ここでは Open Street Map 関連で当方が使用している機材を記述して、当方自身のためにそのとき何を考えていたか、使ってみてどう思ったか、課題はどうなのかを考えてみたい。 あわよくば他の方の機材選定の参考になればと思う。
当方が Open Street Map 関連で使用しているいくつかの機材は下の通りで、いくつかの説明をしたい。
GPS 機種選定はお大尽にも GARMIN Colorado 300(リンク amazon の日本語版へのリンク)だ。筆者が英語版を入手した 2008 年 5 月末から二週間後の 2008 年 6 月に日本語版が出た(笑)
結論→ Colorado 300 は Open Street Map のログ取りにもオススメだ!結局、画面が広いということが決め手で GARMIN Colorado 300 を入手した。 ライバルとかんがえたnuvi 250はより大画面だったが、防水されていないことと、ログが取れないということで却下。 eTrex Vista Cx の魅力の電池の持ちだが、いっぱい電池を用意すれば GARMIN Colorado 300 でも運用でカバーできそうだということで、決め手が決まった。
(2009 年 7 月 23 日追記)
さて、購入して一年と二ヶ月、それなりに使ってきたと思うので、購入前検討したこととあわせて振り返りたい。
結論としてはおおむね満足している。
よって、 Colorado 300 は、大画面・キビキビとした画面周り・高精度を希望して、電池のモチがイマイチ(といってもエネループで 6 時間くらいは使える)ということに目をつぶれる人なら選択肢としては悪くない選択だといえる。
紙の地図と併用すると素晴らしく使い勝手がよい。
項目 | 感想 |
---|---|
英語版を使っていることについて | 日本語版との機能の差異、特に SD カードが日本語版で使えることに関してはうらやましい(英語版は現時点で使えない)が、それ以外は特に問題なくなんとか使えちゃっているものだ |
画面周りについて | 当時もっとも高い解像度で、後から Oregon 300 という機種が出たが同じ解像度だ。もし検討時に Oregon 300 があったら迷ったろうなぁ。この高い解像度には満足している。そして画面もグリグリ動くのだが、 Colorado 300 と他の機種を両方持っている人の感想を見るに画面の更新がとても早くとてもいいらしい、反面この画面周りで電気を食っているようで、電池のモチにもかなり影響(Colorado 300 は電池バカ食いする)しているようだ。 また、どこ走っても同じような風景の分譲住宅団地などは、画面に軌跡表示をすることで、「知らずに同じところを走行してログを重複して取ること」を少なくできる。このときに画面表示が速いことはとてもいいことだと感じている。 |
電池のモチについて | 実際に使っていて、他の GPS ロガーと比較して電池のモチが短いことはわかった。当初当方が持っていたニッケル水素電池ではフィールド運用で 2-3 時間程度だった。エネループで 6-7 時間くらいという感じ。移動しないときはエネループを使っている状態で 12 時間ほどもつことがわかった。当方のログ取り状況からは特に困るほど電池のモチが悪いということでもない。ただ、押さえに eTrex Vista Cx などを欲しいなぁとは思う。単三電池型(AA サイズ)は便利だ。 |
防水ということについて | 特に意識したことがないが、雨が降っても問題ないというのは安心だ。 |
電波受信性能について | とても高精度(本体のみで GPS Accuracy 3m)で満足いている。最近外部アンテナを付けたら、 GPS Accuracy が 2m を記録して驚いた。 |
結論として、 Colorado300 に外部アンテナは「オススメ」である。理由は下をみてちょ。
当方の場合の主なログ取得方法はチャリンコ(自転車)で走り回るという方法だ。 小回りは利くし、押せば歩行者だし、走行すれば結構な速さで移動できる。 当方が乗って満足しているので、新しく買おうとするならシクロクロス車をオススメする。
方法 | 大体の速さ | 徒歩比 |
---|---|---|
徒歩 | 5km/h | 1 |
チャリンコ | 20km/h | 4 |
原チャ | 25km/h | 5 |
車 | 30km/h | 6 |
オートバイ | 40km/h | 8 |
従来は下の写真のような「なんちゃってロードバイク」に乗って、ログ取りをしていた。 ただ、購入して数年を経て、自転車屋さんから「もう、ガタガタっスねぇ」といわれるほどで、アッチコッチでガタがでていた。 走行中に、バキッとか、パキッとか音が本当にするので、いつ走行中分解するかとドキドキしていた。 まぁ、 19,800 円だかで二万キロメートルくらいは走ったと思うので、元は十分に取ったと思われる。
自転車購入にあたっては下のようなことを考えた。 自転車には詳しくないので、自転車屋さんに希望を述べてオススメを聞いた。 するとコレがいいんじゃない?と提案を受けて即決した。
ということで、決まったのがシクロクロス車で、 ブリジストンの CX900 ということだ。 輪行は未体験だが、上記希望はほぼ満たしている。 ジャリ道に突っ込むと、いわゆるロード車はタイヤが細いので「パンクしそう」「タイヤがジャリにめり込んでむちゃくちゃペダルが重くなる」など思いつくが、 CX900 ではパンクも怖くないし、タイヤもジャリにめり込まずに乗って走行できる。 ギアシフトの仕方(親指と人差し指の使い方)が以前と反対なので、もう少し練習が必要だが、非常に乗りやすい。
Open Street Map 用に GPS ログを取ろうとすると、どうしても未舗装道路に行ったり、当方は山に突っ込んだりといや〜んなことが多いが目的にかなった自転車である。 で、遠くに行ってもさっさと帰ってくるときにはロード自転車のようにすいすいと帰ってくることも可能なのだ。 Open Street Map で GPS ログを取ることを考えて、自転車の新車を考えている人は、マトモに乗ることを考えると(ちょっと高いが)選択肢として考えていいだろう。
思いつくところを追加してみたいと思う。
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