当方が出入りしている自転車屋さんが主催するイベントに、一昨年・昨年に続いて今年も出ることにした。 その名も「アタック!299」だ。 今回で 9 回目を迎えるそうだ。 昨年からサポートの方を第一に考えて、日曜日開催になった。 飯能市役所からなら、踏切を越えて、サイクルハウスミカミ前経由の飯能中央公民館前の約 1.5km しか市街地を走らないで済む。 飯能市街は県道 70 号を走り、県道 53 号で山伏峠を越えて、国道 299 号に乗って志賀坂峠、十石峠、麦草峠へと至る、全 157km だ。 上り坂で得られる標高の累計は 3,900m に迫ろうかという峠三昧な自転車イベントだ。
当方は貧脚なので、上り坂には弱い。 一昨年はガンバって練習したが、昨年はいろいろあって練習しなかったのだが、今年はまた昨年とは別人だ。 今年はついに本格的に皮もムケたから、大人になったゼ! もう仮性人とは言わせない(笑)
当方のアタック! 299 は年明けから始まった。 構想としては、減量とナマった身体のサビを落として鍛えなおすという二段階を考えた。
まず、自転車から離れて数ヶ月、ダルんダルんになったハラ周りの脂を減らさないといけなかった。 しかし、トレーニングできる環境ではなかったので、食餌制限…真のダイエットを行い、減量した。 だいたい 70kg くらいから 63kg くらいまで落とした。
体を動かしていないので、単に摂取エネルギーを抑えただけだ。 注意したことはビタミン不足に気をつけた。
三月に引越しをして、やっとトレーニングができる環境になった。 トレーニングといっても LSD なトレーニングで、一時間継続最高出力の 65% 程度で自転車を漕ぐというヌルいトレーニングばかりをした。
さび付いて、ナマった当方の脚は計算上一時間継続最高出力は 150W 未満だと思われた。 一昨年のアタック! 299 のころは一時間継続出力は 208W くらいだった。 それが三割くらいも落ちている状態からどこまで復活するか、これが当方のテーマでもあった。
経過としては四月イッパイで脚のサビはだいたい落ちたかなという感じ。 四月末くらいには一時間継続最高出力は 157W に復活。 五月末には 178W になり、六月末には 200W にまで戻った。 また、トレーニングの結果、体重はさらに減って 58kg-59kg 程度に落ち着いた。
さて、一時間継続最高出力が二年前の 4% 落ちくらいまでに復活したら、二年前のアタック! 299 の記録である 8 時間 34 分にある程度は迫れるのではないかと期待できる。 だから、目標は 9 時間切りだ。 そのためには昨年収集したデータをもとに作戦を考えられる。
昨年収集したデータに拠ればトータルの仕事量(ペダルを漕ぐのにつかったエネルギー量)は約四千キロジュールだ。 10 時間で 4,000kJ (キロジュール)だと、一時間当たり 400kJ となる。 400kJ ÷ 10h → 111W ということだ。 昨年のダメだった時期を考えればまぁ悪くない数字ではないかと思う。 これから考えれば 9 時間で 4,000kJ なら 1.11 倍の出力が必要だから、完走までの 9 時間に平均 123W が出せればいいわけだ。 現在の一時間継続最高出力が 200W から考えれば無理のない目標だと思う。 つまり、出力が増えた分はスピードアップした分の空気抵抗などに費やしても平均 10% 以上早く走れると思う。 毎年走り始めは、かっ飛ばして、後からタレるという愚を犯していたわけで、今年こそトータルタイムを減らせるように「最初は出力を抑えて、最低出力を上げて、トータルの出力を大きくするブルベペースで走ろう」と考えたわけだ。
