目指せ SR (SuperRandonneur) 今年こそ! 昨年 2019 年は身体はそこそこに走れて SR を目指したのだが、スケジュールが合わなかった。 リーチがかかっていて、 300㎞ 、 400㎞ 、 600㎞ を走り切ったのに、どの長さの BRM でもいいハズなのに、あと一本が走れなかった(泣 秋に 200㎞ の予定が立ったのだが、ブルべの二週間前の台風で道路が各所で寸断され、出走予定だったブルべは中止となった。 昨年は、アタック 299 も出走できず、自転車関係ではツイてない年だったともいえる。 自動車にぶつかって大けがしないだけましか。 あ、三月の 400㎞ ブルべの一週間前にクルマにぶつかったけどな♪
そして、毎回「尻が痛い」と述べている通り、尻の痛みが最大の問題であるので、その解消を目的として、リカンベント自転車構築を行い、今年からリカンベント自転車でブルべに出走をもくろんだ。 そう、普通の自転車のサドルという実に小さな場所に何時間も腰掛けて、脚を動かしてりゃ、尻も痛くなるわな。 リカンベント自転車は例外なく座面が大きい。 それ、すなわち、単位面積あたりの尻圧が小さくなり、かつ広い面積で体重を受けるということで、尻の痛みが軽減できることが期待できる。 もっとも、背中までより広い面積の肌がムケてしまうという危険性は否定できないがね。
当方のリカンベント自転車に関しては「リカンベント自転車構築」のページを見ていただくこととして、今後はリカンベント自転車でブルべに出走予定だ。
リカンベント自転車でも目指せ SR (SuperRandonneur) !
今回はあたらしい自転車にしたので、装備はほぼすべて新装備だ。 旧来の装備は、後輪のパワータップとそのロガー( Edge520J )、前輪のSHIMANO WH-RS81-C50-CLくらいだろうか。 リカンベント自転車でのブルべ参加に関してのアレコレを記述していく予定だ。 参考になるところはもちろん、理由がわからなくても真似したいというところがあれば、自身のリスクを負う前提で好きにしてくれ。 もし、たいしたことでなくとも当方に教えてやっても良いという広い心の持ち主がいたら、少しばかり知恵を授けてくれるとありがたい。
そもそもなんだが、「リカンベント自転車構築」のページにも書いたが、当方はリカンベント自転車を目にしたことがない。 インターネット上の情報で見たりすることはあっても、目の前にしたことがない。 当然だが乗ったこともない。 一応、リカンベント自転車は空気抵抗が小さいと目にするので、登り坂に弱いという弱点はあるものの、長距離の移動に向いている自転車と言えよう。 まぁ、とにかく今回から冒頭の写真のようなリカンベント自転車で出走するつもりだ。
以前、短距離用のロード自転車(一張羅:目的 50㎞ ~ 100㎞ 程度で、平地においては最高速を追求し、下りにおいては旋回性を期待で、登りは考慮の外)と、いつも乗っている CX900 とはきっとピックアップトラックとスポーツカーくらい違うと書いた。 ブレーキは死ぬほど効く、というか、いつも乗っている CX900 のカンチブレーキが効かないともいう。 ロード自転車は旋回性を重視した構築がなされているので、下りではクイックに曲がるので、石が落ちていても、石の右を通ろうか、左を通ろうかと考えることができる。 CX900 だと、このコースだと踏むなーとか、踏んだら後輪が流れるなーとかになって、コースを変えようと思うほど自由度は高くない。 しかし、リカンベント自転車は二輪の乗り物なのだが、ロード自転車と CX900 との差など些末すぎて、取り上げたのもちょっと恥ずかしいくらいだ。 ホイールベースはロードのほうが CX900 よりも 6cm 短く、ハンドルは 5cm くらい遠いが、リカンベント自転車はホイールベースが CX900 よりも 20cm くらい長いから、もう小回りを期待することそのものが間違ってる気がする。 遠くまでいかにラクに早くという、直線下り番長な自転車だ。 ブルべだと、小回りはそんなに要求されなくて、遠くまでラクに行くという目的に合致している。 そんなわけで、時折、従来の自転車との比較をしつつ、どんなだったかを記述していく。
