当方はロードバイクを持っていないが、 2010 年と 2011 年に CX900 というシクロクロス用自転車で、一応 SR (SuperRandonneur) という、 200km,300km,400km,600km を制限時間内に走りきった人の称号を当方も自称できるようになったことがあった。
2012 年には骨髄移植ドナーを 2013 年には DLI ドナーを 2014 年には二回目の骨髄移植ドナーを体験した。 この過程で、トレーニングできない期間がソレナリにあった。 気分的にはトレーニングはキツいので怠惰な生活をして幸せではあったが、持久系の運動である自転車に乗って長距離走るという力を大きく落とすことになった。 しかも、やっと向上させた持久力を落としたわけで回復というのもおこがましいがモトに戻った気がするので、これから再び向上させるということだ。 また今年 2014 年も SR (SuperRandonneur) を自称できることを目指したい。
一応、シリに大ダメージだったが、一ヶ月ほど前に 400km を走りきれた。
約一ヶ月前のブルベは 400km で、時間も 21 時間かからなかったし、脚はあと 200km を 12 時間といわれて走れそうなくらい余裕はあった。 しかしながら、シリの皮がムケて、完全に治るのに 2 週間を要した。 三日くらいは、血だったり血漿だったり、体液がにじみ出ていた。 そんなんだから、おパンツがシリにはりついたり、ズボンにシミをつくるなどしていた。 以前からスレて、ブルベや長距離ツーリングの後などにシャワーを浴びたりすると、しみて痛かった。
実のところ、こういうことは予想できていたので、従前はパッド付きの下半身の自転車ジャージを履く前に、スパッツ型の水着を履いていたのだった。 希望としては、すれるところは尻の皮じゃなくて、水着と自転車ジャージの間というのを期待したのだった。 これで、ほとんどはうまくいっていた。 ハッキリとした例外は 2012 年の BRM707 埼玉 600 アタック磐梯山だった。 2012 年の BRM707 埼玉 600 アタック磐梯山では、 PC3 にも到達せず、脚は残りを走る分くらいは多分残っていたが、シリが痛くて残りを走りきれるほどではないと考えて、リタイヤを選んだ。 早めにリタイヤを選んだため、シリの皮のダメージはズボンにシミを作るほど大きくはなかった。
約一ヶ月前のアタック三保では、初めて水着ナシでチャレンジしたら、多分自転車ジャージのパッドの縫い目がスレて皮がむけた。 今回は二重に対策をしてみようと思う。 その一は、水着復活だ。 その二は、テーピング用粘着テープだ。 要するに皮膚を保護強化するってなところだ。 肌が弱いので、後で痒くなりそうだが、ムケて出血するよりはマシだと思う。
ハンドル周りは前回のままにしてあるので、そのまま使うつもりだった。 ところがだ! コマ図は提供されないようだ。 キューシートのみの提供ということで、キューシートだけで走行することになる。 こりゃー、当方の得意技であるところの、ミスコースやロスト多発が予想されるわい。
解説すると、左前方の黄色いのは、パワータップのロガー(記録装置)だ。 このロガーの表示は上から、パワー、心拍、ケイデンス(回転数)が便利であることがわかったので、そうしている。 パワータップのロガーに手前の黒いのは、速度と走行距離を表示させている。 個人的好みでずっと有線タイプを使っている。 中央は GPS 端末で Colorado300 というものだが、電池をバカ食いするので、コマ図で道を追えなくなったときに確認するために使うのでなるべく使わない。 …といっても、一ヶ月前の 400km ブルベでだって、最後の PC のあと、当方の得意技であるところの「道に迷った」ときに活躍したがね。 GPS 端末の右隣がキューシートだ。 あと、ハンドル右の端っこに後方を映す鏡をつけている。 この鏡は後ろに自動車が来たりしてないか見るのだ。 上り坂で道の真ん中をふらついているときもミラーをちょくちょく見て自動車やオートバイが来る前に左に寄ればいいわけだ。
また、今回もサドル下に輪行袋をつけた。 シリのスレ具合で使うかどうかが決まった。 使わなくて済むよう願った。
