当方がブルベに参加し、あるいはその発端となった当方が出入りしている自転車屋さんが主催する毎年 8 月の第一土曜日のイベントにでることにした。 その名も「アタック!299」だ。 埼玉県狭山市の豊水橋を起点に国道 299 号を走り、飯能市街で県道 70 号に入り、県道 53 号で山伏峠を越えて、再び国道 299 号に乗って志賀坂峠、十石峠、麦草峠へと至る、全 163km だ。 上り坂で得られる標高の累計は 3,900m を超えようかという峠三昧な自転車イベントだ。
当方は上り坂には激弱な貧脚の持ち主なので、付け焼刃であっても練習したし、減量もした。 効果がどれだけあったか、どれだけなかったか、それはわからない。 しかし、効果があると期待して練習も減量も行った。 その結果をここに記する。
翌年も参加した→2012 アタック!299
上り坂対策には、軽量化と練習が有効だ。
軽量化については、別ペイジにまとめたのでそちらを参照してくれ。→自転車でダイエット
練習はというと、だいたい 5 月いっぱいまでは LSD といわれる、血管を増やすことを目的とした修練をしていた。 6 月の上旬くらいから LSD と切り替えて、パワーを上げる練習をした。 LSD で土台が出来ていたのか、タイミングがよかったのかわからないが、少し坂道に強くなった気がした。
4 月は 400km ブルベを含み 1,400km 、 5 月は 600km ブルベを含み 1,500km 走ったが、量としては大体同じくらいの練習だった。 6 月には 2,200km ほど走り、 7 月には 1,700km ほど走った。 これが付け焼刃となって、多少なりとも Attack! 299 でそれなりの走りが出来た原因ではないかと思った。
公式結果を見ると当方は 8 時間 34 分だった。 これが一般的にいい結果なのかよくないのかはいまいちわからんが、平均速度は 19km/h だからブルベであってもタイムアウトをしないで済んだ。 これだけ上り坂の多いコースでこのタイムについて、とてもよい結果だと自身では評価している。
さて、いつものようにだらだらと当方の感想を流してみよう。
当方の場合は(出入りしている自転車屋さんの店長に決められた(笑)ので)出走が 04:30 となっているから、スケジュールとしては 02:30 起床、朝食を摂って、シャワー入って、身支度とボトルに水詰めとかして、 03:30 ごろ自宅発を考えた。 そして、いつもの朝食なわけだ(笑) Attack! 299 にかけて、画像サイズは 299 x 299 だ。
2011/08/06-02:50 当方にとっての自転車イベント前の定番朝食:ペヤング超大盛り+バナナ当方は県道 70 号をすぐ裏に持つ家に住んでいる。 スタート地点である豊水橋まで 7.5km 地点だ。 自宅をでたのは 03:30 ごろだ。 ふと自宅の裏をみると LED の前照灯をつけた自転車の列が流れていった。 あー、アレは 03:00 出発組だなーと思った。
ちょっと走って気づいた。 一旦は自宅を出たもののヘルメットを被るのを忘れていた(爆) ということで、自宅へ戻りヘルメットを被って再出発♪
2011/08/06-03:53 写真中央に信号待ちの 03:30 出発組?のトレインさらに向かう途中、なーんとパワータップのハブの電池が切れていることが発覚! 電池は持っているので、後輪をはずして交換しようとした! が、本当は専用工具が必要なのだ。 力いっぱい、それこそ親のカタキのように力を込めたが回らなかった。(あぁ、今わかった上半身の筋肉痛はこのときの影響だな、笑) 10 分ほどネバったがダメなのであきらめた。 このままではスタート地点に間に合わないかもしれない、ここまで来て DNS はさすがにバカだ。 ということで、心拍だけ測定できるようにして、出力計測はあきらめた。