ハンドル周りは下の写真を見てくれ。 見づらいが、クランクの間に斜めに立ち上がった棒にフロントディレイラーが設置されており、その上に丁字の棒をおったて、前照灯を設置した。 当初は Gentos の単三を六本使用する懐中電灯で最長 200 時間以上使える重いヤツだったがクランクと干渉したのでやめた。 そして、前輪のハブの軸、クイックリリースの右側ナットをパイプ型のモノにして、ソコに吊り下げ型の前照灯を設置した。 ハンドルの上部右には Edge520J で、左側は速度計+距離計だ。 基本は Edge520J で運用だが、万一 Edge520J が使用できなくなったときのために、速度計と距離計の安いヤツを設置している。 そのため、キューシートも運用状態にしている。 Edge520J は下側で micro USB で外部電源接続をしているので、ビニール袋に入れてある。 バックミラーは右側に小さいのをつけているが写ってないな。
また、両脚の間のハンドルポストに手前側に水のボトル、進行方向前方にタイヤチューブを入れたツール缶を入れた。 シートとスポンジの間に 5cm ほどのスペーサを設置したのは、首の角度をラクにしたいからだ。 シートの後ろの箱は本来ドロップハンドルの前側に設置するものなのだが、シートの後ろの埋め草の予定で、いつもブルべやツーリングに持参しているツール缶(予備チューブ、 CO2 ボンベ、ミッシングリンク、携帯工具予備のお金少々など)を放り込んだ。
横から見て目立つのはハンドルのカバーか、青い大きな袋はギアシフター(ラピッドファイア型)とブレーキが入っており、冷たい風があまり当たらず寒くないことを期待した。 シートと後輪の間にある箱が本来ドロップハンドルの前に着けるモノなのだが、ソレに工具などを入れてみた。 容量には余裕がある。 ただ、ココに箱を置くと空気抵抗が生まれそうな気がする。 位置については要再検討だ。
コースはスタート地点の逗子駅南、亀ヶ岡神社境内をでて、小田原→熱海→伊豆高原で折り返して、熱海→小田原→逗子駅南マクドナルドへ帰ってくるという、往路は左手に相模湾、復路は右手に相模湾な 200㎞ で、ほぼ単純往復なルートだ。 おかげでキューシートも 50 行くらいの複雑度の低いシートとなっている。
練習で往復 66㎞ ほどの道のりを数度走って、通常の発進、坂道発進、ギアチェンジ、ペダルと靴を連結する、実際の走行などの練習をおこなった。 その練習の成果として、高い出力を出さずに 150W 程度を最大という見当で走れば良さそうと考えた。
最初の 50㎞ はだいたい平地気味で、そこから折り返しを含めて 100㎞ 分が伊豆半島のアップダウンということで、できれば降りて押すということをしないで済ませたい。 また、押さずに乗ったまま漕いで登れるように低いギア比を準備したのだった。
いわゆる普通の自転車なら、 200㎞ のブルべだと、 150W 程度走行しているときにはいつでも 180W くらいはでるし、慣れているから完走するのが当たり前な気がするが、リカンベント自転車での出走は初めてなので、とても緊張する。 翌日も勤務がなくお休みが取れたので、時間をいっぱいにつかっても、まずは完走を目標にということだ。 仮に時間オーバーしても、輪行できないのでとにかく逗子までは帰ってこなくてはということもあって無理は禁物だ。
さて、なんとなく夢うつつで眠れたような、眠れなかったような一晩を過ごし、午前 2 時過ぎに起きたら、ヤカンにお湯を沸かし、最近のオヤクソクなカップ麺の焼きそば二つを食べた。 当方の場合、前日までのカーボローディングはあまりヨロシクないモヨウで、当日の朝、早めに起きてたくさん食べておくことで、最近のブルべをこなしている。
2020/01/04-06:50寒いなーと思いつつ、神社の裏にあるトイレに寄ったりして時間をつぶしつつ、周囲を観察すると、知り合い同士が声をかけているようだ。 あのようなチャリ友がいるっているのはいいねぇ、などと傍観者な当方は眺めていた。 ブリーフィングで、注意を聞き、出走に備えた。