下の図のように走るわけだ。 今回の目標はラクに走ること。 それには前回のブルベで成功したケイデンスを下げることが有効だったといえる。 そうやって、出力を下げ、ラクに走り、ここぞというところで、回転を上げるなどして出力を上げるようにしようと思う。 前回成功したので、標準的に 150W くらいで走るようにして、上り坂でも 180W-200W くらいを目標としよう。
完走できた。 時間は 31 時間 57 分だった。 かなりミスコース(たぶんトータルで 20km 近くミスった)したのとキューシートの確認で立ち止まって見るなどの時間のロスを考えると、すばらしい高速走行ができたといえる。 っつうか、コマ図スクローラをつかって、当方ではありえないことだがミスコースしなかったら 30 時間を切れたかもしれないくらいだ。
ま、たら・ればを語ればいくらでもあるが、今回の目標であるシリを痛めず完走するという目的は概ね達成できたといえる。 この方向性は間違っていなかったと思われる。
今回もスタート地点で車中泊してスタート直前に起きだすことにした。 前回の車中泊で敷物一枚では寝心地が悪くて、ちょくちょく目が覚めたが、今回は二枚にしてみたらちょっとマシになったので目が覚める回数も減った気がした。 スタート地点には 0 時ごろ到着で準備のために起きだしたのが 5 時でもうちょっと寝たかったな。
目を覚ましてモゾモゾしていたが、もう眠れないと考えて起きだした。 起きて、朝食をとり、トイレに行って軽量化して、着替えをすると受付が始まった。 けっこうな雨が降っていて、この中を漕ぎ出すのかとちょっと DNS (Do Not Start) を考えた。 しかし何のために、仕事を調整して休みを取って 150km かなたからクルマを運転してココへきたのか?と自問すれば、体調は悪くない今の状態で DNS という選択肢は選びたくなかった。
2014/06/28 06:49 ブリーフィング中っつうことで、自転車をクルマから下ろすなどしていたら徐々に雨は弱まって、ブリーフィングのときには雨は一旦はやんだ。 そう、一旦やんだのだよ。
スタートしたら、サングラスに小さい水滴が… そう、また降り始めた感じ。 カッパを着ているひとが多かったのだけど、雨に濡れても寒くない程度に漕げばよいとばかりに自転車ジャージのままで走り出した。
2014/06/28 07:17 ブルベライダーそう、 AJ 群馬のブルベに出走するのは二回目なんだけど、いきなりキッツい坂があるんだよね。 一ヶ月前のアタック三保では前のギア三枚のうち真ん中と一番大きいのだけ使って、一番小さいのは使わないで済んだのだ。 しかし、今回は違う。 前のギアの一番小さいのを使わないとケイデンスが落ちすぎて、かえって疲労が増す気がしたので、使用に踏み切った。 なーんだ、一番小さいの使うとラクじゃん! …遅いけどなっ♪
2014/06/28 07:19 ブルベライダーということで、前ギアの真ん中と小さいのを使ってヘコヘコ漕いだ。 あっという間に暑くなるんだな。 カッパを着ている人が多いんだけど、暑くないのかなーといつも思う。 当方の場合、漕ぎ出しから 10 分くらい寒いけど、出力をアゲ目にすることで、雨に打たれるとキモチいいくらいになるんだけどね。 あちこち痛くならなければ、夏の雨はそんなにイヤじゃない。
2014/06/28 07:31 ブルベライダー見たことがあるような景色の中を、うちゅう(雨中)ライダーとなって水を切りながら走った。 最初のキッツい坂を越えるとヌルい登りになって平坦目な感じになった。
2014/06/28 07:32 ブルベライダー誰かの後ろにつこうかなと思ったが「のんびり新潟」でしょ? もし、ごぼう抜かれしたら、その列車に飛び乗ろうと思ったが、高速列車は来なかった。
2014/06/28 07:46 ブルベライダー走り出して 30 分以上経つと脚もボチボチ回るようになってくる。 そろそろ警戒域でパワータップのロガーで出力を見てないと、アホみたいに回転を上げてガンガン出力も上げかねないため、ゆったり一定出力を心がけた。
2014/06/28 07:47 休む?ブルベライダー多くの人がカッパ着てるもんだから区別がつかないので同じ人が写っていたらゴメンょ>誰とはなく