2011/08/06-04:26 ブリーフィングの様子まぁ、何とかブリーフィングには間に合った。 豊水橋のタモトに到着して出走サインをして、ブリーフィングで諸注意を受けた。 そして、出走したのだった。
スタートして、しばらくはほぼ平坦な区間が続くわけだが、これがもうね!とても早かったのだ。 当方は自身で「調子いいつもりだったが、今日は調子悪いのか?」と思ったくらい、キツかったのだ。 当車比 105% くらいでずっと引きずり回されている感じ。 そう、限界出力よりもちょっと少なめで走ると大幅に持久力が伸びるが、限界を超えるとすぐに燃え尽きちゃうのは多くの人が経験していることだろう。 当方の場合は、笹井の交差点(出発して 2km くらい?)までで、「どこで切れようかな〜」などと考えていたのだ。 列車についていくも地獄、切れても地獄、「うーん困ったなぁ」とね。 切れたら、後ろは 05:00 出発の豪脚超特急列車がやってくるに違いないし、 04:30 発の当方がそれに乗って付いていけるハズもなく、最後尾でさびしく走ることになる予感がした。
2011/08/06-05:03 県道 70 号原市場付近を列車で爆走中結局、原市場付近を過ぎ、上名栗の上り方向に向かって走ると温度計を過ぎて傾斜がキツくなる左カーブの橋の先でキレた。 ここからは一人旅だ。 だんだん小さくなる 04:30 発の列車。 心細くなる当方は心拍を見るとかなり高い。 少し心拍を抑えて、山伏峠に突入した。
6 月に入ってからのパワー向上練習で何度も上った坂だ。 多分 6,7 月だけで 50 回くらい上っただろう。 どこらへんがどれだけキツいかわかっている。 上っていると、なんと! 山伏峠のアプローチというか、当方がスタート地点だと思っているところではかけらすら見えなかった人たちが、先のほうにチラホラ見えるではないか。 追いつくことはできなかったが、時々見えるようになった。 「おかしい、オレは調子悪いんじゃなかったのか?」
2011/08/06-05:53 山伏峠を 04:30 発組の最後尾で通過まぁ、結局誰にも追いつくことはできなかったし、とにかく最後尾であっても 05:00 発組の列車に追いつかれるなく山伏峠を越えた。
五時発の爆走超特急に追いつかれることなく山伏峠を越えられた当方は、しばらく下りが続く秩父までの区間でなんとか前の人たちに追いつきたいと思った。 そう、 CX900 はシクロクロスな自転車だから重い。 重いがゆえにボブスレーと同じ理由でうまく乗れればスピードも乗るのだ。 ということで、ガンガン漕いで国道 299 号との合流地点である正丸トンネル出口までに何人かのライダーに追いついた。 再び列車を組んで走行した。
2011/08/06-06:12 横瀬駅近くの R299 を通過する 04:30 発遅い組列車真夏の恐ろしい太陽の日差しが照りつけ、気温が上がり始めた。 山伏峠を越えただけなのに、小鹿野のセブンイレブンを通過するころにはダブルボトルのうちの一本はすでに消費し終わり、二本目も半分くらい消費していた。 そこで、エネルギー補給用にファンタグレープの 500ml を一本のみ干し、一リットルの水をボトルに補給したらちょうどぴったりマンタンになった。
背中に持っていたミニアンパンをほおばっていたら、「行くよ」の掛け声とともに数人が出て行った。 当方も!と思って付いていこうとしたが、すでに加速できるほどの脚は残っておらず、いきなりちぎれて一人旅になった。
