BRM226 埼玉 300 アタック宇都宮

Challenging brevet 2011 BRM226 Saitama 300 attack Utsunomiya, by SHIBATA Akira
作成 2011/02/28 随時更新
国道 407 号熊谷大橋上からの日没

はじめに

去る 2009 年 7 月に CX900 に乗り始めて、一年経たずにブルベに参加を始めた。 一応 SR (SuperRandonneur) という、 200km,300km,400km,600km を制限時間内に走りきった人の称号を当方も自称できるようになった。

しかし、 SR になれた記念のメダルを申請忘れで購入することができなかったので、とっても残念だった。 だから、ブルベは引退しようと思っていた(笑)のに今年こそは SR 記念メダルを入手したいと再び SR を目指すことにした。

今回のアタック宇都宮は昨年の 300km コース「BRM320 埼玉 300 アタック愛鷹」とは違った。 というか、オダックス埼玉にしてはアップダウンがあまりない「平地ブルベ」で、上り坂に激弱な当方の脚はどうなるかという興味もある。 ただ、紹介ペイジには「参加者の行く手を阻むのは、北関東を吹き荒れる季節風か?夜の寒さか?はたまた佐野ラーメンや宇都宮餃子の行列待ちか?」とある。 寒いのもヤッケでどうにかできる自信はあるし、いつもコンビニメシだけでどうにかしているので餃子に引っ掛けられないですむ自信もある。 しかしながら、季節風っつうか、この季節は北風が普通だったり?とか思うとやっぱりビビる当方だったりする。

具体的方法

対策・装備について記述する。結果は後述。

対策

パワー不足について

できるだけ一日平均 10km を目標に自転車を乗るようにした。 結局 200km くらいで全然目標に達しなかった。

装備

今回は装備表を別に作成したので、それに準じて装備した。

すなわち、最小限の装備で軽量化を目指し、あればよいレベルの輪行袋以外は全部装備した。 それでもかなり軽量化できたと思う。

もしパンクしても、ささっとタイヤ外してチューブ変えればいいハズだからその関係の装備は空気入れだけでいいハズ。

足の保温

自身としては画期的な足保温方法を編み出したが、どうも当日は気温はそれほど低くならない見込みであることが天気予報から想像された。 当日の朝に決めることにした。

コース

下の図のように走るわけだ。 初めての平地ブルベ、どれくらいラクなのか、どれくらいダメージ少なく、どれくらい考えた通りに走れるか?そんなことを考えた。

理想は、ゴール後に「まだまだ行けるぜ、もう一周や二周は軽いな」といえるくらい♪

コース図

結果

完走できた… 14 時間 25 分で、昨年のクローズまで残り 25 分のギリギリにズタボロでゴールした時と比較すればはるかによい状態で帰着できた。 っつうか五時間も早く帰ってこられたよ。 や、キツかったけどさ。 それに、ラーメンやギョーザ、あるいはゼリーフライなどのおいしそうなモノには一切手を出さずにコンビニメシだけで済ませた。 その辺のグダグダは下に記述する。

当日スタート前

ペヤングソースやきそば超大盛りの写真

今回の写真は新調 (笑) 朝食はいつものごとくカップ麺なやきそば。

自宅からスタート地点である豊水橋まで 7.5km を自走で向かうわけだが、近いのでだらけた起床計画を立てた。 起床 04:15 、朝食 04:25 、シャワー 04:40 、装備最終チェックして出発 05:00 ってな感じだ。 実際には 05:10 くらいに出発した。 気温はそれほど低くなかったので、ハクキンカイロを使わずに断熱材だけを仕込んで靴カバーをつける方針に変更した。 空は快晴で、星がきれいに見えた。

2011/02/26-05:41 ブリーフィングの様子、空も白み始めている
ブリーフィング中

今回はスタートを 06:00 (前半) とした。 というか、ソコしか申し込めなかった。 まぁ、走ったことのない道を走る時に明るい時間が長くなると期待して、自分を納得させた。

スタートから PC1 (約 67km ) まで

スタートして、しばらくは地理勘のあるハズの土地なのに、なんかすっかり忘れちまってはじめての道のようだ、年かな? (笑) また、アップダウンもボチボチあって、上り坂では、あいかわらず下の写真のようにあっというまに離されちゃう。 列車の先頭になっても、赤信号で停止したあと、青信号になって発進したときの加速が当方の場合は、チョー緩い(だいたい 200W くらい)ので、たいていの方はじれて前にでる。 だから列車の最後尾になることが多いわけでもある。