2014/06/28 08:10 ブルベライダー後でわかったのだが、この辺の区間で他のブルベと同じ区間があったようで群馬でないところのブルベの人も写っていると思う。 そーいや、ブリーフィングのときに、「他のブルベの人についていくな」と言っていたなぁと帰ってきて思い出すのだった。
2014/06/28 08:33 ブルベライダーセンターラインのある道や細い道など通ってだんだん山の中に入る感じがした。
2014/06/28 08:40 ブルベライダー抜かれたり、抜いたりしたときに撮影するわけだけど、抜かれる時の速度差が大きいときには撮影は間に合わないな。
2014/06/28 08:50 ブルベライダーということで、写真が載っていて都合悪い人は指摘ヨロシクです。
2014/06/28 08:56 ブルベライダーで、だねー、多分下の写真のブルベライダーは間違いなく群馬のブルベのライダーじゃないんだな。 ってのは、ついていってミスコースしたよ。 ブリーフィングで言われていたのにね、我ながらトンマだと思うわ。
2014/06/28 09:19 ブルベライダーPC1 の写真を撮るのを忘れた orz たぶん 10 時ごろ到着したのだろう。
今回もおよそ 20km 毎にミニあんぱんを食べていたので、牛丼屋を期待して、ここではシュークリームとグレープフルーツジュースだけにした。 シュークリームとグレープフルーツジュースだけだって 400kcal 以上はあるから、あんぱん 3 個分以上のエネルギー補給にはなるんだよね。
2014/06/28 10:02 PC1 で食べたものPC1 のあたりは路面が乾いていて、まだ降っていないようだったが、出発するときにポツポツ来ていた。
2014/06/28 11:03 ブルベライダーなんか、降り始めの場所に追いかけられているようでもあった。 時々大雨の中を通り、小降りになり、乾いたところを走り、また雨の中を走るというような感じだった。 イメージとしてはほとんど雨の中を走っていて、時々降ってないところがあったという感じだ。
2014/06/28 12:08 PC2到着この区間は心理的に長かった。 レーション(行動食)として背中に挿していたあんぱんもなくなりつつあった。 途中で買い足したくなった。
2014/06/28 12:15 PC2 で食べたものなぜか、ここのセブンイレブンではシュークリームがなかったのでエクレアにした。
2014/06/28 13:01 ブルベライダー市街地でブルベライダーに追いついた。 最近では珍しい感じ。 というのも当方は加速が悪いので、市街地で信号の停止と発信があるとかなり遅くなるからだ。
2014/06/28 14:16 牛丼ようやく待ち望んでいた牛丼屋があった。 しかし、残念ながら豚丼はなかった。 仕方ないので牛丼を頼んだ。 なんと、ここで食べていたら、ブルベライダーが一人店内に入ってきた。
2014/06/28 14:24 PC5 の近所に住んでいる方の自転車店内に入ってきたブルベライダーは新潟の人で PC5 から 5km くらいのところに住んでいるそうだ。 だから、このあたりも地元みたいなもので、ここに牛丼屋があることを知っていて、ここに来たということだった。 当方の場合は牛丼屋があったら入ろうみたいな感じで、ないかなー、ないかなーと思いながら走っていたので、知っているってのはかなりアドバンテージがあると思う。
2014/06/28 15:38 デイリーヤマザキであんぱんと飲み物購入牛丼屋を先に辞して走っているとデイリーヤマザキ発見! ここでミニあんぱんを購入して背中のポケットに挿すことにした。 レーションが完全になくなる前でよかった。 ここでも路面は乾いていたのに買い物している間に雨が降り始めた。 雨雲を引き連れて走っていたみたいだ。
2014/06/28 17:40 PC3 到着約 250km を 11 時間弱とかなりいいペースで走ってきたが、これから日が暮れるとミスコースとキューシートの文字が読めなくなって立ち止まって読むようになりペースががっくり落ちると想像された。
2014/06/28 17:48 PC3 で食べたものさっき牛丼食べたばかりな気がするが、豚肉を食べたいと思い豚肉のついている弁当を買って食べた。 いやー、なんか豚肉もうまかったがチキンの揚げ物もうまかった。