2011/08/06-07:06 新秩父開閉所という変電所の近傍を通過小鹿野の山奥に分け入っていくと新秩父開閉所という変電所が見えてきた。 写真には写っていないが、上の写真を撮影したちょっと後に当方にとっての最初の追い越しの人がいた。 なんと 03:00 出発の人で女の人だった。 こんなに早く追いつくなんて、この方はゴールに間に合うのだろうか?とか余計なことを考えてしまった。
2011/08/06-07:19 セブンイレブンで先にでたのに 04:30 組の人に抜かれた小鹿野のセブンイレブンで、数人を残して先にでたが、当然ながら追いつかれた。 というか、抜かれた。 上の写真の方には平地と微下りでは近づくが、上りになるととたんに離れるということを繰り返してだんだん離され、ついには見えなくなった。 心拍と進み具合の感じから、「今日は絶好調」ということがわかった。 列車は当方には早すぎてついていけないが、それは当方の実力でついていけないだけの話で、実は調子がいいことがわかった。
2011/08/06-07:53 やっと志賀坂トンネルに到達前後に人が見えない状態で相変わらず 05:00 出発の列車に追いつかれることなく、志賀坂トンネルに到着した。 さっき当方を抜いていった人が休憩していて、待ってくれていた。 もう一人、後ろから上がってきて、その方は「今日は調子悪い」とのことだった。 なんてこった!当方は絶好調なペースなのに、調子悪いその方と同じくらいのペースであったわけだ。 これも実力のうちとあきらめて、走り続けたのだった。
さぁ、志賀坂峠から 117km 地点にある十石峠に向かって走る区間だ。 志賀坂トンネルを抜けて列車を組んで下った。
2011/08/06-08:07 志賀坂トンネル後の列車上の写真のまぶしい黄色い靴の方が「今日は調子悪い」という人だったが、結局同じ列車だったのだ♪ 確かに時々列車から遅れることはあっても、またいつの間にか後ろに付くなどして地力の強さを見た。 当方などはいっぺん千切れたら再び列車に追いつくことなどナイといえるくらいなので、うらやましく感じた。
2011/08/06-08:33 三時半出発の方をパスする写真一応というべきか、この辺になってくるとボチボチと先行出発した人をぬく場面も出てきた。 まだ 05:00 発列車が来ないのに先行の方を抜くなんてことが?とは思ったが、現実としてそういうことなのだ。 そして、脚を合わせてくれていたのだろう、なんとか補給所まで着いていくことができた。 あと 1km 遠かったら千切れていたな。
2011/08/06-08:40 上野村ふれあい館の特設補給所だいぶ脚に疲労をためて 101km 地点の上野村ふれあい館の特設補給所で水を補給した。 ここでは水をがぶ飲みして、さらにほぼ空だったダブルボトルを水でマンタンにした。
2011/08/06-08:51 ナゾの標識さて、補給所で水を補給して、早々に辞したのはやはりブルベで培った最小停止をすることで早く到着できることを目指した。 当方の場合休むと脚が動きにくくなるということが多いので、補給したら脚が固まる前に走り出したほうが調子がよいことが多い。 せっかく調子がよいようなので、このまま十石峠を制覇したい気持ちもあった。 上り始めるとなんだかナゾの標識に出会った。 No.46 って何だよ? 結局説明も見つけられず、規則性もわからず、いつの間にか標識を見る余裕もなくなってウヤムヤになった。
2011/08/06-09:11 初めて抜かれた五時出発組の人彼は単独でやってきた。 そう、赤いゼッケンの 05:00 出発組の人だ。 もっとも速い人のグループだ。 てっきり列車でやってきて、ごぼう抜かれすると思ったら一人だった。 聞くと、前に五時組がいるハズだというが、抜かれたとしたら特設補給所で抜かれたかなぁというくらいで、記憶になかった。 少なくとも当方にとっては最初の五時組の人だった。(公式結果を見ると一番早い人やんけ!)