基本的には今回の目標は完走。 とりあえず 66km は走り切れることがわかっている。 ただし、伊豆方面はアップダウンが多く、 66km 三倍とはいうものの、ウチ 100㎞ はだいたい平地で、 100㎞ はアップダウンが多い。 制限の 13 時間半で帰ってこられるように落ち着いて走ろうと思った。
ダイジェストとしては下のように出力が推移した。 折り返してから出力が下がった。 というか、往路で出力出しすぎでしょ、 200W をちょくちょく超えてるよ。 まぁ、心拍はおおむね低くあまりガンバってない感じにはなってるかな。 PC1 の直後がパワー、心拍ともにハイライトって感じだが、こういうのは控えようと思う。 写真で、だらだらと当方の感想をグラフの下に流してみよう。
それでも、まぁまぁな出力で、約 11 時間でゴールとなった。
心拍と出力スタートして、すぐのところで渋滞w 市街地で自転車が 100 台くらいいればそりゃ、渋滞するわな。
2020/01/04-07:02さて、海岸に出るとすぐにたくさんのブルべライダーとすれ違った。 あンれぇ~? すれ違った時にライダーがなんか言っていたが聞き取れなかった。 二人目の時に「通行止め」という言葉が聞こえて、引き返すことにした。 そう、ブリーフィングの時になんか、サイレンの音とかやかましかったが、海岸の道で通行止めになるような事故が起こったようだった。
2020/01/04-07:15そんなわけで、住宅地を抜けて、よくわからん道を他のライダーにくっついて行った。 が、大きな通りの信号でチギられてしまった。
2020/01/04-07:22前後にブルべライダーが見えなくなったのは、まぁ、仕方ないね、とは思うが、不案内な場所なので鎌倉方面に向かってはしっているものと考え、あとは出たとこ勝負だ。 そのうち、直交する道路が割と大きな道路で想像では左折すれば海に出られそうな気がする交差点に行きついたので、左折してみると、果たしてそれは想像通りの道であった。 結果的には下の地図の内陸側の走行線のように悪くないルートで無駄もなくコースへでていることがわかる。
多くの方に先行され、前後にはブルべライダーは誰もいない道を淡々と走った。 馬入川(相模川)を越える橋の上では 4 ℃の表示、そりゃちょっと寒いかもと思ったが、リカンベント自転車は風にあまり当たらないので寒くない。 また、装備もハンドルカバーを付け、足には懐炉を仕込み、来ているものも内側から半袖シャツ、夏用ジャージ、厚手のベスト、冬用の長袖ジャージ、一番外側にはウィンドブレーカを着ていたため、ちょっと汗ばむくらいの状態で走っていた。 というか、普通の自転車だと暑いのだけど、リカンベント自転車で走ると出力も落ちるので、あまり温まらないともいえる。
2020/01/04-08:44大磯付近、西湘バイパスへ入らずに国道 1 号へいくころにブルべライダー列車に抜かれた。 信号待ちで、後ろにいた一般ライダーに声をかけられた。 リカンベント自転車を始めてみるようだった。 それはそうだろう、当方も自分で導入するまで直接目にしたことはなかった。 信号からの発進と加速が遅く、市街地は結構遅い。 また、登りも遅い。 しかし、平地で信号間が長くなったりすると、抜かれたブルべライダー列車に近づくことがあった。 そして、下りがあると出力を変えなくても追い抜いたりした。 国府津を過ぎたあたりで、声をかけてくれた一般ライダーは富士山方面へ行くと述べて、大井・松田方面へ曲がって行った。
2020/01/04-09:01小田原まではほぼ平地というが、それでもアップダウンは結構あって、リカンベント自転車ではそれなりに登りは大変なのよねーと思いつつ走行した。 反対に、下りは確かに結構なペースで走行できた。 小田原を過ぎると信号は極端に減った。 平地なら、「ここからはオレのターン」とか言えそうなんだけど、伊豆半島に入ってアップダウンが出てくるわけだ。 そうすると、登りに弱いリカンベント自転車はおとなしくせざるを得ない。 でも、平地なところでは、ちょっと出力を上げて、普通の自転車を抜いて、登りに備えた。 まぁ、何のかんの言っても出発から 2 時間 10 分ほどで、約 51km 地点の PC1 に到着した。 通行止めで引き返したり、知らない道を走って回り道を走った割には、悪くないペースだ。