2014/06/28 18:27 ブルベライダー明るいうちに撮影できた最後のブルベライダーが上の写真だ。 このあと日が暮れて、暗くなったんだけど、ミスコースはするわ、メインの前照灯に使うほうの懐中電灯が壊れたことが発覚したわでダメな区間だった。 常時点灯にならないザンス。 点滅にはなるんだけどねー。 帰ってきてわかったのだけど、この懐中電灯は防水なつくりなんだけど、水がしみこんで内部のどこかが短絡していたようだ。
2014/06/28 20:45 PC4 到着もうね、暗いもんだから写真も撮れないことよ。 ミスコースしまくりで PC5 にたどり着けないかもと思った。 でも幸いにして一緒に走ってくださる方がいらしたので PC5 までなんとかたどり着けた
2014/06/28 20:54 PC4 で食べたものPC4 を出て道に迷って、コースに戻ったときに傍を通過したライダーにはちぎられてしまったので、しばらく走っていたら海岸沿いを走った。 初めて日本海を見た。 夜だったんだけどね。 明るいうちに日本海にたどり着いたことないんだよな。 ただ、雨が降っていたのでいつもは真っ暗な海も雨で海面がナメらかでなくなっていて、イカ釣り漁船の光がうっすらと映りやや明るくなっていた。 陸地の部分、浜とか防波堤とかが真っ黒な状態で浮かび上がった。
2014/06/28 22:26 海底トンネルそうして自転車は車道を走れないので歩道を通過するトンネルに到達した。 このトンネルは音楽が流れていて、なんか近未来を感じさせるトンネルで、宇宙船の中のような不思議な空間だった。 あまりの異空間ぶりにちょっと怖かった。 しかも、夜で、外は雨なのに、なぜかトンネルの歩道でジョギングをしている人が何人もいてビックリ。 雨を避けてジョギングするにはいい場所なのかも。
2014/06/28 23:00 PC5 到着およそ 36km を二時間ちょっとと大幅にペースを落として PC5 にたどり着いた。
さて、この 100km がもっともキツそうな区間だと思っていた。 一人で走り、ミスコースの危険性が高く、かつ頭もボンヤリしてくる時間帯だ。 ココまでウィンドブレーカを着ずに来たが、そろそろ出力も下がって雨に濡れているとさすがに寒くなってきた。 そう、出力を上げられなくなってきていて寒いのだ。 ウィンドブレーカを引っ張り出し、着こんで出発だ。
2014/06/28 23:09 PC5 で食べたものでまぁ、こいでいると時々駅が見えるわけだが、 DNF しようかなーとか思ったりした。 しかしながら、すでに終電はないわけで、じゃぁこのまま進行するのがマシかと漕ぎ続けた。 そのうちヘロヘロでめまいがするようになってきた。 これは危険だと思い仮眠をとることを思いついた。 橋の下か、電話ボックスか、自動精米所か。 ふとみるとバス停があった。 そう、雪国のバス停は屋根があってしっかりしたところが多い。 ということで、自転車を停めて、バス停のベンチに座って気絶した。
2014/06/29 04:44 仮眠バス停その1どれくらい、気を失っていただろうか。 ロガーの記録によるとおよそ 25 分ほどだ。 意識が戻ってきたので、再び漕ぎ始めた。 そして、 PC5 を出て 100km。 およそ 6 時間半かけて、やっとこ PC6 にたどり着いた。
2014/06/29 05:39 PC6 到着そして、本日のメーンイベント三国峠を越える国道 17 号の登りがこの区間にある。 相変わらず雨の中を走っていてウィンドブレーカを着ていても寒い出力も上げられぬ。 でも進むしかないということで、再び自転車で漕ぎ出した。 また、この区間は登るし、道のりも長いのでガッツリたべた。
2014/06/29 05:48 PC6 で食べたものところがだ。 再び睡魔が襲ってきた。 そこへバス停。 雨宿りもかねてバス停に腰を下ろして、また気絶した。
2014/06/29 07:38 仮眠バス停その2ロガーによれば気を失っていた時間はおよそ 5 分程度。 ところが、意外にスッキリきた。 しかも、雨が上がっていた。 気分一新、漕ぎ出した。 そーいや、この辺に牛丼屋があって、以前寄らなくて後悔したような気がすると思った矢先に牛丼屋が目に入ったので迷わずよった。 メニューにコーヒーがあることに気づいた。 ここで、カフェインドーピングだ。