2011/08/06-09:26 サポートカーによるサポート時折サポートカーに抜かれたわけで、ところどころ補給を受けているところを見かけた。 なるほど、チームサポートが出ると安心だなぁと感じた。
2011/08/06-09:29 四時出発の人と前を走る三時半出発の人上の写真で、左に見えるが四時出発の人だ。 右のほうの前方を走っている人は三時半出発だが、年齢がスゴい。 なんと 70 才を越えている方だ。 くるくるとクランクをまわして着実に進んでいた。 当方も同じくらいの年齢のときに同じように走れたらいいなぁと思う目標の人の一人だ。
2011/08/06-09:35 三時出発の人と右は五時出発の人五時出発の人が何度か写っているが、実は全部同一人物だ。 ギアがこれ以上軽いのがなくて、傾斜がキツくなると遅くなってしまうとのこと。 当方はシクロクロス車なので、マウンテンバイクほどじゃないが、軽いギアも持っている。 よって、当方はそれなりに遅いが、キツ目の傾斜のときにはこの五時の方に追いついたり、時には前を走るような事になったりした。 そんな感じで互いに前後しながら上っていて、抜くときにいらっしゃったら一緒に写真をとっちゃったりしたのだ。 こんなペースで走れたのだから、まず間違いなく当方は絶好調だったのだ。
2011/08/06-09:37 脚のストレッチ中サポートカーの補給を受ける人もいれば、脚が攣ったのだろうかストレッチをしている人も見かけた。
2011/08/06-09:38 水を飲んでいるところあるいは自転車を降りて水を飲み、多分気分を一新して再び上りに備えようとしている方も見かけた。
2011/08/06-09:44 三時半出発の人緑色の脚絆が美しい。 黒が多いなかで、この脚絆を見つけてきて今回着用しているというのはなかなかステキだった。
2011/08/06-09:53 十石峠到着特設補給所を出て約一時間強、ついに十石峠を通過できた。
十石峠を下って、チェックポイントであり、コース上最後のコンビニであるセブンイレブンで補給をしたら、ついに本日のメインイベントの麦草峠へのアタックだ。
2011/08/06-09:59 十石峠の下り、材木運搬トラックに引っかかる十石峠を下り始めて、しばらくすると十石峠までの上りで抜きつ抜かれつした五時出発の人が下ってきて、当方を抜いた。 そう、五時出発の人は下りも速い。 その人についていけば早く下れそうだとの判断でついていくことにした。 しばらくすると三時半出発の男女ペアに出会い、材木運搬トラックに引っかかった。 この男女ペアは翌日もツーリングがあるのにこんなキツいイベントに参加するなど、変態チックな自転車乗りのようだ。
2011/08/06-10:15 臨時高速列車が編成される材木運搬トラックは低速区間では自転車を抜かさせてくれるなど、心遣いのありがたい運転をしてくれた。 その後、道は太くなり抜いていった。 で、道が太くなると高速列車が編成されたが、くだりの傾斜がキツければ当方もついていけるのだけど、平坦に近づいたり、ちょっとだけ上りがあると、ハイさよなら〜ってな感じでちぎれた。 後ろから四時半出発の方(この方も高速列車にちぎられたらしい)がやってきたので、後ろに付かせてもらった。 当方の脚は売り切れていて、在庫一掃済み、入荷時期未定な感じだった。
2011/08/06-10:27 チェックポイント到着チェックポイントのセブンイレブンは麦草峠へのルートでは最後のコンビニになる。 ここで、水を補給し、稲荷寿しを食べた。 この稲荷が効いてくれれば売り切れた脚も多少は動くようになるのではないかとちょっと期待した。
2011/08/06-10:50 麦草峠へと登坂開始チェックポイントを出て、微上りな国道 141 号の平坦区間を数キロメートル走り、右折して国道 299 号が分かれると上り坂開始だ。 この平坦区間での脚のチェックでは、脚は相変わらず未入荷で売り切れたままだった。 26km あって、 1,300m 以上を駆け上がるわけで、押しなべて見れば 5% の傾斜だ。 動きの渋い当方の脚では抜かれまくるだろうけど、止まるよりは超低速であっても上り続ければいつかは上りきれるということでふらつかない程度の速度で上り始めた。