2011/02/26-06:21 上り坂であっという間に姿が小さくなる列車の方々
最初に乗車した列車からちぎれた様子

しかし、下りがあると重量のおかげで追いつけちゃったりもする。 アップダウン、すなわち上り坂で離されて、下りで追いついてということを繰り返して北上した。

2011/02/26-06:27 なんとか追いつけた!
最初に乗車した列車になんとか追いつけた様子

アップダウンがなくなると予想通り風が強く感じられ、風除けに他の人の後ろに付いた。 風除けの方がいなかったら、全然ダメだったね。 何度も通っているハズなのに、初めて発見したガリガリ君の工場らしき建物の写真を下に貼り付けておこう。 っつうか、オレって普段なに見て走ってるんだろう?という疑問が湧いた。

2011/02/26-08:02 空は快晴
ガリガリ君の工場の前

そのうち風除けにしていた人がいなくなっちゃったので、しかたなく一人で風に向き合って漕ぎ始めた(笑) スタートして二時間半ほど、心拍も 150bpm 程度で 175W くらいで漕ぐことができている。 おー、なんか今回は調子いいかもー、坂はあまりないけどこのペースならワリと早めに帰れるかもとか甘い考えが頭をよぎった。

2011/02/26-08:24 向かい風の中の一人旅
一人旅な様子

自転車乗りにあるまじき考えで、「あーダンプとかの車にぶら下がったらラクだろうなぁ」とか考えつつ、漕いでいた。 普段の当方の行いがいいせいだろう、二時間くらい前に離された二人組が前方からやってきて左折!そこは当方が右折するところだ! そう、ミスコースしちゃったらしい。 勝手連結した下の写真で先頭の方のおかげでだいぶラクをさせてもらった。 三人で走っている最後尾なのに時折 240W とか表示される。 ということは、経験則からいえば豪脚機関車の方(先頭の方のこと、今思いつきで名づけた、笑)は 400W くらい出している可能性が高い。 信号スタートなどは立ち漕ぎでグイグイと行ってしまうので、こっちは低トルク高回転型(といってもせいぜい 140rpm くらいまでしか回らないんだけどサ)で必死こいてくっついていかないと、あっという間に離されちゃう。

2011/02/26-08:32 豪脚列車にくっついて PC1 までもう少し
豪脚列車の最後尾に勝手連結

PC1 に着くと列車二番目、上の写真の手前に写っている方のチーム OneWay のチーム員が応援のために待機していたようだ。 楽しそうなやり取りを、うらやましく思いながらも当方のような遅いヤツは停止時間をなるべく減らす F1 ピット系にしないと、昨年のクローズまで残り 25 分のギリギリの二の舞を舞うことになりかねん。 というか、昨年は二度もタイムアウトで DNF したしね。 (BRM 703 埼玉 400 スーパーアタック奥志賀→ PC4 でタイムアウト DNF | BRM724 埼玉 600 アタック北信→ PC4 でタイムアウト DNF )

2011/02/26-08:52
PC1 で囲まれる方

約 171km 地点にある PC2 まで

F1 ピット作戦な当方はさっさと飲み物をボトルに詰め、食べ物を胃に詰め、早々に PC1 を辞した。 ソのココロは? …早い列車が来たら、無賃乗車しようというハラだ!

2011/02/26-10:00 再び豪脚列車に連結
再び豪脚列車に!

と、待っていたら来た来た、先ほどの豪脚機関車の方が引っ張る列車だ。 まぁ、いきなりは抜かれないでちょっと先頭を走った、というか当方のいつも通りの走りなら、そのうち抜かれるわけだ。 抜かれたら、ガンバってついていくわけ。 CX900 というシクロクロスな自転車(クロモリで重く、ブレーキも効きのよくないカンチブレーキ)に Power Tap という組み合わせを指摘され、「修行用の自転車で、これしか持ってない」と回答して、変態認定された (笑) ←まぁ、自分でもウスウスそうかな?という気がしていたけどナ。 また、コマ図スクローラについて聞かれたり、アレコレ話した気がするがすっかり忘れた。