2020/01/04-09:41PC1 を過ぎれば、約 50㎞ 先折り返しまでの PC2 まで伊豆半島東岸のアップダウンが始まる。 折り返すわけで、当然その後の PC1 から見れば 100㎞ 先の PC3 までアップダウンが続くのだと思うと、これからどうなるかとビクビクしながら補給したのだった。
2020/01/04-09:45アップもあればダウンもあって、海岸線というかほぼ水平なところも時々あるわけで、そういう時は「オレのターン」とばかりに、ロードバイクのブルべライダーをパスすることもあった。 で、登り坂にさしかかると「オレのターン終了」と、ギアを落として、クランクをクルクル回すのだった。
2020/01/04-09:55街中というか、信号からのスタートは普通の自転車でも遅いが、リカンベント自転車ではもっと遅い。 信号スタートで、よく抜かれた。
2020/01/04-10:09今回から撮影に使っているデジカメも新調して、シャッターの切れるタイミングがいまいちわかってないとか、リカンベント自転車からの撮影とかいろいろ新体験なためにうまく写せていない。
2020/01/04-10:29PC1 でトイレに寄りたかったが、イッパイ並んでいたので、パスした。 その後、何か所かトイレがあることを知っていたので、一時間ガマンできればということで、地下駐車場入り口そばにあるココ↓に寄った。
2020/01/04-10:42自転車ってのは登りはフラフラするので、トンネルを避けてホテル方面を通過するこのルートはなかなか良くて、ブルべのルート作成者の心遣いに感謝するものだ。 もっとも登りが少ないほうがもっと歓迎なんだけど。
2020/01/04-10:48小心者だし、ボッチだしということで、いつも寄れないお店の前にはたくさんのライダーがいたので、走り抜けざまにパチリと撮影してみた。 なんか自撮りとか、みんなで撮影会みたいな感じで撮影していたっぽい。
2020/01/04-11:05下の写真の方は見かけたときは必ず下ハンを握っていて、おそらく下ハンが標準で巡行しているとみられる。 当方も普通の自転車でブルべに参加していた時は空気抵抗の低減等を狙って標準は下ハン巡行したものだ。 今回はリカンベント自転車だから姿勢を変えて空気抵抗を減らすとかできないがいろいろ工夫できるってのも普通の自転車のいいところだと気づいた。
2020/01/04-11:27空は晴れて、いい感じだったんだけど、伊豆半島の道路では平らなところは多くない。 貴重な平らなところはラクをして軽快に走り抜けた。
2020/01/04-11:28このコースは観光地でもある伊豆半島なため、あちこちに公衆トイレがあって、当方も結構世話になっている。 ここも当方が以前世話になったところだ。 この東伊豆を走るブルべは季節のせいか、トイレ巡りっつうか、トイレを探しながら走っていることが多いような気がする。
2020/01/04-11:43そろそろかなーと思っていたら、予想通り、 12 時くらいから対向車線に折り返した自転車なブルべライダーとすれ違い始めた。 いっぱいシャッター切ったんだけど、新しいデジカメのシャッターのタイミングがいまいちわからず、道路しか写ってないとか、写っていても見切れていたり、ブレブレでなんだかわからないなど、そういう写真は抜いた。 ってか、相対速度が大きいから、流れるんだよねー、仕方ないか。
2020/01/04-12:15出発から五時間二十分やっとこ PC2 に到着だ。 身体へのダメージは、懐かしい痛みの膝のお皿の表面というのだろうか膝の一番でっぱったところの皮膚の下が痛くなってきていた。 そう、ブルべを始めた頃、毎回痛かったところで、脚の力を入れてると痛くなるところだった。 たぶん踏みしめるモモの前面を使った漕ぎ方をしていると痛くなるのだと思う。