2011/08/06-10:59 五時出発の方に抜かれる多分当方の脚では抜くことはないわけで、抜かれる時に、抜いていく人の写真をとっていこうと考えた。 上り始めの最初の数キロメートルは日影がなくてとても大変だと聞いていた。 確かに暑くて、日差しも強かった。 ヒザがちょっと痛いなーとか考えながら水を時々飲みながら漕いでいた。
2011/08/06-10:59 多分三時出発の方に抜かれるブルベでは燃料切れになった脚でも、食べてしばらくすると復活することがあって、微速前進であってもとにかく漕いで進むことを続ける。 止まっているのが一番遅くて、タイムアウトを招くわけだから、とにかく漕ぎ続けるわけだ。 それが完走につながる。 さて、コンビニで食べた稲荷寿しとか、サイダーがそろそろ効いてきて復活しないかなーと期待したがそんな感じにはぜんぜんならずに動かない脚でクランクをまわし続けた。
2011/08/06-11:00 ガンガン抜かれまくりもうね、 2,3 分毎に抜かれるわけよ。 出来ることは止まらずにクランクをまわし続けること、これだけ。 漕がなきゃ永遠にてっぺんには着けないわけで、写真を抜かれるたびに撮りながら、 50 名くらい撮影することになったらどうしよう?とか余計なことを考えた。 そもそも、その時点で前後に何名くらいいるのかもわかってなかった。
2011/08/06-11:03 三時出発の方に抜かれる上り坂に激弱な当方の本領発揮!とか思いつつ漕いでいたね。 あまりにたくさん抜かれたので全部の写真は載せてないわけで、このペイジに載せた以外にもたくさん抜かれた。
2011/08/06-11:06 五時出発の方々に抜かれる時々五時出発の方々を見かけるようになって十石峠の下り始めにご一緒した方は五時出発の先頭だったんじゃないかと確信を持った。
2011/08/06-11:08 三時出発の方に抜かれるじんわり、じんわりと近づいてきたソの方は当方とはあまり速度差がなく、抜かれた後も 30 分以上にわたって見えるところにいた。 当方も遅かったが、その方も遅く、時折よろめいて見えたりした。 きっと当方も同じようによろめいて見えることがあるんだろうなと、後姿に自身を投影してみてしまったよ。
2011/08/06-11:09 雨がパラパラと降ってきた上り始めて、 20 分くらいか、ポツポツときた。 しかし、すぐにやんでしまった。 そうすると、高い気温な上に湿度が上がってムシムシするわけで、余計暑くなった気がした。 しかし、水はたくさん積んだので気にせず飲んで漕ぎ続けた。
2011/08/06-11:36 標高 1,200mポツポツと来たあと、しばらくして本格的に降りだした。 時々やんだりしたが、かなりの土砂降りが当方の背中を叩いた。 これが効いたと思うな。 つまりたぶん当方が遅いのはもともとだが、脚があまり回らなかったのは熱ダレしていたんじゃないかと。 そこに雨が降って濡れることで冷却され動くようになったと考える。 実際、雨で濡れてから元気でちゃったもの!
あ、そうだ思い出した。 雨が降って、やんだ時に、静かーなところを上っていたら前輪のブレーキが触れている音が聞こえた! なんてことだ、ずっと引きずっていたのかなーと。 一旦自転車停めて、クイックレバーをちょっと緩めて位置を調整することでゴマかしてブレーキが触らないようにした。 当方の自転車である CX900 はカンチブレーキだから位置の調整がチョーメンドクサいのだ。 だから、どうせ後はのぼりしかないのだからと位置調整で済ませた。 調整したら、すごく軽く上れるようになったのはヒミツだ (笑)
2011/08/06-11:42 三時出発の方を抜く一旦は見えなくなっていた当方に近い速度の方を抜き返した。 完売御礼だった脚も再び少し動くわけで、ギアもちょっと重いほうへと変えて漕いだよ。
2011/08/06-12:23 雨の中のサポートそして、サポートの方々には頭がさがる。 雨の中チームの方々をサポートしていた。