豪脚列車のせいなのか、補給のタイミングの失敗?のせいだったかわからないが、ハラが減った。 チーム OneWay の方がチギれたので、当方の心もちぎれて豪脚の方に礼とコンビニ寄る旨を申し述べてコンビニに突入。 そこで、羊羹を一本補給してトイレを済まして出てきたら、チーム OneWay の方がスパゲティを食べていた。 「あー、スパゲティ食いたい!そういう手もあったな」と後悔しつつ、先に出た。

2011/02/26-12:32 なんか見た事がある景色
再び一人旅な写真

一人でしばらく走ると、「なーんか見た事がある風景のような…」といぶかしみながら走行を継続した。 そうだよ、「アタック日光 & ビーフ」と「アタック会津」のときに走った道だ。 どちらかだったか忘れたが、ここらで脚が回らず 20km/h も出ないで巡航したなぁと思い出した。 「今日はなんとか 25km/h くらいで巡航できている時間が長い」と、自らの成長をつかの間だけ喜んだ。

2011/02/26-13:47 こんどはスパゲティを食べようと意気込んだ PC2
スパゲティを食べた PC2

PC2 に入ったら、「アレ?見覚えのある自転車が…」と思っていたら、豪脚機関車な方の自転車で途中ミスコースしたらしい。 まぁ、当方もミスコースが多いのでヒトゴトじゃないが、当方に追いつかれるくらいだから、やっぱりミスコースって結構キビしいなぁ。 ミスコースは体力もともかく精神的なダメージがデカい気がする。 スパゲティを食べ始めるころ、「追いついてきてくださいね」とおっしゃって出て行かれた。 当方は自分の脚を知っているので、親しい間柄なら「寝ぼけちゃいけませんな」とか言いそうなくらいのタワゴトと受け取ったのだったが、そんなこと知らないもんな。

PC2 〜約 263km 地点の PC3 まで

PC2 でチーム OneWay の方のマネをしてスパゲティをかきこんでいると女性ブルベライダーな方が来た。 そう、上のほうの 06:27 の写真で一番手前(左側)の方が追いついてきたのだ。 ま、坂とかの様子を考えるに当方よりも前にいて当然の方なのだが F1 ピット作戦な当方が停止時間最小でたまたま前にいたに過ぎない。 さらに先を急ぐべく、補給を済ませたら、 PC2 を辞して走行開始した。 PC2 に向かっているブルベライダーな方とすれ違うときに手を上げて、ココロで応援した。 なんか一体感があって、うれしかった。 いつもは最後尾付近にいることが多いのだが、今回はやや早いほうのようでたくさんの方とすれ違った。

2011/02/26-14:08 信号のタイミングで追いついた
豪脚な風除け様 (笑)

PC2 を後にして、「次はあの女性の後ろを走れるかなー、朝は上りでちぎられたけど、平地ならついていけるかもー」とか考えながら走りはじめた。 すると、なんということだろう?豪脚機関車の方が信号で停まっているではないか! ラッキー、ということでしばらく二人のランデブー走行は続いたが、二人の逢瀬は長く続かない(笑)で、後ろから二人が追いついてきた。 その二人は、当然のことながら、当方を抜き去り豪脚な方も連れて行ってしまった。 夫を愛人に奪われた妻はこういう心境なのだろうか?などとバカな妄想をしながら、また単独走行を始めた。

2011/02/26-16:00 タイクツな平らでまっすぐな道
まっすぐな道

一人で走っていても、対向のブルベライダーと互いに合図を送りあって、当方は励まされた。 しかし、あるところから指定コースの復路が往路と分かれるわけなんだが、あとはねーヒマなんだよ。 道はまっすぐで、そこそこに走りやすいし、アップダウンもほとんどなくて走りやすいんだけど、なんかねー。

…で、わかったわけ、要するにツラいんですな。 上り坂に激弱な当方の脚でも 25km/h 近く、時々それより早く巡航できるのはいいんだけど、休めないのよ。 坂は上れば必ず下るわけで、その間は脚を止めて休めるわけ。 ところが、平地だとずっと漕いでいて休む暇がない。 信号は発進と停止があって加速というコストは当方にとっては小さくないけど、脚を止められないというのはなかなかにツラい経験だった。

そういう修行僧みたいな頭になっているところに、当ペイジの冒頭の日没の写真(国道 407 号熊谷大橋上からの日没)だ。 日が暮れたら、もうねココロの明かりも暮れちゃって、ミスコースしまくりだったさ。 当方の本領発揮だよね。 合計で 10km くらいはミスコースしたと思う。 ひょっとしてシークレット PC とかあったりして、ソレを飛ばしたりしたんじゃないかとちょっとビビった。 ずっと一人で走っていたので前後にダレもいないのかとか思ったし、ミスコースも一人で走っていたせいではないかと思ったくらいこの区間は長く感じた。 ほうほうのていで PC3 にたどり着いて、弁当をかきこんだ。

