すまん、本当は「手でタイヤをリムから外す解説」であって、パンク修理の仕方は解説していない。 パンク修理のときにリムからタイヤを外すというパンク修理の第一歩の話だ。 パンクの修理については他を当たってくれ。
去る 2009 年 7 月に CX900 に乗り始めて、一ヵ月後にパンクを一回、リム打ちという形で経験した。 その後、パンクの経験はないが、シクロクロスレースに参加したのでタイヤ交換(チューブでなくて、皮のほうね)を合計 10 回ほど作業した。
ネットでタイヤをリムから外すときに、あるいははめるときに、「工具でタイヤチューブを傷つけないように注意しろ」というのをよく見かける。 確かにママチャリなどは自転車からホイールを外さないでパンク修理することなどが多いからソレは正しいと思う。 しかし、クイックリリースな自転車、たとえば当方が乗っているロード自転車やシクロクロス車やあるいはマウンテンバイクなどは簡単に車輪を外せるのだから、タイヤも手で外しやすいわけだがあまり情報を見かけない。
そこで、本ペイジではリムからのタイヤの外し方を紹介したい。 外せれば、タイヤをはめるほうは簡単なので外すほうだけを記述する。 なお、タイヤビードというリムからタイヤが外れないようにする部分がスチールワイヤなタイヤと、ナイロンワイヤなタイヤがあって、前者はとても硬くて難易度も高いらしい。 しかし、当方が使っているタイヤはスチールタイヤのようで大変硬いが、それでも手作業で交換可能なのでここに紹介する。
下のようなやり方をしている。
バルブがある部分を上にして、タイヤのビード(縁)をリムの中に落とし込もう。 ここでのコツはビードをリムの真ん中に落としつつ、タイヤを下に引っ張りながら落とし込むことだ。 経験上、何度か繰り返すとよさそうだ。
手順 1 を何度か繰り返したら、バルブのある部分を下にしてタイヤをもってブランブランするのだ。
うまくビードがリムの中央に落ちていれば下図のようにタイヤとリムがズレるハズだ。 下の図の青矢印部の断面図をさらに下で解説すると、
通常は下の左の図のようにビードがはまっているが、ちゃんとズレた状態では下の右の図のようにビードがリムの中央に落ちているハズ。 うまくいかない時は、手順 1,2 を繰り返すのだ。
ズレているのを確認できたら、タイヤビードをちょっと引っ張ってやると、パコっと出てくるので、したの写真のように親指を入れて外した部分を広げるだけだ。 タイヤを交換したいときは、反対側も手順 1,2,3,4 を繰り返して外せばいい。
あとは、チューブを交換するなり、パッチを張るなりすればいい。
元へ戻すときは下の図を意識しながらはめてみよう。
手でタイヤを外せるなんて!とお思いの方も多かろうが、外せるのだ。 最初は一時間くらいかかったが、慣れれば 5 分とかからずに外せるようになる。 はめるのもすぐだ。 練習してみてほしい。 Good luck!
思いつくところを追加してみたいと思う。 意見・感想も歓迎だ。
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