また、走行で 4,000kJ の仕事量ということは、単純に体の中でもだいたい 4,000kcal くらい燃えるってことだ。 全部炭水化物でまかなうと 1,000g …こりゃ、ムリだ、当方の体の中にそんなに炭水化物を蓄えることはできない。 仮に半分を炭水化物、残りの半分を体脂肪でまかなうとしたときには、 2,000kcal 分くらいの炭水化物が必要だ。 事前に 1,000kcal 分くらいの炭水化物があれば、あとの補給については当方がヒイキにしている「薄皮つぶあんぱん」で 600kcal 分と、コンビニメシやエイドなどで 400kcal 分以上補給でなんとかなりそうだ。 よって、前日の夜と当日の朝までにカーボローディングとしてなるべくたくさん炭水化物を摂ることにして、薄皮つぶあんぱんを背中に刺しておき走行中に食べることでハンガーノックを防ぐことにしたい。 薄皮つぶあんぱんは全部で五個あり、吸収して身体に回るまで 30 分くらいのタイムラグがあるので、やや早めに食べることにする。 一個目は山伏峠、二個目は秩父付近、三個目は小鹿野付近、四個目は志賀坂峠、五個目は十石峠と計画する。 上野村公式エイドステーションでは、バナナやコーラなどを軽く摂って滞在時間はなるべく短くしよう。 チェックポイントである佐久穂町セブンイレブンではコンビニメシと 500ml のコーラ(約 200kcal )としたい。
昨年に続いて今年も矢久沢林道というところを通る。 昨年はこの矢久沢林道にヤられたね、完走のための全精神エネルギーの 90% 以上をそこで費やした気がした。 今年はいかにソコをラクに抜けられるか、いかに麦草峠へのアプローチに脚を残した状態で突入できるかが勝負と見た。 だからこそ、パワータップを使える今、過大な出力を押さえ、脚の消耗を減らして走れるはずだと考えたのだ。
オフィシャルページによると、標高は「スタートの飯能市役所: 90m 、山伏峠: 600m 、志賀坂峠: 770m、十石峠: 1,350m ゴールの麦草峠: 2,127m 」 まるでツールドフランスのコースのようだ。 似たようなコースがあるかな〜?…ということで、調べてみたらあったよ。 2010 年のステージ 17 Pau → Col du Tourmalet のコースは長さといい、規模といい、標高の変化といいソックリだ。 で、アタック! 299 は山岳賞のカテゴリに照らしてみると、、山伏峠: 3 級、志賀坂峠: 2 級、十石峠(矢久沢林道): 1 級、麦草峠:超級という感じに分類してもよさそうだ。 一日だけツールドフランスの山岳コースを体験できると考えればなかなか楽しいともいえる。 とはいえ、当方が上り坂に苦手意識があって、ヤダナー(要するに上り坂が嫌い、笑)と思うことに変わりはない。
アタック! 299 のコース標高図今回は輪行で飯能に行ってホテルに前泊してみた。 よって、前日はお仕事はお休み。 久しぶりに二日間の連休を取った。 出発駅である東海道線辻堂駅から見える空は晴れていて、「明日も晴れて暑くなりそうだな」と内心ビビっていた。
宿泊した場所は市役所から 200m のマロウドイン飯能というホテルだ。 Attack!299 に出るための宿泊場所としては最高のロケーションだ。 シングル素泊まりで税込み 5,900 円だった。 あえて言うなら、「近すぎて市役所に行くのにウォーミングアップにもならない」ということくらいか。 前回までは 1.5km ほど離れた場所で寝泊りしていたので、市役所に行くのにすこーし身体が温まったかなと。
一昨年は 8 時間 34 分だったし、昨年は 10 時間 0 分 20 秒だったわけだが、今年はなんと 8 時間 8 分 15 秒だった。 目標を大幅にクリアした。 というか、当方は欲深い、あさましい人間なのでこうなると 8 時間も切りたくなった。 もし、来年出ることがあったら、 8 時間も切ってみたい。 昨年比で体重は 12% 減って、時間は 18% 短くなった。
8 時間 8 分のダイジェストとしては下のように心拍や出力が推移した。 細かいところは、いつものようにだらだらと当方の感想をグラフの下に流してみよう。
出入りしている自転車屋さんで申込をしたのだが、出走時刻を 04:30 とした。 まぁ、 05:00 にしろと決められたら、走り出して早々にグルペットを作り、ブルベペースで走ろうと思った。 というか周りに惑わされずとにかくブルベペースで走ろうと思っていた。 出走が 04:30 となっているから、スケジュールとしては 02:30 起床、朝食を摂って、シャワー入って、身支度して、 03:45 ごろホテル発を考えた。
2013/08/04-02:31 朝食: 700kcal 程度なんたって飯能市役所入り口まで 200m となく、ゆったりと自転車で向かえるわけだ。 ラウンジには当方の自転車以外に三台の自転車があって、アタック! 299 に出るものと思われた。