2014/06/29 07:50 牛丼とコーヒーしかしながら、ここでも豚丼がなかった。 まぁ、でも大根おろしがついている牛丼があったので、消化を助けることも期待して大根おろしの乗せられる牛丼を頼んだ。 普段コーヒー、お茶、コーラなどカフェインの入っているものをほとんど摂らないので効いてくれると期待して、味もわからず飲み干した。 三国峠までの上り坂でパワーが復活したのはこのコーヒーのおかげだと考えている。
2014/06/29 10:16 いつも寄るトイレ国道 17 号を走るのは下りが二回、今回は登りだが三回目だと思う。 三回目もこのトイレによった。 ま、お約束ということでね。
2014/06/29 11:03 三国トンネル通過日本海側から国道 17 号を登ってくると、トンネル群は三回ある。 毎回トンネルの前は雨降りでトンネルを抜けると雨があがって、次のトンネルに近づくと雨が降るという感じでそれを繰り返した。 しかも、最後のトンネルに入る前にはスノウシェッドがあって登ってきたのにけっこう下るんだよな。 「オレの獲得してきた位置エネルギーを浪費させるなー」とココロの中で叫んだのだった。 ロガーの記録限界に達して、記録はこの辺までだ。
2014/06/29 11:48 さわやかな空正午ちょっと前、ついに三国トンネルを抜け、本州の太平洋側へ抜けた。 さわやかな空だった。 ここから、すいーっと気持ちよく下った。 汗は雨にソレナリに流されていたが、やっぱり濡れていてキモチわるかった。 しかし、スッキリ乾いたよ。 これからは街中を通って、らくらくゴールまでと思った。
ところが、甘かった。 とある十字路で、右に曲がった。 イキナリ坂だよ。 しかもキツい。 さらに行くと登坂車線もある。 登坂車線があるってことは長さもけっこうある。 ってことで、せっかく乾いたジャージも汗でびしょぬれ。
2014/06/29 12:36 PC7 到着でも到着時刻をみるとスゴい勢いで登ってきたのだなぁ。 ロガーで記録できていないのが残念だが、大出力記録はここで出たんじゃないかと思うくらいガンバった。
もう、あと 40km だから、ここで水を買うのはヒッジョォ〜〜にシャクだが、水ナシでゴールまでたどり着ける自信もない。 仕方ないので、水を買った。 ココへ来るのにキッツい峠があったので、もう一発あってもおかしくないということで、コーラでこのブルベ二回目のカフェインドーピングっ!
2014/06/29 12:45 PC7 で食べたもので、食べてるときに気づいちゃった。 ひょっとして、あと二時間で 40km を走破できれば 32 時間を切れるンじゃね? ということで、土砂降りや、降り始めの中をガスガス漕いで 14:48 ごろゴールに飛び込んだ。
当方がゴールしたとき出走者の 1/3 くらいが DNF だと聞いた。 まぁ、わかるわ。 新潟でも、長岡市内でも、小千谷の駅前でも、越後湯沢の駅傍を通過するときも輪行で高崎に帰ればラクだよなーと思ったし、雨で当方と同じようにシリがヤられちゃった人とかもいたのではないかと。 。
往路は 4 時間ほどだったが、復路は 7 時間かかった。 しかも、気づいたら全然違うところを走っていた。 これには恐怖を感じたので、クルマを寄せて身体を横たえた。 が、カフェインドープ(といっても PC7 で 500ml のコーラを飲んだだけだけどね)をしているので、眠れない。 一応 30 分くらい、眠れないまでも目を閉じて横になったらちょっとスッキリした気がしたので、運転を再開した。
途中でお弁当屋さんによって弁当を食べながら進行した。 当方、食べてるときは少し目が覚めるのだった。
身体のダメージは、シリはキネシオテープのおかげで傷なし。 股間はキネシオテープがはがれちゃったんだな。 だってさ、ほらイナリはしわしわでイマイチ張り付きが悪いし、ケもあるしねぇ。 ということで、股間の方は要検討だが、尻の皮強化計画は成功といえた。
他にはヒザの裏のスジのところがすれて体液がにじみ出ていた。 かさぶたになって今週末 7/5 のブルベではここにもキネシオテープ貼ろうと思った。