2020/01/04-12:20この PC2 に到着するまでにメカトラブルが発覚した。 なと、アウターからインナー方向にギアが落ちない。 フロントディレイラーがなんか引っかかっていたモヨウ。 うへーと思っていたが手で真ん中のギアにして、いるか浜からピンクの家までの 1㎞ 100m up を登った。 インナーのほうがよかったが、フロントディレイラーがうまく動かなくてなんとか真ん中の位置にしたのだった。
PC2 であるドーロ商店の前でみるとフロントディレイラーのガイド?がアウターのチェンリングにひっかかって削っていた。 下の写真の青いフレームに乗っている白い点々はホコリじゃなくて、アウターのチェンリングの削れたアルミの切粉というか、削り粉だ。 よく見てみると、フロントディレイラーを支えるところの普通の自転車でいうシートポストをクランプしている部分が下に滑ってるように見えたので、引き上げて増し締めした。 こうすることにより、フロントディレイラーのガイドがだいたい期待通りに動くようになった。 後日自転車屋さんにもっていってみてもらって、対応は大体正しかったことがわかったが、ちょっとビックリなメカトラだったな。
ここ PC2 までの 50km のアップダウンは普通の自転車でもイヤになるわけだけど、リカンベント自転車ではヒザが痛い以外は意外と悪くないというか、登りは遅いと割り切ってるせいかもしれない。 そして、あと 50㎞ ほど走ればまたほぼ平地になると考えると、さー、帰るべぇと自転車にまたがるのだった。
2020/01/04-12:36デジカメの練習ということで、イッパイシャッターを切った。 が、うまく入ってないことが多くて、ボツ写真がとても多い。 マシなのをココに掲載するが、拡大するとブレブレで申し訳ない。
2020/01/04-12:45PC2 では 500ml のジュースを飲んだきりだったので、牛丼屋さんで豚丼を食べた。 やっぱ豚肉は旨い。 大根おろしは消化を助けてくれそうということからの選択だ。
2020/01/04-13:47アップダウン区間の締めに PC3 の根府川駅に八時間十九分、悪くないペースだ。 自撮りに苦労していたら、ブルべライダーなお嬢さんから、「撮りましょうか?」との申し出を受け、ありがたく撮影していただいた。
2020/01/04-15:19根府川駅を出て、ちょっとで小田原になりそこから大磯まで傾斜の小さいアップダウンがあるが、海沿いに出るとほぼ平らになって逗子までという残り 50㎞ 、モモの前面が疲労している感じが強くなっていた。
2020/01/04-15:20上の写真は当方の撮影をしてくださったお嬢さんらだ。 時間的には完走には余裕があったと思う。 トラブルがなかったことを願う。
2020/01/04-15:20念のために他の方々をも根府川駅にいたという写真を撮って、先に進んだ。
2020/01/04-15:32酒匂川を越えて、ちらちらと遠くに見えて、追いついたのが下の写真の方だ。 そう、折りたたみ自転車( DAHON というらしい)だった。 男らしいゼ、小径車は路面のデコボコが抵抗になりそうだが、あえてそれで出走するという気概は尊敬モノだ。
2020/01/04-15:55大磯駅をすぎてちょっと行った先で跨道橋を通って海沿いにでて、その辺からしばらく後ろに自転車がいたのだが、ドラフティングしにくかったのか、そのうち後ろから音がしなくなった。 その後、江の島付近から渋滞が始まり、ガツガツ漕いでも仕方ないと、軽くクルクルとクランクを回しつつ走行して 11 時間弱でゴールした。
2020/01/04-18:03ゴールのマクドナルドを辞して、駐車場に向かい、自転車を自動車に積んだり、着替えたりしているときにブルべライダーが何人も駐車場わきを通過していった。
海岸沿いの道は激しく渋滞しているのを見てきたので、内陸を通って自宅まで帰ることを考えた。 いままではルートがまったく想像もつかなかったが、朝の通行止めのおかげで鎌倉までの道がわかるから、そのルートに入って、鎌倉→藤沢→辻堂というように市街地だがスムーズに帰ることができた。