2013/08/04-03:39 自転車の写真:左が当方の自転車で、右は出場者の自転車四時スタート組が出てからは Team de Attack という複数人のメンバーが一緒に走ってゴールするという、TTT (チームタイムトライアル)みたいなアタック! 299 の新設部門のスタートが始まった。 各チームは自動車のラリーのように時間差(三分)を置いて出発していった。 Team de Attack のチームが全部出発すると四時半出発組のブリーフィングが始まった。 今年もコースは矢久沢林道というところを通るそうだ。 昨年ヒドい目にあった激坂で調べたら平均傾斜 11% くらいで、スタート前からゲンナリした。 当方は四時半組として出走したのだった。
2013/08/04-04:22 Team de Attack の 3UP チーム出発直前スタートして、市街地は 3UP ジャージを着ている人たちが先導して抜けた。 市役所の駐車場を出て、踏切を越え、突き当たったら右折してすぐがサイクルハウスミカミだ。 そこから中央公民館までまっすぐ走り、突き当たればチョイ右に曲がりつつ県道 70 号を名栗方面に進む。 そこからはわかりやすい道なので、ローテーションが始まり、早い人たちは前に抜けていくのだった。 すぐに集団は二つに分かれた。 別格に早い人たち(結果を見るとなんか異常に早くて六時間半を切るタイムだった)と、ちょっと遅い人たちだ。 当然当方は遅いほうに入った。
2013/08/04-05:06 赤信号停車中一昨年・昨年とは違って、今年はダメだと思ったら早々にチギれることにしていた。 で、結論からいうと山伏峠までだいたい一緒だった。 だいたいというのは、実は途中「チギれまーす」と宣言して、ちょっとちぎれたのだ。 ところが、信号のタイミングだったり、信号のない区間が長かったり、傾斜のゆるいところがあったりして千切れかかって 100m くらいはなれたことが何度かあった。 当方の脚の特徴はトルクが薄いこと、そこそこに回転はすること…そこから見えることは加速が悪くて信号などのスタートストップが多いとついていけないし、上りで傾斜がキツいと離されるってことだ。 また、別の切り口で思い返してみると、ホテルからスタート地点までは近いもんだから、身体も温まってなくて出力を上げることがツラくて、ついていきにくかったんじゃないかとも想像できる。
2013/08/04-05:07 04:30 出発組列車山伏峠への登坂中にもう少しで峠のテッペン直前で Team de Attack 最終出発組の 3UP チームに追いついた。 出発時刻がたった 6 分しか違わないのに追いつくまでに一時間以上もかかった。 というか、相対速度が 0 ゼロなら永遠に追いつかないか…
2013/08/04-05:41 山伏峠登坂中に 04:24 発の Team de Attack の 3UP チームに追いついた05:42 に山伏峠を通過した。 昨年はスタート後 1:18 だったが、今年はスタート後 1:12 だったので、およそ 6 分早かった。 山伏峠では計画通り一つ目のあんぱんを食べた。
山伏峠から秩父へと下る途中、 Team de Attack の A のゼッケンをつけた人たちに追いついた。
2013/08/04-05:52 Team de Attack のチーム A の方々秩父ではサポートカーに抜かれた。 この頃二個目のあんぱんを食べた。
2013/08/04-06:07 サポートカー秩父市街地を抜け、小鹿野に向かう途中では Team de Attack のチーム F に追いついた。 小鹿野のコンビニには寄らずに三個目のあんぱんを食べた
2013/08/04-06:09 Team de Attack のチーム F の方々新秩父開閉所を過ぎると志賀坂峠のへの登坂開始だ。 山伏峠を越えたころから脚の調子は結構よくなっていて、くるくるとよくまわるようになっていた。 ちなみに新秩父開閉所脇通過時間はスタートから今年はスタートから二時間二十一分(昨年は二時間三十五分、一昨年は二時間三十六分)後とタイムは落ち込んでおらず、むしろ早いといえた。