2011/02/26-18:11 PC3 までは遠い気がした
やっとたどりついた PC3

そうそう、ここはミニストップだったので、ブルベに参加して十回目にして初めてイスとテーブルで食事をした♪

2011/02/26-18:11 おいしそうでしょ?
初めてのテーブルでのお食事♪

PC3 からゴール(約 301km 地点)まで

PC3 を出て、しばらく走るとやっと朝通過した交差点に出て、忘れちゃっていたけど何度も通っているハズの道をゴールへ向かって漕ぎ漕ぎした。 しばらくは、 PC2 過ぎで豪脚機関車の方が連れて行かれて別れて以来 PC3 まで、誰とも会わなかったように、 PC3 を出てからもだーれも追いついてこなかった。 残り 20km を切ったあたりで三人が追いついてきた。 そのうちの一人は朝(上の 06:27 の写真で手前に写っている方)と PC2 でちょっとお話した女性の方だった。

当方のヘニョヘニョ脚はすでに売り切れていて、抜かれると思ったのだけど、皆さんガマン強い方々だったらしく当方が四人列車の先頭をノロノロと引っ張った。←シケインのようで抜けなかったという説も考えられる。 ゴールまで、あと 7km 弱地点の上鹿山交差点を曲がると最後の連続アップダウンがあるんだけど、最初の上り坂で抜かれて、ドンドン小さくなる三台分の尾灯を見送った。 視界から消えて見えなくなっても、漕がないとゴールできないので淡々と漕ぎ続け、ゴールできた。 ゴールすると先ほどのお三方が手続きをなさっていた。 ま、ちょっと離れていたけど PC2 の直後に考えた「朝の女性の後ろを走れるんじゃないかな?」というのは実現したともいえる。←風除けにしたかったんじゃないのか?>オレ

2011/02/26-20:25 ゴールで受付
ゴールの様子

ということで、コースがまったく違うのでなんともいえないが記録は 14 時間 25 分。 途中までタイムアウトの設定が 13 時間(それは 200km のタイムアウトだ←ココ嘲笑するところ)だと思ってビビっていたが、 PC2 で制限が 20 時間であることに気づいて安心した。 まぁ、とにかくゴールできて、下のような数字が残る。

ブルベスタートからフィニッシュまでの走行記録は以下の通り。
項目内容備考・他
走行305.04km10km くらいミスコースをしたが、今回はドンドン差異が縮まった
実走行時間2.24.07休憩や信号などで停止中は含まず、どうやら 10 時間で一周するメーターのようだ
平均走行速度24.6km/hさすが平地ブルベ
期間中最高速度52.2km/hきっと埼玉医大から南へと下る坂で出たな

フィニッシュ後

当日

フィニッシュの豊水橋を後にし、自宅のある飯能までの 7.5km をダラダラと漕いで帰った。 ゴールまではジャージで済んでいたが、もうモチベーションも上がらず、心拍も 120bpm を超えず、脚も回らず、寒かったのでヤッケを着込んで漕いで帰った。

PC2 前後に左ヒザ前面の痛みがあったがゴール前には痛くなくなった。 筋肉疲労による筋肉痛と、ヒザにかなり疲労感があり階段の上り下りはやや難儀した。

翌日 2/27

ヒザの腱痛がでた。 モモも筋肉痛になった。 朝はややヘンテコな歩き方になった。

しかし、夕方には疲労程度になり普通に歩けるようになったのでダメージは軽かった。 ということで 200km のときと同じ感じになった。

今回ダメージとして最も大きかったのは内臓だ。 食欲はそこそこにあるが、食べたあとの胸焼けとか、おなかの違和感など、補給はほぼ計算通りだったが、それを受け付けられるだけの内臓になってないようだ。

タイムマネジメントについて

ちょっと残念なのは、ラーメンやギョーザ、それにゼリーフライなどのおいしそうなモノには一切手を出さずにコンビニメシだけで済ませたことだ。 当方の場合、進行速度が計算できないので、グルベ(グルメなブルベのことらしい)ができないのだ。