身体へのダメージだが、もともと痛かった腰は、あまりいいほうにも悪いほうにも変わらなかった。 膝のお皿は江の島過ぎの軽い負荷で回したときに回復したのか、痛みはかなり減じられていた。 モモの前面と鼠蹊部が腫れているような、筋肉のパンプアップとでもいうのか、筋肉痛でもあり、おそらくは停車時に足をおろし、発進時にペダルまで足を上げるという行動で、脚が痛くなったものと考えられる。
最大の懸案だった「尻」は、ノーダメージだ。 違和感は無きにしもあらずだが、この勢いなら、 1200㎞ だって行けそうな気がする。 脚(モモ・ヒザ)は鍛えること、漕ぎ方・乗り方を変えれば改善の見込みがあるので、ブルべでリカンベント自転車のラクさは大変に有効であることがハッキリとわかった。
お仕事で、駅まで歩き、普段は全部階段で地下から 10 階まで上がるのだが、エレベータとエスカレータを使って通勤した。 ヒザが少し痛いくらいで、脚は疲労だけで済んだ。 腰は二週間前から痛くなっていたので改善はしているものの、よい状態とはいえなかった。 ある意味、腰が痛くてもリカンベント自転車なら 200㎞ 走り切れることがわかった。
200㎞ を走って、心拍と出力は下の図のようにかなり出力は低く走ることができた。 これは自転車という効率の良い装置を使用していて、いわゆる普通の自転車はかなり効率が良いことがわかっているが、輪をかけてリカンベント自転車が効率よいことがわかる。 当方は貧脚なので、あまり早くは走れないが、下ハンをつかんで空気抵抗を抑え、効率を上げてトータルとして平均速度 20km/h 前後で走っている。 今はまだリカンベント自転車初心者なので、ここまでの速度では走れないが、尻や手へのダメージが小さいため、もうちょっとガンバれると思う。
心拍と出力ヒザガシラが痛いのは、ブルべ参加し始めた頃によくなっていた。 原因の一つにクリートをカチっとハメるときに硬くてグリグリしているのもありそうだ。 次回以降はペダルの把持力を少し落としてみよう。
モモの前面が痛いのはおそらく漕ぎ方の問題だと思う。 要するに尻やモモの裏側を含むハムストリングスで漕げばいいハズ。 漕ぎ方を工夫してみよう。
鼠蹊部が痛いというか、疲労していて、ややむくんでいるというか腫れているような感じだ。 おそらく地上 1m くらいにあるペダルへ足を振り上げるために短くとも重量のある脚を信号などの停止時におろすためにそういうコトになったのだと思う。 これはなるべく足を降ろさないように、止まらないようにという方法が有効ではないかと想像する。 とはいってもねぇ、都市部では信号があるからどうしたものかねぇ。
リカンベント自転車を入手して練習走行を当方のテストコース(通称:墓参り)の 66km を走って、そのダメージの少なさはわかっていたつもりだが、 200㎞ 走って尻が痛くないなんて初めてだった。 いつもキネシオテープを貼って尻を保護している。 今回はあえて何もしていなかった。
これなら、この六倍の 1200㎞ だって走れそうな気がする。 そう思った。 確かに、ちょっと背中が暑いような気がするとか、慣れてないせいか、それともリカンベント自転車なら必ずそうなのかわからないが、最近では痛くならなかったところが痛くなった。 しかし、それらは工夫とか、乗り方を変えるとか、トレーニングして鍛えるとかで、痛くなくなりそうな気がする。 尻の皮がむけるのはキネシオテープを貼るまでは、今まで乗り越えられなかった事象で、今回はそれをせずに済んだことからも、非常に有望だし、この効果を狙って直接見たことも乗ったこともないリカンベント自転車を導入したかいがあるってもんだ。
Audux Japan 神奈川の方々、サポートのメンバー、各出走者には感謝している。 この場で感謝の意を表したい。
ということで、 2020 年の一本目は終わった。 さぁ、 300km 、 400㎞ 、 600㎞ を走ってリカンベントで SR を名乗れるようになりたいな。 質問・意見・感想も歓迎だ。
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