2013/08/04-07:15 三時発の人を抜いたTeam de Attack の方々を見ると、メンバーの脚がそろってないと気を使って大変かも〜と思った。 でも、スピードが出るところなどではソロ走行よりも圧倒的にラクなので、そう言うところは有利だろうなぁと思った。
2013/08/04-07:16 Team de Attack のチーム G の方々に抜かれた昨年はこの辺では、バンバン抜かれ始めていたが、今年はこの辺ではあんまり抜かれていなかったよ。 また、雲が空を覆っていて、気温もあまり上がらない状態で、「コレはかなり好コンディションだ、最後まで晴れないといいな」と思っていた。
2013/08/04-07:38 志賀坂トンネルに到達昨年の 07:30 ( 04:00 出発)はともかく、絶好調だった一昨年の 07:53 (今年と同じ 04:30 出発)よりも 15 分も早く到達できたので、山伏峠への上りへ入る前に無茶して大出力をキープしなかった効果がでていたものと思われる。 予定通りここで四個目のあんぱんを食べた
さぁ、志賀坂峠下って上野村の公式エイドを経て約 110km 地点付近にある十石峠に向かって走る区間だ。 この区間で、当方の調べでは平均斜度が 11% な矢久沢林道というところを昨年に続いて通った。 蛇行すると舗装の端のほうにコケが生えていて、滑ってコケるとかブリーフィングで注意があった。 今回は路面が乾いていたのですべることはなかったし、ほとんど蛇行もせずにまっすぐ登ることができたと思う。 コレも、店長が選んでくれた自転車に、組みつけてくれたギア(前 28T x 後ろ 28T )のおかげだ。 後ろは 30T とかもっと軽いほうがいいかもしれないが、遅くても、苦しくても、とにかくノンストップで足を着かずに上りきることができた。
2013/08/04-07:50 志賀坂峠後最初に見たライダー志賀坂峠から下ると一人のライダーが脚を押さえていた。 脚が攣ったかな?「大丈夫ですか?」とたずねたら明瞭にダメだという感じには聞こえなかったのでそのまま走り去った。 抜きザマに横顔をチラっとみたら、昨年も志賀坂峠を越えてから最初に出会った(そのときは抜かれた)ライダーではなかったか、なかなか奇遇だのぅ。 きっと本調子だったら当方が抜くなんてことはなかったのだろう。
2013/08/04-07:53 チーム G と女性ライダーチーム G と当方では得意なところが違うようで、近づいたり離れたりして何度か接近や遭遇を繰り返した。 まぁ、当方の場合上りで傾斜がキツいとダメだね。 平地とかカーブのゆるい下りとかなら当方も追いつけるんだけど…って単に貧脚なだけなんだな。
2013/08/04-08:21 上野村ふれあい館の特設補給所今年はガンガン抜くってほどでもなく、昨年のように、抜かれまくりってコトにもならずにエイドステーションに着いた。 絶対時間としても昨年とあまり変わらないから、単純に 30 分だけ早いってことで全体の三分の二の道のりを走った状態なら単純計算ではあと 15 分しか短縮できず、 9 時間切りは難しいと思われた。 今回のアタック! 299 での机上の計画では、ここでの補給はかなり重要だ。 短い時間でなるべく補給を終える必要がある。 二本のボトルの水を満タンにし、バナナを一切れとコーラを三杯もらって早々に辞した。
2013/08/04-08:41 矢久沢林道登攀開始今年は写真が少ない。 理由は矢久沢林道を含め、あまり抜かれないからだ(笑) たまにはるか彼方に自転車が見えて徐々に近づいて抜くってなことがあったが、遭遇回数が少なかったんだよ。
2013/08/04-08:48 三時出発組の人今年は豪脚列車な 05:00 出発組の人にはまだ抜かれずに済んでいた。 昨年のようにガンガン抜かれるならともかく、一昨年も十石峠へ上っている途中で五時出発の人に抜かれたもんだ。
2013/08/04-09:20 三時半発の人時折サポートカーの方に写真を撮影していただいていた。 当方が、ココロの中で弱音を吐きまくりだったころの写真を撮影していただいた。 下の写真は「のーだい@TTR」さんの picasa から拝借したが、坂がキツいところで撮影しているもんだから、もう余裕なんかないんだよね。