2011/08/06-12:20 当方を 11 時に抜いていった方々調子が少し復活した当方は小降りの中、遅いながら、でも当方自身としては最善の努力でコギコギしながら上っていた。 ふと見ると当方を 11 時ごろに抜いていった、男女ペアがサポートを受けていた。 当方は止まらない走りだから、サポートで停止していたペアが何分休んでいたかはわからないけれどもとにかく追いついた。 このペアはこのあと分かれて男性が先に行ってしまった。 その男性を抜くことはできなかったが、後ろの女性を抜くことができた。 実は、この女性にはブルベで二回終盤にぶち抜かれている。 (BRM226 埼玉 300 アタック宇都宮 | BRM416 埼玉 400 九十九里) そのため、いつか同程度に走れるようにと減量とパワーアップ練習を重ねていたのだ。 基礎練習は長いことやっていたけれどブルベで抜かれているのだから、それはともかく、パワーアップ練習は二ヶ月足らずという付け焼刃でなんとか同じくらいのペースで走れるようになることもあるくらいに成長できたということで当方としては練習の効果には満足した。
2011/08/06-12:56 三時半出発の方を抜く峠に近づくにつれて路面が乾いていることに気づいた。 雨は降ってないのね。 結構暑くなっていた、残りの道のりはだいたいわかったので、飲んでいた水も多すぎればバラストなわけで有効活用に背中にかけてみたら、「おお冷たい!」と思いのほかキモチよかった。 何度か背中に水をかけて、コギコギし続けた。
2011/08/06-13:03 麦草峠通過!麦草峠の入り口の標識から二時間十五分ほどだろうか、やっとゴールできた。 13:04 分だった。
おうちへ帰るまでがイベントで、ちゃんと帰宅できたわけだが、その辺も写真と説明で残しておく。
ゴール後、ヒュッテでおにぎりとトン汁を食べて休憩していたが、だんだん寒くなった。 ついには震えが出るくらいに冷えたのだ。 しかも汗臭いので、どうにかしたかった。 あまりに寒いので片付けを手伝えなくて先に下山させてもらうことになった。
2011/08/06 縄文の湯下り始めはとにかく寒くて、クランクをまわす脚をとめるとプルプルした。 そりゃそうだ、標高は 2,000m を超えている上に、汗と雨で濡れていて、しかも自転車で結構な速度で下っているのだから、体感温度は相当に低いだろうとは容易に想像できる。 早く温まりたかった。
ところがだ、下っているとだんだん標高が下がるのは当然なんだが、寒くないどころか暑くなってきた (笑) そう、下界は暑いのだ。 季節は夏だった。
2011/08/06縄文の湯という銭湯に到着した。 誰か鍵持ってないか?…だれも持ってないみたいだった。 当方のような安い自転車ならともかく、みんな高い自転車なんじゃないの? とか思いつつも重ねて停めた。
2011/08/06技術的には濡れても大丈夫なカメラだから持ち込んでもいいのだが、野郎の風呂の様子など百害あって一利なしなので撮影していない。 ま、そういうことで汗を流してさっぱりして着替えをし、食堂で休憩した。 当方は軽くストレッチなどをしたり、水分補給をするなどしていた。 後続がくるまでしばらくいて、後続がお風呂に到着したら先に駅に向かった。
2011/08/06風呂屋までもずっと下りだったが、駅までも下りだった。 風呂上りだったので「汗をかかないようにしような」ということでゆっくりくだっていった。 駅の周辺ではお祭りだった。 そういえば、当方が住んでいる飯能も花火大会の日だったな。
2011/08/06茅野駅では自転車をバラして輪行バッグに入れた。 毎度わからないんだが、まぁなんとか入れることができた。 特急の指定席で帰る人もいたが、当方は一本速い特急の自由席で帰ることにした。
2011/08/06特急は混み混みで座りようもなかったが、それは別にかまわず出入り口のところに立って、他の三人さんと一緒に立ち話(座れないから当然だが…)をしながら八王子まで乗車した。 一人はそのまま立川までということで分かれた。 八高線に乗り、お一人は拝島で乗り換えて行った。
2011/08/06そして、お一人様は飯能在住なので東飯能駅で当方と一緒に降りて、自転車を組み立てた。 駅に着くとバンバンと花火の音がした。 東飯能で降りたその方はワリと当方と近所に住まわれていて帰宅経路がほぼ一緒で当方のほうがちょっと向こうという感じで、一緒に漕いで帰った。 その方と別れて自宅に向かった。 花火は自宅の目の前で上げていて、人ごみにさしかかってからは押してあるいた。 ちょうど自宅の前で最後の派手派手花火が上がって、花火大会が終わった。 そして、鍵を開けて帰宅。 当方の Attack! 299 は終わった。