脚は疲労していたし、睡眠不足だったが、出勤した。 打ち合わせでは気絶したような気がする。
翌々日以降も徐々に疲労は抜けているようだったが、とにかく眠かった。 脚も通勤の自転車でだんだん回るような感じではあったが、やっぱり完全復調とは言いがたかった。
200W を超える出力をほとんど使わなくてもコレだけのペースで走りきることができる。 というか、パワーを見ながら走るってのはある意味、ゲームでいうチートみたいな気がしてきた。 当方のようなバカは、走りはじめにはむやみやたらと出力を上げたがる傾向にあり、後半タレタレだ。 しかし、前半を抑えれば後まで脚を残すことができる。 自分の能力を知って、出力も見栄を張らずに身の丈に沿った出力で走ればソコソコにいけるものだ。
パワーレコード今回のブルベでの最大の目標であった尻の皮のダメージ対策は成功といえよう。 特に雨のブルベでは、水分で柔らかくなっているところに擦れていると当方の軟弱な皮膚はすぐにムケちゃうんだな。 だから、以前はスパッツ風水着を履いてシリの皮と水着は密着してもらって、水着と自転車ジャージの間が擦れればいいと思ったわけだ。 雨に降られないブルベではそれで済んでいたが、雨に降られると全部シリがやられてしまっていた。
だから今回は右に挙げているような伸長するタイプのキネシオテープを貼った。 場所はというと前回のブルベであるアタック三保でキズができたところに貼った。 結果にも書いたが、時間が経って粘着したところがちょっと痒くなったが日常生活に問題があるほどでなく成功といえる。
課題も残った。 過去に時々すれたことがあった場所、モモや股間やヒザの裏のスジのところなどはヒリヒリしたりカサブタができたりしたので、これらの場所もテープで保護することで皮膚をナンチャッテ強化できると思われる。 今週末には、埼玉のブルベである BRM705 アタック日本海が控えており、天気予報は雨だ。 今回の結果と考察をモトに改善実験をするには最適のタイミングだ。
他の課題としてはシリのような大面積でなく、股間のようなところは貼りにくいというものもある。 しかも、シワがあったりして粘着しにくいしねー。 毛もジャマだが、さすがにそこを剃るのは抵抗がある。 でも、剃ったほうがいいのかなぁ。 試す過程で剃ったほうがよさそうだったら、いつか剃って見るかも。
漕いで放熱できれば雨は当方にとっては快適だ。 今まではシリなどが擦れることがイヤだったが、テープで強化することで問題がなくなるなら、当方は雨を味方につけられるようになる。 もし、コレをお読みの貴方がシリやモモがすれて、 DNF するようなら試してみるのはどうだろう? あるいは貴方なりの改善点があってよりよい結果になるなら当方にも教えてもらえるとうれしいな。
いずれにせよ、こういう伸長するタイプのキネシオテープを近所のドラッグストアなどで購入して貼ることで、柔肌を守ることができると思われるので、試してみてくれ。 なんだったら右のリンクから購入してもいいよ。
いやー、予想通りミスコースをイッパイした。 コマ図に慣れていたので、キューシートで走ったのは初めてのブルベ以来だ。
帰ってきて思ったのは拡大コピーするとか何か方法があったんじゃないかということだ。 夜間では小さい字は読めないので立ち止まってじっくり確認する必要があった。 でもって、ミスが発覚するとぐるぐる迷って GPS がなかったら走りきれなかったと思う。 また、いいタイミングでブルベライダーが通過したんだな。 途中でちぎられたけど、ついていく途中で自分がキューシートのドコにいるのかがわかって助かった。
脚はまだ 100km くらいは走れると思った。 そういう点で自分で自分自身の成長をちょっと実感した。 また、最大の弱点である肌が弱いことについても多少なりとも改善の糸口が見えたような気がするのもちょっとうれしい。
長丁場のブルベを支えてくれているスタッフ、当方のようなヘロヘロ自転車乗りに登り坂で付き合ってくださった何人ものライダー、雨の中一緒にはしってくれたライダーに感謝の念をささげる。
思いつくところを追加してみたいと思う。 意見・感想も歓迎だ。
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