2013/08/04-時刻不明 矢久沢林道でヒーコラ言っている当方十石峠通過 09:34 で、最後のアンパンをほおばると下り始めた。 途中で、昨年のライバル(と当方が勝手に認定した今年 73 才の「彼」)がいた。 正確にはサポートカーが来て話をしていた状態だった。 また怪我をしていたのだが、どうやら転倒したようだった。 ただ、サポートカーが来ていたのと手伝うこともないようだったので、最後のチェックポイントに早く伝えるべく先を急いだ。 チェックポイントで聞いたところによると逆行性健忘が起こっているようだったので、頭部 CT をとるのだろうなと思った。 ヘルメットをかぶっていたし、ヒジとソケイ部あたりの怪我が目立ったので、骨折がなければ大きな問題なさそうかなとシロート考えでいたが、翌日には退院したらしい。
十石峠を下って、チェックポイントであり、コース上最後のコンビニであるセブンイレブンで補給をしたら、ついに本日のメインイベントの麦草峠へのアタックだ。
2013/08/04-10:06 最後のコンビニ到着ふーん、今年は 32 分かかって、昨年は 30 分でついちゃったから、やっぱりソロ走行では時間短縮はできないな。 SKMB さん早かったからなぁ。 ただ今年はハンガーノックどころか脚も結構残った状態でコンビニ到着だ。 到着チェックのところで、落車の件を伝えて当方は食餌だ。 予定通りコーラを買い、塩分補給と消化のよさそうな炭水化物ということでソーメンとして、汁も全部飲んだ。
2013/08/04-10:18 「彼」を収容しにきた救急車ソーメンを食べていると転倒した「彼」を収容しに救急車がやってきた。 どうやらトリアージとして、今ドコにいるか、今は何年何月かなどの質問をしていたらしい。 サポートの方々のおかげで当方は何もすることはなさそうだが、「何かできることはあるか?」と質問をして、「ないから出発してよし」という言葉をもらってチェックポイントを辞した。 やはり、人手はあまっているくらいがちょうどいいと思う。 何かあっても、サポートの方々のおかげで安心して任して走りに行くことができる。 これってスゴいことだ、感謝している。
2013/08/04-10:31 いよいよ麦草峠へのチャレンジ過去の二回を含めて、今までで一番早い時間(昨年は 11:18 、一昨年は 10:50 )で突入できた。 また、脚もソレナリに消耗しているが、もっともいい状態で入れた。 一昨年ほどのパワーが出ないかもしれないが、フレッシュなので差し引きは相殺したとして、同じ時間で上れれば そういう単純計算でいけば 8 時間 15 分の可能性がある。 もっとも一昨年は途中で雨が降って元気出ちゃったからなー。 今年は雨は期待できないが上り始めも曇っていて比較的涼しそうだ。 最後まで涼しいこと、そこに期待だった。 そして、意識に上った中では初めて 05:00 発の人に抜かれた。
2013/08/04-10:34 四時スタートの人に抜かれたさぁ、ゴボウ抜かれタイムだという感じで、いやー抜かれまくりでしたな。 これから同じゼッケンの人がそばに居るのは偶然だ。 別にストーキングしていたわけじゃないよ。 離されたり接近したりして一時間以上かけて抜いた。
2013/08/04-10:54 四時スタートの人に抜かれた坂がきついのわかってるのに 8% とか 9% とか標識がでていたが、余計なお世話だっつうのっ!と思ったね。 下りでスピードが出すぎるのを防ぐために警告を与えるための斜度標識は理解できる。 しかし、上りではイランだろう、自転車にはキツイのわかってんだから、そんなの見たくないよという気分だった。
2013/08/04-10:55 四時スタートの人に抜かれたま、脚の状態がいままでで一番よいといっても、当方の過去との比較であって、他の人と比較すればやっぱり貧弱な脚であることは変わりない。 上りの苦手感を克服して、ホイホイ上れるようになりたいな。
2013/08/04-11:31 三時スタートの人しかし、傾斜がキツく頭の中もメルヒェンになっちゃいそうなメルヘン街道だ。 というか、頭がメルヘンしてないとこんなところ上りに来ないよな。 あぁ、オイラもメルヘンなドタマになっちまったのね orz