帰宅してもう一度風呂に入った。 なーんかチ○チ○が痛いなーと思ったら、皮がむけトン。 …いや、当方が仮性人だとか、コドモだったとかじゃなくて、しまわれ方がよくなかったのだろう皮膚が磨り減って血がにじんだ痕みたいになっていた、一部かさぶたみたいなのが出来かかっていた。 どーりで銭湯でちょっとしみたような気がしたハズだ。
パワー推移データ収集して後でニヤニヤしながら眺めたかったのだが、パワータップのハブの電池が切れたので、やむを得ず心拍だけ収集することにした。 スタート直後の列車の負荷がいかに高かったか、当方にとっては無茶な速さだったかがわかる。 また、最後は LSD ペースで坂を上っていたことがわかる。
昨年は長距離自転車イベントなブルベに出るたびにヒザが痛くなった。 それはヒザのお皿だったり、お皿の下の腱だったり、ヒザの後ろの腱だったりということで、筋肉痛よりも腱痛に悩まされた。 が、ブルベで鍛えられたおかげか、昨年終わりくらいからはほとんどヒザが痛くなることはなかった。 それよりも筋肉痛や筋肉疲労が起こった。
今回はさすがにヒザが痛くなった。 帰りの道すがら自転車で乗り合わせたほかの三人はみなランナーだった。 しかも年季が入っているので、ヒザは強いようで自転車ではヒザは痛くならないそうだった。 一応、足で走るとひざが痛くなることはあるらしい。 だから絶対ヒザが痛くならんということはないようだから、腱が当方よりは強いと思われた。
献血の青タン早期解消のためにもらったヒルドイドクリームは、効能に筋肉痛があったのを思い出したので、帰宅して風呂から出たら塗ってみた。 痛みとしては、左右で場所が少々違うがヒザのお皿を指で押すと1ハナゲくらい痛かった。 過去の経験から翌朝のヒザの痛みはたいてい増していて、ロボット歩きになるわけだけど、なんと今回の翌朝はヒザの痛みはなかった。 そう、ヒザのお皿は押しても痛くない。 ふくらはぎとかモモの筋肉痛があって、ロボット歩きにはなっていたけど、まぁ問題ない。 ビックリだ。
そんな状態だったので、朝ごはんを食べたら回復走として 30 分 10km ほどチャリで走った。 永田台峠( 700m 標高差 70m くらい)も、まぁまぁの感じでケツ筋がちょっと痛いなーくらいでボチボチ上れた。 でもって、滝不動→台車両整備基地の脇のだらだら上りは調子のいいときは 25km/h くらいで上がれるわけだけど、今日は 20km/h と普通な感じだった。 帰宅したら、脚の筋肉痛はだいぶ軽減した。 しかし、走行直後はヒザは 500 ミリハナゲくらいの痛みになった。 その後急速に改善して、シャワーでたら 100 ミリハナゲくらいになって前日の 1/10 くらいだ。 昼飯の買い物にいって、帰ってきたらヒザはほぼ治った感じだ。
筋肉痛はいつもたいした問題ではないけれど、腱痛にはいつも困っていたので、今回は効果があって大変うれしい。 薬局で買えるなら買いたいものだが、処方箋が必要なクスリなんじゃないかな。 チューブでもらったから、まだたっぷりあるので、ヒザが痛くなったらまた塗ってみよう。
イイワケなんぞいくらでもいえるが、当方が出来る準備はほぼ全部したつもりだ。 このために減量とパワーアップ練習もした。 結果、最初の列車からはちぎれたけど、絶好調だった。 CX900 という 12kg の自転車、汗かきで水分消費量の多い体、まだ燃やしきれていない体脂肪、以前よりはマシとはいえトルクの少ない脚、これらを動員して現在の当方で出来る最高のパフォーマンスを発揮できたといえる。
このアタック!299を機会にいろいろ勉強したり、チャレンジしたり、精進したわけでツラかったが、いい経験になった。 サイクルハウスミカミとチームのメンバー、サポートのメンバー、各出走者、各チームのサポートメンバーには感謝している。 この場で感謝の意を表したい。
ということで、終わった。 朝練のない怠惰で優雅な朝を迎えている (笑) 意見・感想も歓迎だ。
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