしぼったオレンジ」 を飲んだ。 先週も 130 円と文句をつけたが、今回も 120 円と、 100 円で買ったことのある自販機の前を通らなかったのでわからないが、実は少し値あがってたりしてね。
2018/01/13-14:44そして、およそ 5 時間前に寄った PC2 に、 PC4 として到着だ。 はっ、もしかして、 PC2 に寄った人がいるときに、一番早い人は PC4 として到着してすれ違っていたりするのかなぁ。
2018/01/13-15:39もうすぐ日暮れで、寒くなるし、あと 100q ということで、最後の本格的補給のつもりで弁当を買った。
2018/01/13-15:42先行しているブルべライダーに近づき、撮影することができた。
2018/01/13-16:12日も暮れた午後六時前 PC5 にたどり着いた。 その時は、これから平地だけど街で巡航速度が落ちることが予想されるから、さっさと出発しないと 20km/h より遅くなりそうだと予想していた。
2018/01/13-17:57PC5 では、あまり食欲もなく、あと 60km と思うと、ゼリーののど越しの良さで食べたくなった。 ゼリーをかき込んでいるときに、一人ブルべライダーが到着した。
2018/01/13-18:02そんなわけで、当方の標準巡行姿勢である下ハン握りに加えて、平塚あたりからは特別巡行姿勢のハンドル上に下腕を置くスタイルで、出力が同じでもさらに速度があがるようにした。 途中、信号とかで止まるときにはブラケットを握るのだけど、ブラケットが冷たかったなぁ。 下ハン握ってるとそこは温まるんだけど、ブラケットは温度が上がるほど握らなかった。
とにかく、ゴールのマクドナルドに到着できた。 しかも、 PC5 を出るときの到着予想は 21 時前後だったが、 30 分も短縮してしまった。 自分でもビックリだよ。
2018/01/13-20:29ゴール地点を出て、駐車場の自動車まで自転車で走って行ったが、寒かったなぁ。 多分、体温を維持できる体力も使い果たしていたという気がした。
帰宅して、食事のあと、シャワーを浴びて、洗濯をした。 キネシオテープを貼って尻の強化をしたので、シャワーではお尻がシみずに済んだ。
仕事に自転車に乗って行ったが、 150W くらいでるが疲労は抜けていない。
すこしヒザと腰が痛かった。
150W 〜 180W での走行はおおむね成功だったと考えられる。 今回は、途中の向かい風が厳しかったが、出力コントロールが成功したといえる。
下のピークパワーのところをみると出走から 12 時間後≒ 240q 付近でも一分間平均で 227W の出力が得られるほど、脚は残っていた。 まぁ、悪くないと言えよう。 また、出走から四時間十二分後はというと、前回と同じく、斜度 10% くらいの坂があった川奈いるか浜からの 1km ほどの登りとみられるが、前回よりも 25 分早いが、スタートが 5km ほど近いことを考えると 10 分早く通過ともいえよう。
あと 300km 走れるか? と、問われたら、時間制限をしなくて、 600km 用の走り方をすれば走れそうだと答えられる。 ただ、代謝のせいか、途中で吐き気がでて、それが大変だったな。
今回は、伊豆七島がとてもきれいに見えた。 写真を撮らなかったのが悔やまれる。 往路の向かい風は、復路にちゃんと追い風になったので不満はないが、やっぱり向かい風はキツいなぁ。
今年は減量し、脚を鍛えなおして、ブルべをラクに走りたい。 そう、大変大切なことなので三度目だが、「燃やせ、情熱とハラの肉」なのだ。
吐き気もでたので、代謝系を鍛えたい。 が、どうするんだろうね? Audux Japan 神奈川の方々、サポートのメンバー、各出走者には感謝している。 この場で感謝の意を表したい。
ということで、終わった。 質問・意見・感想も歓迎だ。
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