2013/08/04-11:45 四時スタートの人上の写真は約一時間前の 10:55 に当方を抜いた方だ。 やっとこさ追いついたというか抜くことができた。 当方の場合は傾斜がキツいとホントにヨワヨワなので、この麦草峠への道は最初の斜度が大きいために前半抜かれて、後半に抜き返すことがあるのだった。
2013/08/04-11:46 標高 1600m 付近、サポートエイド昨年はこの標高 1600m エイドのちょっと前で「彼」に追いつかれたのだった。 今年は残念ながら DNF になってしまったので、完全に一人で上るキモチだった。 このエイドの場所はいい、そろそろボトルの中身も少なくて不安だがここまでくれば残りは標高差で 500m ちょっと、水分を軽くいただいてラストに備えようと思った。 そして、サポートエイドに寄ると、コーラをもらった。 当方は一息もいれずに、即出発だ。
2013/08/04-12:06 三時出発の方残りの道のりが少なくなってくると、元気が出ちゃった。 あと 4km くらいということで、ロングスパートをかけた。 前にちらほら見えていた方々を捉え、ついには抜いた。
2013/08/04-12:29 四時出発の方ということで、ゴールした。 12:38:15 で 8 時間と 8 分だった♪ 自分でもビックリなタイムだ。 パワータップの数字を見ながら、過大な出力を避け、かつタレているときも無理のない出力を維持してトータルの時間を短くできた。 当初の目標の 9 時間を割ったが、ここまでくると 7 時間台に突入したくなるな。
この 8 分は削れなかったのかという考えがある。 上野村のサポートステーションでは停止時間はおよそ 5 分だ。 トイレに行くのをガマンすればよかったか? 応えは否だ。 ダラダラした覚えもない。 最終チェックポイントでは 16 分だ。 救急車が来たときに何かすることがあるかを聞いたが、せいぜい一分だ。
他には、山伏峠で一分くらい後続を待ったかな。 あるいは十石峠からの下りの途中で、「彼」の転倒の確認とサポートカーへと載せられることを確認するのにせいぜい一分だ。 とか考えると 8 分を削ることはできなかった。 こいでいる脚もほぼすべてを出し切った。 よって、現時点での最高のパフォーマンスを発揮したのでこれ以上の時間短縮はできないと考えられる。 実力を上げないとダメだっつうことだな。 来年出られるなら、スタミナつけないとっっっっっ!
今年は麦草峠の入り口の標識からゴールまで二時間七分だった。 昨年は二時間四十五分ほどでゴールできた。 一昨年のアタック 299 では入り口から二時間十五分だったから、ここでも時間短縮できて結果的には非常にいいタイムとなった。 昨年の来年(つまりは今年)に向けての目標は『来年は「彼」を抜けるよう、 SKMB さんについていけるよう、ガンバりたいわ』と書いた。 仕事をしていてもトレーニングした。 残念ながら「彼」は追いつく前にリタイヤしちゃったし、 SKMB さんは出場しなかった。 肩透かしって感じだな、でもトータル 8 時間を切りたいという目標ができたわ。
おうちへ帰るまでがイベントで、ちゃんと帰宅できたわけだが、その辺も写真と説明で残しておく。
2013/08/04-12:53 テントの下で休憩中ゴール後、カップラーメンをいただいた。 一年越しで、憧れの麦草峠で食べるカップめん! 今年は雨に降られることもなく、体は汗で濡れているだけだったので、汗が乾くと涼しいだけだった。 ウィンドブレーカを着て麦草峠から下ったのだけど、下っているうちにだんだん暑くなってきて、季節が夏であることを思い出し、ウィンドブレーカを脱いだ。
2013/08/04-15:11 もうすぐお風呂風呂に入ったわけだが、例年同様撮影はしていない。 男風呂の中を写してもトラウマになりこそすれ、キモチよくなることはないと思っているので、ソレを期待している人には申し訳ない。 そこでだ! 当方のファン一億三千万人のご希望にお応えして、当方の今はもう皮のムけた○○○○のムける過程を見せてやろう。
当方は通勤に自転車で通っているが、トレーニングは LSD と称して暗い部屋の中で三本ローラーをこいでいるだけだ。 よってドレくらいの状態かは数値での過去の自分とは比較できても、 3UP のなかでドレくらいダメダメなのか、マシなのかはわからない。 当方は孤独なライダーなので、自分の調整具合を知るために、他人と走る方法は 75km 彼方へ行って 3UP ツーリングに参加するしかないのだ。 さて、六月のある日参加したとき、薄曇だったが腕カバーを持参するのを忘れた。 腕カバーをしないで四時間ほどツーリングした。 その結果は右の四角をクリックしてみろ→■ まぁ、要するに日焼けしたんだ。