すなわち、実績としてBRM 703 埼玉 400 スーパーアタック奥志賀→ PC4 でタイムアウト DNF | BRM724 埼玉 600 アタック北信→ PC4 でタイムアウト DNF の二本があった。 一方で 600km について、BRM605 埼玉 600 アタック会津→ 33 時間 49 分 | BRM1002 埼玉 600 アタック日本海→ 32 時間 45 分、と 100km あたり 6 時間を切る速さで走りきれることもある。 タイムアウトの陰におびえて、いつも「崖っぷちな気分で走っている」ので、自信がなく、自分のことを早いとも思えない。 グルベにできないのはそういうことかなと。

たとえばBRM605 埼玉 600 アタック会津の場合は 100km あたり 5 時間 38 分計算となる。 タイムアウトになるときは 100km あたり 6 時間 40 分だ。 すなわち 100km あたりでタイムアウトペースよりも一時間以上早く走りきれるときもあればダメなときがあるってことだな。 まぁ、その差は 10km あたりで比較すれば 6 分、 1km あたりで 36 秒だから小さいとも言える。 時間差だとわかりにくいなら時速ペースでみれば 17.75km/h と 15km/h でその差 2.75km/h とやはり小さい。 タイムアウトになるときよりも一時間走って 3km も先を走っていないということなわけだ。 ちょっとトラブルがあるとこの貯金を使い果たすことを考えるとまだまだ崖っぷちであることを再認識するのだ。

さらに続けると 17.75km/h で一時間走行している人を 15km/h で追いかける人がいるとする。 一時間後には先行車は 17.75km の地点にいるわけで、その場所で 11 分待てば追走車が到着するわけだ。 それしか差が開かない。 すなわち 17.75km/h で五時間半走ってやっと一時間の貯時間だ。 タイムマネジメントについて考えてみた。 ブルベは摂食マネジメント、タイムマネジメント、体調マネジメントいろいろ楽しめる。

考察

失敗

十回目のブルベだ。 失敗したと思うことを書いてみたい。 詳細は箇条書きの下に記述。

  1. エネルギー補給…内臓がついていけなかったようだ
  2. 前日の睡眠…結局二時間くらいウトウトしただけだった

エネルギー補給について

どう、鍛えるかはわからないが翌日に食欲の異変や、胃のむかつきなどがあったので、もっと内臓を疲労させずにエネルギー補給できるといいと思った。 一応、計算では 7000kcal くらい使う予定で、補給を、水分とあわせて 1500kcal くらい、食べ物で 2000kcal くらいと考えた。 実際の消費エネルギーは予想の 7000kcal に対して、平地だったせいか 5400kcal と大ハズレで予測は再検討の必要がある。 食べ物では 1500kcal くらいしか食べられず、もっと食べられないとイカンなーという感じだ。 ただ、この問題は実は睡眠不足からくるのではないかともちょっと考えている。

前日の睡眠について

前の夜に睡眠が取れないことは、ブルベでは致命的になりやすそうだ。 当方は酒に弱いので、酒でもくらって、さっさと寝るという手も考えてみよう。

成功

成功したと思うことを挙げてみよう。

  1. 足保温…気温が想定よりも高く断熱材だけで済んだ
  2. 走行法…一人で走っている時間は長かったが、出力をあまり上げずに走行できた

足保温について

当方としての画期的な足保温方法を使わずに断熱材だけで済ませた。 朝は少々冷たい気がしたが、昼間の気温も高く意識に上らないで済んだのは成功だといえよう。

走行法について

当方は通常はコバンザメ型で列車に寄生してついていくことをよくするが、今回は PC1 前後ちょっとと PC2 直後のちょっとくらいに乗車したが、ほとんど列車にのらなかった。 というか、乗れなかった。 平地がメインなので、上り坂のような高い出力を出さなくてはならないなどと気にせず、出力を抑えて淡々と走ることでトータルとして早く走れた。 ただ、 175W は当方にはややオーバー出力なので、もう少し出力を絞ったほうが良かったかも。 150W くらいならもっとラクだったかもしれぬ。

結びに

ずいぶんとミスコースをしたがなんとかゴールできてうれしい。 次は昨年と同じようなコースの 400km で、成長したかどうかが確認できるコースだと期待している。

長丁場のブルベを支えてくれているスタッフ、各列車の方々に感謝の念をささげる。

思いつくところを追加してみたいと思う。 意見・感想も歓迎だ。


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