実はこの日焼けは何十年ぶりかというくらいの日焼けだった。
痛みが消えるまでおよそ 10 日かかった。
その途中で、日焼けしてから四日目くらいかな、皮がムケないまま汗をかくと右の四角をクリックしたような状態になったので、クリックして見てくれ。
その1→■ |
その2→■ |
その3→■
これらはイボじゃないぞ。
古いムける皮と、新しい皮の間に溜まった汗だ。
だから、表面は乾いていて、皮を破ると汗がでてくる。
そのまま置いておくと汗が蒸発して水泡はしぼんでなくなったのだ。
見た目もキモいし、いろいろ不便なので、翌日は素直に皮をむいたら、赤ムケになってひりひりしたわ。
赤ムケのところは後でまた皮が向けた。
ということで、当方は一皮も二皮もムけて大人になったのさ♪
とまぁ、左右の腕だけ黒くなっている状態で風呂に入った。
2011/08/06 16:16 茅野駅に向かう途中風呂上りのさっぱりした頭に汗のしみこんだヘルメットをかぶるのは少々抵抗があったので、未使用の手ぬぐいを頭に巻いてさわやかにして、茅野駅までくだった。 茅野駅で輪行袋に自転車を入れて、列車の時間まで一杯飲んで帰ることにした。
2011/08/06 16:31 輪行袋につめている途中帰りの列車は指定席はすでに満席で売り切れていた。 乗ってデッキの中で立っていようと思ったら自由席は空いていた。 ということで、輪行袋の自転車を立てて、普通の席に座っちゃったよ。 ちょっと降りるのに難儀したが、それでも非常に快適だった。
2011/08/06 17:55 自由席に座れた八王子からは相模線直通の列車で茅ヶ崎駅まで。 最後尾の車両に輪行袋を立てかけて、手すりにヒモをつけて倒れないようにした。 茅ヶ崎駅で自転車を組み立てて 22 時ごろ帰宅。 衣類などを洗濯機に放り込んで、洗濯が終わるまで会社のコンピュータにログインしてちょっと仕事したりした。 洗濯物を干して、床に就いて当方の 2013 Attack!299 は終わった。
帰宅してシャワーを浴びた。 大人なオレは当然チ○チ○は痛くないぜ!
両ヒザが痛い。 ふくらはぎ、モモの筋肉も痛い。 まぁ、ダメージとしてはそんなものだった。
自転車で出勤した。 ヒザがやや痛かったが、力をいれずにカルーくクランクを回した。 社内を歩くときにちょっと痛かったが、まぁ対した問題もなく歩けた。 帰りにはちょっと痛いかなーという程度だった。
自転車で出勤した。 痛みはほとんどなく、疲労もあまり感じなかった。 ただ、本調子でなく脚の動きは渋い感じだった。 でも、当方の脚はちっとは強くなったと思う。
いくつか資料を作ってみた。 気が向いたら見てチョ。
上に時間を軸にしたグラフを置いた。 それは実感としてわかりやすいからだ。 走行距離を軸にしたものも準備した。 矢久沢林道は一時間くらいモガいていたわけで、でも実際には 10km もないから補給などの参考にはならないと思う。 ただ、その場所付近ではドレくらいの出力だったのかを見ることができるので、多少なりとも参考になると思う。 ということで、下に置いておく。
今回の使用物品は下の写真の通りだ。 輪行で現地に向かって、前泊して、アタック! 299 に出て、帰りに風呂に入って、輪行で帰ってくるために使った物品類なので、よければ参考にしてくれ。 そう、自転車と一部の装備以外はほぼ全部写っている。
今年は減量、トレーニング、机上の計画と実行が非常にうまくかみ合った。 目標としていた「彼」や SKMB さんの不在など残念だったが、来年に向けてガンバろうという気になった。 サイクルハウスミカミとチームのメンバー、サポートのメンバー、各出走者、各チームのサポートメンバーには感謝している。 この場で感謝の意を表したい。
ということで、終わった。 できれば来年も出たいな。 意見・感想も歓迎だ。
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